台湾、南沙諸島の領有権改めて主張

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南シナ海の領有権をめぐり、フィリピンが2013年1月に領有権を主張する中国を相手取り、「国際法違反だ」と訴え起こした国際仲裁手続きについて、常設仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)が7月12日、南シナ海をめぐる中国大陸の権利主張を認めない裁定を公表した。

判決では、台湾が実効支配する南沙(スプラトリー)諸島の太平島について、「島」ではなく「岩」だとしている事から、台湾の総統府は同日、「受け入れられない。中華民国(台湾)には法的拘束力がない」と主張した。

これを受け、海軍の康定級フリゲート「迪化艦」は予定よりも1日早い13日、南シナ海でパトロールを行うため、台湾南部・高雄の左営軍港を出発した。出発前には蔡英文総統も乗艦し、「今回の任務は、国益を守る台湾人民の決意を示すものだ」と乗組員らを激励したほか、仲裁裁の判決は「わが国の南シナ海の島嶼(とうしょ)とその関連海域に対する権利を大きく損なった」と指摘した。

出発前に海軍の「迪化艦」に乗艦し乗組員らを激励した蔡英文総統(提供:中央社)

出発前に海軍の「迪化艦」に乗艦し乗組員らを激励した蔡英文総統(提供:中央社)

また、馬英九前総統も16日、同島での主権や海洋権益の確保に向けた提言を蔡英文政権に対して行ったという。この提言で馬前総統は、できるだけ早く太平島に領海や排他的経済水域(EEZ)などを設定して公表するよう内政部に求めたほか、同島の滑走路の延長や、海外主要メディアへの意見広告掲載などを提案しているとしている。馬前総統は退任直前の同年1月に太平島を視察したほか、3月には海外メディアを同島に招待して「島」であることなどをアピールしていた。

蔡英文総統の対応としては、19日に行われた就任後初となる国家安全ハイレベル会議で、複雑な南シナ海問題に取り組むには、国際法に基づいた平和的解決のほか、多国・地域間協議に台湾を加える事、関係各方面には南シナ海における航行と飛行の自由を守る義務がある事、中華民国(台湾)は、争議の棚上げと資源の共同開発による紛争の解決を主張する事などの「4つの原則」を関係各方面が守る必要があるとの考えを示した。

さらに、蔡総統はこの4つの原則のもと、関係省庁に対し、漁業権の保護や護衛能力強化による漁業操業の安全の確保、関係各方面との対話や協議の推進、海外の学者による、南シナ海・南沙(スプラトリー)諸島の太平島での科学研究の実施、同島を人道支援センター、補給基地とするための国際組織との連携、海洋法分野での人材育成などを指示した。

なお、20日には台湾の与野党の立法委員8人が、太平島を訪問し、改めて領有を主張した。8人は空軍のC130輸送機で太平島を訪れ、約3時間滞在。島内を視察し、「岩ではなく、間違いなく島だ」と改めて強調した。

野嶋剛氏×前原志保氏 書籍刊行記念対談を開催

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野嶋剛氏×前原志保氏 書籍刊行記念対談を開催 はコメントを受け付けていません。

野嶋剛氏と前原志保氏は7月7日、八重洲ブックセンター本店8F ギャラリーで「台湾とは何か」(野嶋剛著、ちくま新書刊)と「蔡英文 新時代の台湾へ」(前原志保訳・白水社刊)の刊行記念として、特別対談を行った。

対談を行った野嶋剛氏(左)と前原志保氏

対談を行った野嶋剛氏(左)と前原志保氏

当日は、朝日新聞台北市局長を務め、蔡英文氏への取材経験をもつ野嶋剛氏と、蔡英文氏の日本初の著書である同書の監訳を務め、李登輝政権以降の台湾政治に精通する前原志保氏の対談という事で、台湾の政治などに興味を持つ来場者でほぼ満席となった。

同イベントでは、両書執筆の裏エピソードや、台湾政権交代の舞台裏と現在の台湾の全体像の解説、今後の日台や中台関係についてなどが語られたほか、対談後には質疑応答や、書籍購入者を対象にしたサイン会も行われた。

対談ではまず、前原さんがなぜ翻訳するに至ったかのプロセスについて説明。翻訳を担当したいという思いから、蔡総統のFacebookに直接履歴書を送り、台湾関係者にどのようにすれば蔡総統と繋がれるかなどを尋ねるなど、自ら積極的なアプローチをしたという。結局のところ、文学関係の翻訳をしている知り合いの翻訳者から「私たちは政治ではないのでやってみたらどうか」という話が舞い降り、短い期間で翻訳作業を行い、蔡総統側の細かいチェックを経て、5月20日の総統就任式という奇跡的なタイミングで刊行に至った。

野嶋氏は「蔡英文 新時代の台湾へ」について、「政治家が自分の選挙のために書いた本というのは面白みがない事が多く、大体が歴史に残る本にはならない。しかし、この本は、これは歴史に残る本になるのではと思う位、書き込んであった。選挙のための本でもここまで書いてしまう蔡英文はすごい」と話した。

また、前原氏自身は、「野嶋さんの本にも書いてあるが、蔡総統は思ったよりつまらない人というイメージが強い。これは、誠実に問題に立ち向かおうとするときに言葉を選び、それが結果的につまらなくなるということだろう」とした上で、「しかし、この本に関しては、何回も練っている事もあり、蔡英文のユーモアも組み込まれている」と紹介した。

一方、「台湾とは何か」の執筆について野嶋氏は、「台湾に関する書籍は、この4、5年で急速にメジャー化した。これだけ日本で台湾に対する関心が高まっているのにも関わらず、台湾の事を相対的に紹介する本というのは無かった。この断絶を埋めたいという希望があり、この本を執筆した。元々、日本にとってタブーでありマイナーな存在であった台湾の政治。そこを変えたかった。今の台湾をきちんと掴み、中立な立場で台湾を伝えたかった。これがこの本の大きな目的だ」とした。

この野嶋氏の発言について前原氏は、「野嶋さんのこのような本が無かったというのは、研究者をやっている私たちにも問題がある」と話し、「私たちの中で常識だと思われている事が、一般の人たちには伝わっていないという事を野嶋さんの本を読んで感じることができた」とコメントした。

「台湾とは何か」(野嶋剛著)と「蔡英文 新時代の台湾へ」(前原志保訳)

「台湾とは何か」(野嶋剛著)と「蔡英文 新時代の台湾へ」(前原志保訳)

台湾の主体性確保!米参議院が「6つの保証」を再確認する決議案可決

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台湾の主体性確保!米参議院が「6つの保証」を再確認する決議案可決 はコメントを受け付けていません。

 

米議会上院は現地時間7月6日、「台湾関係法」と台湾に対する「6つの保証」は米台関係の重要な基礎である事を再確認する第38号両院一致決議案を全会一致で可決した。台湾の外交部と駐米国台北経済文化代表処は米議会上院が同決議を可決した事に対し、歓迎と感謝の意を表示した。

同決議案は、共和党のマルコ・ルビオ上院議員によって今年5月に提出され、6月には上院外交委員会を通過。さらに、下院版は昨年10月に同党のスティーブ・シャボット下院議員により提出され、下院外交委員会と下院議会で可決されていた。台湾メディアによると、6つの保証が記載された案が連邦議会を通過したのはこれが初めてだという。

マルコ・ルビオ上院議員は6月24日、蔡英文総統と米マイアミで会談を行っており、その際に、米国の国会は継続して台湾と台湾人の表現を支持していると強調。軍事方面では、引き続き台湾の自主防衛能力を支持するとした上で、「台湾の様々な脅威と自身の主権を守るための最善の方法に直面させられるように台湾を支持し続ける」と語っていた。

台湾に対する支持を語る共和党のマルコ・ルビオ上院議員(提供:中央社)

台湾に対する支持を語る共和党のマルコ・ルビオ上院議員(提供:中央社)

このたび可決された決議案内の「6つの保証」とは、1982年に当時のレーガン政権が台湾側に示したもので、1・台湾への武器売却の期限を設けない、2・台湾への武器売却について中国大陸と事前に協議を行わない、3・台湾と大陸の間の調停を行わない、4・台湾関係法の改正に同意しない、5・台湾の主権に関する立場を変えない、6・北京当局と協議するよう台湾に圧力を加えない事を保証している。なお、決議案は連邦議会の立場などを示すもので、法案と異なり法的拘束力はなく、6つの保証が米台関係の基礎であることを公開・確認すべきだとし、米大統領と国務長官に働きかけるものだという。

一方の「台湾関係法」は、1979年の断交後の米台関係のあり方などを定めた米国の国内法。米国は同法に基づき台湾との交流を続けている。

蔡総統が国交樹立国四ヶ国の要人と会見

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パナマ運河拡張工事の完成式典に参加した蔡英文総統(提供:中央社)

パナマでの晩餐会にて。蔡英文総統(提供:中央社)

蔡英文総統は6月26日、中米・パナマ共和国で開催されたパナマ運河拡張工事の完成式典に参加した。会場では日華議員懇談会副会長の衛藤征士郎衆議院議員をはじめ米国など各国の要人らと顔を合わせたほか、式典前、グアテマラ共和国のハフェット・カブレラ副大統領、ドミニカ共和国のダニーロ・メディーナ大統領、エルサルバドル共和国のオスカル・オルティス副大統領、ホンジュラス共和国のフアン・オルランド・エルナンデス大統領と会見した。

台湾メディアによると、総統府の曽厚仁副秘書長が、「蔡総統はグアテマラ共和国のハフェット・カブレラ副大統領と会見した際、今後、医療、衛生、教育、インフラ整備など、施政の主軸となる分野で交流及び協力を強化したいと述べた」という。特に台湾が強みを持つ製薬分野については、今後双方の話し合いを深め、新たな協力関係を約束した。

一方のダニーロ・メディーナ大統領は、「より多くの台湾の繊維・アパレル業者が同国で投資を行うことを期待する」と述べたという。これに対し蔡総統は、繊維・アパレル産業は台湾の強みであり、両国が築き上げた既存の基礎の上、経済・貿易など各分野での協力展開を期待した。

フアン・オルランド・エルナンデス大統領は、「中華民国政府が提供する奨学金は、同国の人材の育成と能力向上に大きく役立っている」と感謝し、蔡総統も、ホンジュラス共和国からより多くの若者が台湾に留学できるようにしたいとしたほか、「個人的な意見」として、台湾に留学して学位を得た留学生たちが、今後、台湾の様々な企業で研修を受け、学んだことを仕事に結び付けられるような機会を作りたいと述べた。

蔡英文総統就任記念式典、世界各国から華僑約1800人が集結

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台湾の僑務委員会が開催した華僑向けの記念式典「海外僑胞回国慶賀中華民国第14任総統、副総統就職茶会」が5月21日、台北賓館にて開催され、会場には全世界の華僑ら約1800人が出席した。

同式典には、全世界の華僑ら約1800人が出席した。

同式典には、全世界の華僑ら約1800人が出席した。

同会には蔡英文総統、陳建仁総統、林全行政院長、蘇嘉全立法院長、吳新興僑務委員長らが参列し、華僑らを出迎えた。蔡総統が登壇する際には、華僑らが「總統好!(総統、こんにちは!)」のかけ声と盛大な拍手で新たな総統の誕生を歓迎した。

蔡英文総統、陳建仁総統、林全行政院長、蘇嘉全立法院長、吳新興僑務委員長らが参列

蔡英文総統(右4)、林全行政院長(右3)、蘇嘉全立法院長(右6)、吳新興僑務委員長(右5)らが参列

総統就任後1日目を迎えた蔡総統は壇上で、海外で活躍する華僑らに対し、「皆さんは長い間、台湾への支持と故郷への関心を絶やさず、台湾の民主化への道を正しく導いてくれた。今後も変わらず維持していって欲しい。皆さん一緒に頑張りましょう」と語りかけると会場には歓声が巻き起こった。

華僑らの協力を語りかけた蔡英文総統

華僑らの協力を語りかけた蔡英文総統

また、蔡総統は、若い世代の華僑らの育成、民間外交への尽力の2点における華僑らの協力を華僑らに求めた。特に、民間外交については、「台湾の外交面においては多くの挑戦に直面するだろう。官の外交促進だけでなく、一人一人が台湾の民間外交大使として、経済、文化、科学技術など様々な領域で、世界中に台湾がいかに豊富で多元的であるかを伝えて欲しい」と期待を述べた。

また、陳副総統は、「もう一度皆さんの情熱を発揮し、今日の日のように心を一つに協力し合い、蔡総統と新政権を支援し、共に台湾の更なる自由、更なる民主化、更なる繁榮のため、努力していこうではないか」と力強く語りかけた。

さらに、吳委員長は、「新政府の僑務政策は、党に縛られず、党を超えて中華民国政府への支持、そして自由民主の台湾の華僑を支持する事が私たち僑務委員会の活動だ」とした上で、「僑務委員会は華僑への対応の品質を強化、効率化していく。華僑は国家の発展に最も重要な力である」と強調した。

僑務委員会の吳新興委員長

僑務委員会の吳新興委員長

蔡総統らは挨拶の後、壇上を降りて華僑らとの交流を図ったが、会場は握手や写真撮影を求める華僑らでごった返しとなり、蔡総統の高い人気度がうかがえた。

蔡総統らが現場は騒然

蔡総統らが壇上を降りると現場は騒然

式典後、在日華僑で僑務委員の謝美香さんは、「蔡英文総統は初めての女性総統だが、馬英九前総統と比べてもパワーが全然違う。女性の目線から見てとても勉強になる。昨日の総統就任演説を聞いて、とても感動した。蔡総統は経験豊富で、世界の事も良く知っている。しかもとても真面目で若者の低賃金問題など、真剣に国民の将来の事を考えている」と話したほか、「新政府が台湾国民と交流し、共に台湾を発展させ、良い方向に向かっていく事に期待している」と述べた。

在日華僑で僑務委員の謝美香さん

在日華僑で僑務委員の謝美香さんは蔡英文総統に期待を示した

また、同会では台湾各地の特産品で作った料理がビュッフェスタイルで振る舞われたほか、擔仔麵、蚵仔煎、肉圓、蔥油餅などの台湾小吃も準備された。舞台では台湾伝統のパフォーマンスも行われ、華僑らは故郷台湾を懐かしんだ。

記念ラベルの台湾ビール

記念ラベルの台湾ビール

中華民国(台湾)第14任總統曁副總統就任酒會(台北駐福岡経済文化辦事處)

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台北駐福岡経済文化辦事處(戎義俊處長)は5月20日、アーフェリーク迎賓館博多にて蔡英文総統・陳建仁副総統の就任記念祝賀会を開催した。

これは本国の就任式に合わせたもので、九州・山口の台湾同胞とともに、台湾に好意を寄せ、支援する九州の政界・官界・産業界の人々およそ90人が集った。

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ずらりと並んだお祝いの花束

台湾・日本両国の国歌斉唱の後、挨拶に立った戎義俊處長は、まず4月の熊本・大分地震で犠牲になった方の冥福を祈り、被害にあった多くの方々へのお見舞いを述べるとともに、一日も早い同地域の復興を祈念すると述べた。

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挨拶する 台北駐福岡経済文化辦事處 戎義俊處長( 総領事)

また、日本と台湾は5年前の東日本大震災、今年2月の台南地震、そして今回の熊本地震と大きい自然災害に見舞われたが、そのつど助け合って難局を切り抜け、一層関係を深めてきた。これは日本と台湾の心が深いところで繋がっているからであり、切っても切れないものであると述べた。

さらに、今回就任した蔡英文総統は「自由、民主、人権、法的支配」という価値観を共有する日本との関係を重視していること。また自分が常々考えている中華民国台湾と日本が共通して持っている「日本精神」という強い絆を今後も継承し、一層緊密な友好関係を築き、お互いに益々輝いていきたいと述べたとき、会場全体に熱い空気が流れ、大きい拍手が2度、3度とウエーブのように続いた。

次いで山崎 拓・近未来政治研究会最高顧問(元自民党副総裁)、蔵内勇夫・福岡県台湾友好議員連盟顧問ほかの来賓が次々と挨拶に立ち、蔡総統・陳副総統の就任を賀すとともに、国レベル、地方レベル両面での日台の交流・相互協力関係の一層の発展への期待を語った。

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山崎 拓・近未来政治研究会最高顧問

来賓の多くは、九州と台湾は距離が近くLCC(格安航空)が続々就航したことで人々の往来が急速に伸びているだけでなく、昨年の故宮博物院収蔵品の九州国立博物館での展示実現などの成果が文化交流に結びつきつつあるとの認識を示す中で台北駐福岡経済文化辦事處が果たしている役割を高く評価した。

蔵内勇夫・福岡県台湾友好議員連盟顧問

蔵内勇夫・福岡県台湾友好議員連盟顧問

会場のスクリーンに総統・副総統の就任式の様子が放映されるのを見ながらテーブルごとに談笑する人、席を移って旧交を暖めたり挨拶する人など、楽しく有意義な時間が過ぎる中で、新政権に期待する声があちこちで聞こえた。

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談笑する参会者たち

最後に戎處長ご夫妻を先頭に、辦事處職員と参会者の有志が「愛拼才會贏(努力なくして成功なし)」を台湾語で、「日本丸」を日本語で歌ったときには、拳を握って決意を込めた迫力に参会者全員が手拍子で応え、大きい盛り上がりの中で祝賀会を終えた。

○決意を込めた歌で祝賀会を締めくくった

決意を込めた歌で祝賀会を締めくくった

 

蔡英文総統が正式就任!台湾の改革に意欲

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国民に手を振る蔡英文総統(左)と陳建仁副総統

国民に手を振る蔡英文総統(左)と陳建仁副総統

今年1月の台湾総統選挙で初当選した民進党の蔡英文主席は20日午前、台北市の総統府で就任宣誓を行い、正式に第14代総統に就任した。女性総統誕生は台湾で初めての事であり、8年ぶり3回目の政権交代となった。

前総統の馬英九氏と握手を交わす蔡総統

前総統の馬英九氏と握手を交わす蔡総統

同式で最も注目を集めていた総統就任演説で蔡総統は、台湾と中国大陸の両岸関係に言及。台湾を中国の一部とする「一つの中国」原則と、それを確認したとされる「1992年コンセンサス(九二共識)」については、「1992年に中台双方の窓口機関が会談した歴史的事実を尊重する」と述べるにとどめ、1992年コンセンサスという言葉は用いなかった。

演説を行う蔡英文総統

演説を行う蔡英文総統

また、その他外交関係については、「アメリカ、日本、ヨーロッパにおける友好的な民主国家の関係を継続して深め、全ての面において協力を進めていく」との意向を示した。
このほか就任式では、国軍連合楽儀隊によるパフォーマンスや台湾の歴史を振り返るような舞踊劇、さらに「ひまわり学運」の際にも話題となった若手台湾バンド「滅火器」も登場し、「向前行」や「島嶼天光」を披露した。

ステージでは多彩なパフォーマンスが披露された

ステージでは多彩なパフォーマンスが披露された

なお、蔡総統は演説の中で、島嶼天光の歌詞に含まれる「現在是彼一工 勇敢的台灣人(今がその時だ、勇敢な台湾人よ)」という言葉を引用し、「この言葉は私を感動させた」と話す場面もあった。

このように、蔡総統は若い世代を重要視しており、演説内では若者の低所得問題についても強調した。蔡総統は、「若者の未来は政府の責任だ。(低所得の問題において)私は総統の任期内に一步ずつ,根本的な国家の問題を解決していく。すぐには全ての若者の所得を上げる事は出来ないが、新政府はすぐに行動に移していく。一つの国家の若者に未来がなければ、この国家の未来もないのだ。若者の苦境突破を手助けし、より良い国家を次の世代へ引き継ぐ。これは新政府の重大な責任だ」と語った。
同演説を聴いた23歳の台湾人女性は「蔡総統率いる新政府の準備は整っていると感じている。新政府には経済や貿易、教育など様々な分野における国家の発展に向けて、全力を尽くしてほしい」と話し、より良い台湾国家への期待を示した。

中華民國空軍雷虎特技小組によるパフォーマンス

中華民國空軍雷虎特技小組によるパフォーマンス

 

蔡総統就任に寄せられた各国の声

蔡総統の就任については各国から様々な声が寄せられた。日本側としては、菅官房長官が20日の記者会見で、「台湾はわが国にとって基本的な価値観を共有し、緊密な経済関係と人的往来を有する重要なパートナーであり。大切な友人だ。政府としては、台湾との関係を非政府間の実務関係として維持していくとの立場を踏まえ、日台間の協力と交流のさらなる深化を図っていく考えだ」と述べたと日本メディアが報じている。
また、両岸関係については、「両岸の関係は、当事者間の直接対話によって平和裏に解決されること、また、地域の平和と安定に寄与していくことを期待したい。日中関係についての影響は全くないと思う」(菅官房長官)としたという。
さらに、岸田外務大臣も同日の閣議後、「蔡英文氏の総統就任を歓迎する。台湾はわが国にとって、基本的な価値を共有し、緊密な経済関係や人的往来を有する重要なパートナーであり、大切な友人だ。日本と台湾の協力と交流のさらなる深化を図り、さまざまな課題に取り組んでいきたい」と述べた。
なお、アメリカは在台湾窓口機関である米国在台湾協会(AIT)が同日、声明で「米台双方の人々の結びつきのさらなる強化に向け、台湾のあらゆる政党や市民団体とともに、新当局と協力するのを楽しみにしている」と表明し、蔡英文氏の台湾総統就任に祝意を示した。
一方の中国大陸からは、中国国務院(政府)台湾事務弁公室が同日、蔡総統の就任演説について、「1992年コンセンサス」を、明確に認めておらず、不完全な答案だと指摘し、蔡政権に対して「実際の行動で明確に回答するべきだ」と要求する談話を発表している。さらに習近平指導部は演説に不満を示しつつも、談話では「(蔡氏は)1992年コンセンサスを認識していると述べた」と評価している。
蔡政権がどのように台湾を改革していくのか、今後も国内及び国外から高い関心が寄せられると見られる。

新任總統蔡英文就職 日外務大臣表示歡迎

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 中華民國第14任總統、副總統就職典禮於5月20日舉行,新任總統蔡英文、副總統陳建仁在總統府宣誓就職,並在總統府晴廳接受外賓致賀。

 外交部統計,今年共有22個邦交國與37個非邦交國派員參加就職典禮,人數約有700人左右。日本方面則有日本交流協會理事長今井正、日華議員懇談會幹事長古屋圭司和副會長衛藤征士郎等12名國會議員、地方知事、議員和民間親善友好團體,共約252人抵台參訪。

新舊任總統蔡英文和馬英九先出現在祝賀大會上和民眾致意

新舊任總統蔡英文和馬英九先出現在祝賀大會上和民眾致意

蔡英文今天正式宣誓就任中華民國第14任總統,並於慶祝大會上發表就職演說

蔡英文今天正式宣誓就任中華民國第14任總統,並於慶祝大會上發表就職演說

新任總統、副總統蔡英文和陳建仁在舞台上向民眾揮手致意

新任總統、副總統蔡英文和陳建仁在舞台上向民眾揮手致意

 日本NHK報導指出,官房長官菅義偉於20日內閣會議結束後,在記者會上表示台灣對日本來說是共有基礎價值觀、緊密經濟關係和人員往來的重要夥伴,珍貴的友人。政府會以和台灣維持非官方的實務關係立場,繼續日台間的合作和深化交流關係。此外,菅義偉回應日本媒體對於台灣與中國關係,以及對日中關係影響的問題時則表示,台灣與中國的關係,應由當事者間直接對話來和平解決,同時也期待維持地區的和平與安定,至於日中關係完全不受影響。

 外務大臣岸田文雄同樣在內閣會議後接受採訪表示,歡迎蔡英文就任總統,他也提到台灣對日本而言是共享基礎價值、有緊密經濟關係和人員往來的重要夥伴,是珍貴的友人,盼能更進一步深化日本和台灣合作交流關係,解決各項課題。(2016/05/20 14:50)

新・立法院長が38ヶ国のメディア関係者と面会

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各国のメディアを招待した立法院の蘇嘉全院長(右)(写真提供:外交部)

各国のメディアを招待した立法院の蘇嘉全院長(右)(写真提供:外交部)

立法院の蘇嘉全院長は5月19日、5月20日に行われる総統・副総統就任式に合わせて訪台した38ヶ国67人のメディア関係者らを立法院に招待し、面会した。蘇院長によると38ヶ国のメディア関係者らを一同に招き入れるのはこれが初めてだという。

蘇院長は面会時、「新たな立法院では、太陽が差し込むような議会を目指す。国会メンバーの力を強化し、国民と国会の距離をゼロにしたい。民意の期待とニーズを考慮し、知恵を出し合い、最も良い法案を決定していけるように務める」と意欲を示した。

立法院にて(提供:外交部)

立法院にて(提供:外交部)

また、20日の総統・副総統就任式に関しては、「皆さんが最も注目しているのは、蔡英文総統の演説内容だろう。私も皆さんと同じく期待している。(蔡総統の演説では、)新たなやり方で経済発展を目指し、公平な正義を実現するよう、満足出来る内容が期待出来るだろう」と述べた。

また、記者団の団長を務めたベルギーの新聞社La Libre BelgiqueのPhilippe Paquet氏は蘇院長との面会時、「私は記者になってから30回以上訪台しており、常に台湾の自由民主に深い印象を持っていた。このたびの訪台では、民主主義の進展を垣間見ることが出来た。民進党が立法院で初めて過半数以上の議席を取ることになった今、民進党は大きな責任を背負っている。私たちも立法院がいかに進化していくのか期待している」と述べ、台湾の改革に深い関心を持っている事を伝えた。

立法院を訪れた38ヶ国のメディア関係者らは、蘇院長との面会及び記念撮影のほか、議場を見学し台湾立法院への理解を深めた。

新内閣の人事が明らかに

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5月の民進党政権発足に伴い次期行政院長の林全氏は4月20日、新内閣人事の一部を追加発表した。教育部長には現・台中副市長の潘文忠氏、文化部長には民進党立法委員の鄭麗君氏、国立故宮博物院の院長には前・国立台湾美術館館長の林正儀氏が選出された。また、4月15日に発表されていた新しい外交部長には李大維氏(駐オーストラリア代表)が選出されている。李氏はベテランの外交官で、国民党の李登輝政権では政府報道官も兼ねた行政院新聞局局長を、民進党の陳水扁政権では駐米代表を務めた経歴を持つ。

なお、林全氏は22日、政策を説明するための会議を開き、新政府の方針を説明。「それぞれの代表らには、単独でも各自の仕事をやり遂げる能力はもちろん、団結の精神を持ってくれる事に期待したい」と強調した。

 

総統府及び新内閣人事一覧表(一部)

總統府

祕書長     林碧炤

國安會祕書長  吳釗燮

 

内閣

行政院長      林全

行政院発言人  童振源

行政院秘書長  陳美伶

外交部長    李大維

国防部長    馮世寛

経済部長    李世光

財政部長    許虞哲

法務部長    邱太三

教育部長    潘文忠

文化部長    鄭麗君

科技部長    楊弘敦

労動部長    郭芳煜

衛生福利部長    林奏延

僑務委員会委員長  吳新興

金融監督管理委員会 丁克華

農業委員会主任委員   曹啓鴻

大陸委員会主任委員   張小月

故宮博物院院長 林正儀

(4月20現在)