台湾・漆工芸家が文部科学大臣賞受賞

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    台湾の漆工芸家・彭坤炎氏が「第24回 日本文化を担う 漆の美展」で文部科学大臣賞受賞

 台湾の漆工芸家・彭坤炎氏は2月23日、明治神宮文化館で行われた「うるしの日」表彰式に出席。同館で開催中の「第24回 日本文化を担う 漆の美展」出展作品の「波響」で文部科学大臣賞を受賞し、表彰状と記念品を受け取った。

表彰式の様子

氏は今までにも同展に出展しており、特別奨励賞、漆工協会会長賞、林野庁長官賞に続き4回目の受賞となった。なお、式には台湾文化センターの朱文清センター長も出席し、受賞を祝った。

彭坤炎氏の作品展示前で

 同作「波響」は、漆という技法が用いられており、彫刀で形の強さと美しさを表現し、色や波紋のデザインは随い紙やすりで研磨してから漆で仕上げたもの。約1年の製作期間で完成。彭氏は「私の故郷である台湾・新竹で幼い頃に川辺や海辺で育った事が作品にインスピレーションを与えた。海辺の波の心象風景を表現した作品となっている」と説明した。

文部科学大臣賞を受賞した「波響」

 続けて、現在台湾工芸発展協会常務理事と新竹市美術協会芸術顧問を兼任している彭氏は、受賞に対し喜びの言葉を述べたほか、今後、一つ一つの美術作品の製作を続けつつ、台湾における漆文化と教育の発展を目指していく意志を表示した。

 さらに、同展を主催する日本漆工協会の常務理事である赤堀郁彦氏は、「彭さんがいらっしゃる事で台湾との交流が持てている。2年後に台湾で日本と台湾の漆交流展示会ができればと思う」と計画を話した。

 また、朱センター長によると、日本でも来年に香川県高松での日台漆工芸展とシンポジウムを企画中だという。朱センター長は懇親会で、「台湾の漆工芸は日本と深い関わりがある。戦前、香川県出身の山中公さんという方が台湾の台中で漆工芸学校を創り、多くの人材を育てて下さった。そのおかげで台湾には台湾独特の漆工芸が発展してきた。来年に企画している日本と台湾の漆工芸展に是非ご参加下さい」と呼びかけた。

台湾文化センターの朱文清センター長は来年に日台の漆工芸展を企画中である事を発表

 「第24回 日本文化を担う 漆の美展」は2月26日まで目一神宮文化館宝物展示室で開催中。

(2017/2/23)

「台北賓館」が最大級の氷像として札幌雪祭りに登場!

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台北市にある台湾総督官邸の「台北賓館」が、2月6日から11日まで北海道札幌市で開催した「第68回さっぽろ雪まつり」に氷像としてお目見えした。

台北賓館の氷像

 

同氷像は、1901年に日本人設計者によって建てられた「台北賓館」をモチーフにしたもの。横幅18メートル、奥行き16メートル、高さ10メートルで、1本約135キロの氷柱800本あまりを組み合わせて作られ、今年の会場の氷像としては最大規模だった。氷像製作は日本氷彫刻会札幌支部の横山聡支部長によって手掛けられ、約250人が参加、途中、大雪や大雨等厳しい環境に見舞われたが、2週間余りで完成に至った。彫刻により、建物の細かい部分まで再現され、昼間は太陽の下で氷が透き通り青く光り、夜はライトアップにより幻想的に見える作品だ。

初日には台北賓館氷像前で開幕式が行われ、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、駐日代表処札幌分処の陳桎宏処長、北海道日台親善協会連合会の加藤礼一会長、札幌市の町田隆敏副市長、毎日新聞社の丸山昌弘社長らが参加し、テープカットを行った。謝代表は、「台湾の文化や国家古跡とも言える台北賓館を世界の観光客に見て頂きたい。また、これから台湾ではランタン祭りが始まるので、この氷像をきっかけに台湾に興味を持って、ぜひ台湾を訪れてほしい。北の北海道と南の台湾の交流が深まる事を期待している」とコメントした。

謝代表のあいさつ

なお、台北賓館は、東西の建築様式を融合した建物であり、台湾の国家古跡に指定されている。現在は台湾の国家招待所「迎賓館」として使用され、年に数回一般公開もされている。

 

国際企業人材育成センター(ITI)研修生、福岡での研修を終える

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台湾貿易センター国際企業人材育成センター(ITI)の研修生23人が福岡での企業研修を終え、2月17日ハイアット・リージェンシー・福岡で、研修成果報告会と終了式・フェアウエルパーティが開催された。

第一部の成果報告会の開催に当たって、台湾から駆けつけた駱慧娟ITI副主任(副校長)は、福岡での研修が今回で14回目を数え、合計326人がインターンシップを終了したことに対して、受け入れ企業・団体や協力企業をはじめ、福岡県、台北駐福岡経済文化辦事處など、すべての関係者に感謝の意を表した。

すべての関係者に感謝申し上げたい

次いで挨拶に立った台北駐福岡経済文化辦事處の戎義俊處長(総領事)は受け入れ先への謝意を表明した後、研修生に対して、曽野綾子氏の著作「人間の分際」に書かれている「仕事が出来ることよりも周りの人間と良い関係を保つことの方が人生の目標達成には重要である」という言葉を紹介し「生徒の皆さんが研修先の人々と良い人間関係を作れたならば、それは必ず人生に大いにプラスになる。そのことも含めて、今回の経験で得たことを緊張せず正々堂々と発表してもらいたい」と述べた。

良い人間関係を作ることが研修の大きい目的の1つ

また昨年末の台湾外務省の世論調査によれば台湾人の一番行きたい旅行先は日本であり、好感度を持つ国として7割の人々が日本を挙げていること。実際に昨年は台湾から417万人の観光客が日本を訪問し、日本から台湾へは190万人強が訪れ、両国の観光往来が合計600万人を超えるなど、正式な国交が無いにもかかわらず両国が緊密な関係にあること。今年1月1日に日本の駐台湾政府機関の名称が「交流協会」から「日本台湾交流協会」となったこと。これは互いに国名で呼び合うことであり、単なる改名の意味を超え、日台両国関係だけでなく全世界に影響を及ぼす出来事であること。これらのことを研修生だけでなく、彼らを受け入れてくれている企業・団体の皆様にも知って頂き、今後ますます両国の関係を深めていきたいと締めくくった。

研修成果報告は、受け入れ先ごとに5~7分の時間を使って、研修生自身がパワーポイントで作成した映像を映して行われた。研修先の業務の紹介、その中で自分たちが体験させてもらったことの内容、それを通じて得た所感などを流暢な日本語で語り、中には「バリ旨」などの若者言葉や、逆に「禁じ得なかった、支障なく」など、日本の若い人が普段使わなくなった言葉を交えて来場者を感心させた。

研修生の発表は研修先ごとに

 

熱心に研修生の発表を聞く参加者たち

昨年の研修生は「お客様を玄関まで送るおもてなしの心」、「約束の時間を絶対に守る精神」、「怠りない事前準備」、「お早うございます、お疲れ様、お先に失礼します、などの挨拶」、「(飲み)ノミニケーションで本音をシェアすること」など、日本のビジネスカルチャーについての所感が多かったが、今年はむしろ仕事自体の理解や効率、仕事の中の美意識に関する報告が多いように思えた。

プレゼンテーションが終わった後、受入れ側を代表して西日本新聞社国際部次長の小山田昌生氏が講評を行った。同氏は生徒たちが研修期間中に日本語能力を更にブラッシュアップしたことはもとより、非日常的な経験に積極的に取り組んだ側面を評価したいと述べた。そして、この三週間で学んだことが今後意思決定を迫られた局面で新たな視点として役に立つだろうし、それを生かして日台の懸け橋になって貰いたいとの期待を表明した。また、かつて受け入れたITIの研修生が同社に入社して結婚・出産し、見事に日台の懸け橋となっているエピソードを披露して会場の笑みを誘った。

小山田昌生氏の講評を聞く参加者

台湾貿易センター福岡事務所と連携してこのプロジェクトを進めてきた福岡県商工部商工政策課の平野慎也企画主査は、総評において受け入れ先に深く感謝するとともに、研修が無事に終了したことへの安堵感を表明した。

研修発表については、生徒の皆さんより自分の方が緊張していたこと。プレゼンの冒頭でまず目次に当たる概要を伝えたことが聞く人の理解を助けたこと。研修先が「持って帰ってもらいたい」と思ったことはしっかり伝わったと感じ取ったことを述べ、戎處長の話した「日本と台湾の新しい関係」の中で活躍するのは皆さんであり、日本と台湾、福岡と台湾の真の信頼関係を築いて欲しいと期待を示した。

平野慎也氏の総評

続いてすべての受け入れ先1社、1社に駱慧娟ITI副校長と台湾貿易センター福岡事務所の林淑惠所長から感謝状と記念品が贈呈された。

1社、1社に感謝状と記念品を贈呈

第二部の終了式・フェアウエルパーティでは駱慧娟副校長の挨拶、福岡県商工部 恒吉隆裕商工政策課長の乾杯の発声に続いて会食懇談会に移り、発表会の肩の荷を下ろした研修生と研修先の企業・団体、来賓として出席した人々との歓談が続いた。

ご馳走を頬張りながら

 

発表会の感想も?

 

来賓の方々と

パーティ途中では学生を代表して張又文さんの謝辞が述べられ、続いて学生全員の心を込めた歌が披露された。

学生代表、張又文さんの謝辞

 

心を込めた学生たちの歌

最後に主催者を代表して台湾貿易センター福岡事務所の林淑惠所長が閉会の挨拶に立ち、受け入れ先の方々に仕事の面だけでなく生活上の様々な指導を頂いたことを感謝した。一方、研修生に対しては、今回の研修と福岡の人々とのつながりが人生の貴重な財産になること。感謝の気持ちを忘れずに将来何倍ものお返しをしてほしいこと。皆さんの活躍が福岡の人々の誇りになるだろうと述べた。

また、今年台湾に帰任することになったため、ITIの研修に携わるのはこれが最後であるが、今日ここにいる皆様とは家族であり、帰国しても気持ちは常に一緒にいるので、台湾に関することは何でも相談して欲しいと述べると会場から大きい拍手が送られた。

最後に今回の研修を受け入れてくれた企業・団体、二人三脚で事業を進めてくれた福岡県庁、指導・助言をしてくれた辦事處、お茶会・工場や施設の見学などで協力して頂いたすべての皆様に感謝したいと締めくくった。

協力して頂いたすべての皆様に感謝したい

締めくくりに全員が笑顔で記念写真に納まり、研修成果報告会と終了式・フェアウエルパーティのすべてを終了した。

全員笑顔の記念写真

 

茨城県知事に本紙社主が表敬訪問

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茨城県の橋本昌知事(左)と台湾新聞社の錢妙玲社主(右)

台湾新聞社(錢妙玲社主)は2月20日、茨城県庁を訪れ橋本昌知事を表敬訪問した。茨城県と台湾の交流促進に向け会談した。

橋本知事は、昨年3月に就航した台湾の格安航空会社(LCC)・Vエアの茨城-台北便が約半年で運航を停止した事に言及し「乗客数は多かったにも関わらず、Vエアが運航停止した事はとても残念だった。現在、他社でチャーター便の復活を予定している」と述べ、茨城空港の活性化に向けた施策の一つとして、台湾との交流促進に意欲を示した。同県空港対策課によると、5月初旬(4日と7日)に遠東航空での茨城―台北便のチャーターを検討しているが、それ以降は未定という。橋本知事は「単発ではなく、持続的に台湾との航空便を就航したい」と台湾向けの運航に期待感を寄せた。

台湾との交流に積極的な姿勢をみせた橋本知事

これに対し錢社主は、自身が熊本電鉄の顧問として、熊本と台湾との観光や経済交流促進を実現させた実績を踏まえ、「熊本も遠東航空のチャーター便から始まり、現在ではチャイナエアラインで定期便が就航するまでになった。茨城でもこれは可能だと思う。今後、台湾で茨城の存在をさらに認識して頂けるよう、PR活動など、様々な面でバックアップさせていただければ」と述べた。

錢社主は茨城県と台湾との交流促進をバックアップする意向を表示した

会談の様子

さらに、今年の7月7日から9日まで上野公園で実施する「日本台湾祭り2017」も紹介し、茨城からの出展など協力を求めた。橋本知事も「茨城県の関係する市ベースでのブース出展を含め、県として対応策を検討したい」と意欲を示した。

台湾新聞一行は橋本知事(左3)を表敬訪問した

また、橋本知事は、茨城県は技術研究の最先端であるとし、つくば市の約23万の人口のうち、約2万人が研究者である事を強調し、今後、台湾と茨城間の研究者や企業間での交流の可能性にも言及。「台湾新竹市とは所縁が深い。技術者は筑波大学の卒業生が多い。交流をさらに発展させたい」と強調した。

山口やちゑ副知事(左)との会談の様子

なお、錢社長一行は同県の山口やちゑ副知事も同時に表敬訪問し、親交を深めた。山口副知事は、台湾は女性が働きやすい環境である事などにも関心がある事を話したほか、台湾に訪れた際の思い出なども披露し、「今後も台湾と様々な形で繋がって行きたい」と述べた。

山口やちゑ副知事(左)と錢妙玲社主

(2017/02/20)

留日大學教師聯誼會新舊會長交接 詹秀娟接任會長

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留日大學教師聯誼會新舊會長交接 詹秀娟接任會長 はコメントを受け付けていません。

留日大學教師聯誼會二月十九日舉行2017新年會暨新舊會長交接。

會長吉永耕介將會長職責交接給詹秀娟教授,詹教授表示,近年台灣留日學者,學成後留日任教者越來越少,希望年輕學者,不論是來日研究,或留學,多多參加教師聯誼團體,不僅互相交誼,也能傳承前輩經驗,讓團體年輕化。

新任會長詹秀娟呼籲年輕學者多參與活動

新年會當天除聯誼會前後任會長外,台北駐日經濟文化代表處教育組組長林世英、主事黃聖明、會員等約30名參加。

林世英組長致詞時表示,106年2月14日日本公布最新學習指導要領,預計於109年或110年落實於國中小新教材,林組長希望留日各位學人前輩能研究日本教材,對台灣的國中小教育提出建言。林組長也說從小開始訓練才藝專長等,對小孩大腦的發展大有助益,但必須是小孩有興趣的才藝,這樣才能讓小孩自動產生堅持心,不斷練習,就算不能在這個領域達到頂尖,也能幫助思考成長。

這次新年會請到株式会社DOWIN代表山田勝己以日本環境法規近年來的改正制定,進行專題演講,由於日本近年來遭遇地震,核災,環保法規也一直與時俱進,日本非常先進的環保科技,值得台灣學者及相關業界參考學習。

任職四年的吉永會長卸任後、由新潟產業大學教授詹秀娟接下任會長職務,黃國光教授接任副會長,留日大學教師聯誼會是由幾十年前就在日本留學任教的教師前輩辛苦創設,現任幾位會長副會長辛苦經營下,希望大家珍惜前輩留下的成果,積極參加活動,接下來的秋季旅行,希望大家共襄盛舉,聯誼感情,也交換學術研究情報,達成聯誼會的積極目的。

留日大學教師聯誼會2017新年會合照

故・張義雄画伯追悼展、made in koganecho同時開催

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故・張義雄氏の遺作

台湾美術界の在野の旗手である故・張義雄氏の画伯追悼展と、横浜市黄金町を拠点とする黄金町エリアマネジメントセンターが開催する展示会「made in koganecho」が2月18日、虎ノ門の台湾文化センターで同時に幕を開けた。「張義雄画伯追悼展」は3月13日まで開催、「made in koganecho」は2日間のみの開催となっている。

初日の18日には両展のオープニングレセプションが開催され、台北駐日経済文化代表処の郭仲煕副代表は、「張さんの時代から芸術を通じての密接な日台交流が行われており、時空を超えた今、黄金町では日台芸術交流が盛んである。このように芸術を通した日台交流が次の世代に引き継がれるのは非常に喜ばしい事」と述べた。

「張義雄画伯追悼展」は、昨年5月102歳で亡くなられた故・張義雄氏の作品展示会であり、会場には遺作の中から、油彩33点、水彩・素画12点が展示されている。張さんの長女である鈴木静さんが「多くの人に父の作品を見てほしい、この展示会を機に日台交流が深まってほしい」との想いから同展へと繋がった。「作品1点1点が父を物語る人生であり、父そのものである」(鈴木静さん)。

故・張義雄氏の長女、鈴木静さんが手紙を拝読

 

故・張義雄氏は生前、日本の関西美術学院に通い、後に「日本美術家連盟」の会員になる等、日本とゆかりがあった。作品は独特であり、同展企画者である台湾協会の森美根子理事は、「遺作を見る時、その画面に漂う深い哀愁は、人間の愚かさと哀しさと素晴らしさその総てを見つめ続けた張義雄だからこそ表現し得たものといえる」と語った。

故・張義雄氏の遺作2

故・張義雄氏は日本だけではなく、台湾に欧州文化を広めたいという気持ちから、長年パリに移り住み、アトリエも構えた。ピエロの絵が多いのはそのためだという。さらに、会場には、故・張義雄氏が後の9月21日に蔡英文総統より追贈された褒揚令も展示してある。

 

 

時代を超えた日台交流プログラム

 

「made in koganecho」は、黄金町エリアマネジメントセンターのアーティストインレジデンスプログラムに参加している日本人アーティストと台湾人アーティストの共同展示会である。アーティストインレジデンスとは、黄金町エリアで地域コミュニティとして制作、発表を行っているもの。

今回参加した台湾人アーティストは、陶韡さん、陳亭君さん、丁昶文さんの3人で、3人共に昨年4月より1年間プログラムに参加し、その中で同展示会にも出展した。

また、アーティストインレジデンスは台湾との関係が深く、先ほどの1年間プログラムとは別に、互いのアーティスト1人を1年間に1度交換し、その地で3か月の間制作、発表をする「交換プログラム」も実施しており、今年で4回目だという。黄金町エリアマネジメントセンターの山野真悟事務局長は、「今後は台湾で今回のような共同提示会を開きたい」との意気込みも語っている。

なお、隣接された故・張義雄氏の作品展示を見て刺激になったという参加アーティストの陳さんは、「今と違って張さんのあの時代の背景は厳しく、作品を作るという事は決して簡単な事ではなかったはず。同じ芸術家として本当に尊敬する」と話した。

(2017/2/19)

客家日を祝し、懇親大会を日本で初開催

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「慶祝天穿日『全球客家日』会員懇親大会」を開催

日本国際客家文化協会(会長:岡村央棟)は2月18日、池袋の東明飯店で「慶祝天穿日『全球客家日』会員懇親大会」を開催した。同大会は、毎年旧暦の1月20日に定められている「全球客家日」に合わせて行われたもの。同会によると、日本で「全球客家日」に合わせて催しを行うのはこれが初めてだという。

同会の様子

会場には台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表、台湾文化センターの朱文清センター長、日本中華連合総会の毛利友次会長、書道家の陣内白臺氏、その他多数の華僑団体理事らのほか、日本側からは参議院の西田まこと議員、板橋区議会の長瀬達也議員など同協会に所縁の深い来賓らが出席し、「全球客家日」を祝した。

同会に縁のある華僑らが集まった

岡村会長によると、「全球客家日」とは、2010年1月27日に台湾政府の客家委員会が客家基本法を正式に実施するにあたり、台湾全国各界から意見を求めて制定された日。特に、「客家文化の独持性」のある日とされている旧暦の1月20日の天穿日を指定して「全球客家日」に設定されたという。

岡村会長は挨拶で大勢の出席に感謝の意を述べた上で、「客家人は平和・平安を愛し、求める民族だ。そして古くから男女平等の概念も持っている。これこそが客家文化である。このように皆さんと客家日を祝う事で、客家文化に少しでも理解を深めていただければと思っている」と述べた。

日本国際客家文化協会の岡村央棟会長

また、来賓の西田議員は、「台湾の蔡英文総統も客家の血を引いていると聞いている。今の混沌とした不透明な時代に一番大切な“団結”と“教育”という2つの事を携えられているのが客家の方々だ」とコメントした。

参議院の西田まこと議員

 

〜天穿日とは〜

天穿日は、昔から伝わる女媧の物語。数千年前に女媧が皇帝の闘争、天穿地裂、洪水、人命の死傷など人類空前の苦痛を見て、“五色石”を煉り作って天に捧げ、やがてこの禍害や災難を終息させた。人々は女媧の恩に感謝する為に毎年、穿の日に祭を行う。これが天穿日の由来である。現在、台湾客家の人々はこの日を記念している。また、働き者の客家人ではあるが、客家の風習として、「仕事の有無に関わらず旧正月休みより天穿日までは休む」とある。(日本国際客家文化協会提供資料より)

 

(2017/2/19)

僑務委員長が二つの新たな政策を表明 ~本紙独占インタビュー~

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蔡英文総統が昨年5月20日、中華民国の総統就任時と同時に僑務委員会の新委員長に吳新興氏が就任した。台湾新聞はこのほど、新委員長の呉委員長に独占インタビューを行い、今後の僑務委員会についての想いや政策について聞いた。

呉委員長は、政権交代後の僑務委員会の仕事内容の変化や改良した部分について「政権が交代したとしても『全世界の華僑を守る』とする基本理念は最も大事な仕事であり、これからも明確な目標だ。蔡総統からも強調されており、さらに華僑を配慮するように指示された」と述べた。現在、委員長就任後約八か月が経過したが、この基本的な仕事に加え、新しい政策を推進しているとし、二つを例に挙げた。

一つ目は、台湾の学生をグローバルな若者にする事。台湾の学生が海外で勉強や業務に従事して欲しいとする考えの下に、これには各国の華僑の力が必要だとした。「台湾留学生が海外に趣いた際の仕事の提供及びホストファミリーとして受け入れて欲しい。また、万が一留学生に予期せぬ事象が起きたり苦境に陥ったりした際、華僑界の力で支援して欲しい」と各国の華僑は政府と一体となってこの政策促進をするよう訴えた。

二つ目は「新南向政策」。東南アジア地域に力を入れていく蔡総統の政策の下、僑務委員会として東南アジアの僑生(華僑の親から生まれた子)が台湾の大学に留学を促す様に、生徒募集に力を入れる施策を打ち出した。さらに4年後には、僑生の生徒数を現行の2倍から3倍に増やす計画も目論んでいる。呉会長は、台湾の学生と僑生が今後一体となり、密接な関係になる事がこれからの課題であると強調した。

呉委員長独占インタビュー

日本の華僑に台湾投資期待

同政策は東南アジアへの進出を示唆するものとみられ、一方、「日本在住の華僑も台湾にとって重要なキーとなっている」と呉委員長は言う。その上で呉委員長は、日本の華僑が台湾へ戻り投資や起業に対する期待感を示した。「良い投資環境や投資機会を考察するために台湾に来て欲しい。困った事があったら僑務委員会に連絡してくれたら必ず力になる。これは全世界共通である」(呉委員長)。

また呉委員長は、日本の華僑が日本の経済、社会、文化面での発展に貢献できるよう応援したいと話した。

なお最後に、日本と台湾の関係は「ご近所」であるとし、「今後さらに両国の関係が密接になって、多くの日本人が台湾に観光や旅行に来て欲しい」と語った。

(2017/2/17)

「留学体験談ひろば:台湾へ行こう!」を福岡で開催

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台湾の大学などへの留学を呼びかける「留学体験談ひろば:台湾へ行こう!」が2月11日に福岡市のアクロス福岡「こくさいひろば」で開催され、留学を検討中の20人と日台の関係者10人が参加した。主催したのは(公財)福岡県国際交流センターで、台北駐福岡経済文化辦事處並びに日本台湾教育センターが協力した。

台湾への留学を呼びかけるパンフレット

最初のプレゼンテーションでは台北駐福岡経済文化辦事處の李惠珊渉外課長がビデオを流しながら台湾の全般的な状況を説明した。

台湾の全般的な状況を説明する辦事處の李惠珊課長

李課長はまず、台湾は九州と同じくらいの国土に3,000メートルを超える山が268座以上あり、高山密度が世界一である事(ちなみに日本には20数座しかない)。2300万人の人口に対してコンビニが10,000軒以上あり、これも密度世界一と思われる事。2012年の英国エコノミスト誌の調査で、医療レベルがスエーデンに次いで世界2位であると報告された事などを紹介。

また、オランダ時代、鄭成功時代、清朝時代、日本時代、国民政府時代、台湾総統選挙時代の長い歴史を経て客家系、福建系、外省人などの漢民族と先住民が入り混じった結果、明るくて大ざっぱ、根に持たない、外来文化を受け入れやすい民族性や様々な食材を生かした豊かな食文化が生まれた事も伝えた。

さらに、何よりも50年間の日本統治時代に行われた道路、治水、学校、病院などのインフラ建設・整備で生活レベルが向上したことに感謝し、日本と日本人に親近感を持っている事。東日本大震災、台南地震、熊本地震などで互いに助け合い、2016年の日本台湾交流協会の世論調査で最も好きな国として日本を挙げた台湾人が56%と過去最高になり、2016年の日本と台湾の観光往来が600万人に達した事なども説明した。

九州との関係では、福岡-台北、熊本-高雄をはじめとして台湾との間で毎週合計52便が運航していることや九州大学、熊本大学、宮崎大学、鹿児島大学が台湾の大学と学術交流協定を結んでいる事。2016年には九州の32校、4,000人超の高校生が台湾へ修学旅行に行った事などを述べ、「近くて深い」台湾をぜひ留学先に選んでもらいたいと締めくくった。

次に壇上に立った日本台湾教育センターの郭艶梛日本事務所長は、同所の役割とともに、台湾の教育システムや留学生の受け入れ体制について詳細な説明を行った。

台湾の教育システムや留学生の受け入れ体制について説明する郭艶梛所長

その中で、台湾での留学には大学等への正規留学と語学留学があり、観光ビザで何度も語学教育の受講を繰り返す人もいるが、やはり事前に中国語を勉強した上で本科へ正規に入学することを勧めること。奨学金を獲得するには2月、3月がチャンスであること。台湾は生活費も安く南部の大学なら授業料を合わせて一年間7,000米ドル(80万円) 程度で留学生活を送れるところもあること。外国人学生を受け入れる門戸は広いが、日本と違って入学後の勉強は厳しく、しかしそれ故に卒業したら実力が身につき、人生の自信を得ることができる事を、日本育ちの自分の子供を留学させた体験を交えて語った。

中国語や英語によるコミュニケーション能力の獲得はもとより、カルチャーショックを経て異なる文化に対する包容力を向上させ、国際的な視野を育成し、人格思考を成長させるためにも、台湾留学を考えて欲しいと述べた。

続いて台湾留学を経て現在台北駐福岡経済文化辦事處で働く中川希子さんが留学を決意したきっかけから留学中の生活、卒業して帰国し就職するまでの体験を具体的な事例を交えて話した。

具体的な事例を交えて体験談を話す中川希子さん

国内で中国語を学んでいたものの思うレベルに達しなかったが、留学経験を持つ友人の話がきっかけとなって台湾留学を決意しだと言う中川さん。国立台湾師範大学国語教育センターを経て同大学の正規留学4年生コースに進んだ。最初は6人部屋の寮生活に馴染めなかったという苦労や、1年生の成績で労働局に申請して、アルバイトが認められた喜びなどのほか、一日のタイムテーブルに学習時間がびっしり詰まっていたが、それでも足りずに徹夜で勉強した事など実体験を交えて話した。また、「周囲の人とやっと自由に意思疎通ができるようになる中で、当たり前に囚われず、臨機応変、良い意味での拘りがなくなった」、「忍耐力がつき頑張れば結果がついてくるという自信がついて親友も増え、台湾のことが大好きになった」などと話し、これから留学を考えようとしている人に強いインパクトを与えたようだった。

以上それぞれの立場からの説明、体験談を終えた後、台北駐福岡経済文化辦事處の戎義俊處長が「留学は人生の大きい転換点になるだろう。グローバリゼーションの現代では、国際的な視野を持った人材が求められている。台湾への留学で語学力を身に着け、活躍すれば人生のチャンスは必ず回ってくる」とコメントした。

「留学で人生のチャンスは必ず回ってくる」とコメントした戎義俊総領事

その後、台湾ならではの特徴のある素晴らしい景品が当たるクイズを楽しんで散会したが、会合終了後もこの日の演者や関係者に個別に相談する姿が目立つ有意義な一日となった。

個別相談をする人も

 

 

 

 

ITI研修生が久留米リサーチ・パークとトヨタ自動車工場を見学

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先月22日に福岡入りした台湾貿易センター国際企業人材育成センター(ITI)の研修生が、16日間の企業研修日程の半分を終えたところで、2月3日に久留米リサーチ・パークとトヨタ自動車九州宮田工場を訪れ、九州を代表する研究開発施設と自動車製造の現場を見学した。

久留米リサーチ・パークは久留米市、福岡県、周辺自治体、民間企業等が出資する第三セクターの研究開発施設で、バイオ産業の振興拠点として昭和62年(1987年)に設立された。

平田敬一郎常務取締役の挨拶のあと説明に立ったバイオ事業部、一木善治部長によれば、同所は専門分野の人材を揃え、高度な研究開発器材を設備し、大学等との交流・連係を通じて、医薬品や食品分野のベンチャー企業を支援・育成しており、特に創薬と機能性食品の開発に注力しているとのこと。このうち所内の企業が大手製薬会社と連携して開発したガン治療薬は、特定の症例に有効であるだけでなく、多様な症例に広く適用できるため、テーラーメイド治療用ワクチンとして、未承認ながら特別の許可を得て実際の治療に投与中であるとの説明があった。

①バイオ事業部、一木善治 部長の説明

バイオ事業部、一木善治部長の説明を受ける

次に案内された研究開発棟では、ガスクロマトグラフ質量分析装置、超高速液体クロマトグラフ、DNAシーケンサー、核酸電気泳動装置、元素分析装置、高性能顕微鏡等とその使用についての説明を受け、これらが資金的に余裕のない中小企業の研究開発に大きく貢献していることを知った。

②高度な研究開発器材の説明を受ける

高度な研究開発器材の説明を受ける

 

③リサーチパークの玄関で集合写真

リサーチパークの玄関で集合写真

 

次に訪問したトヨタ自動車九州宮田工場では、ロボットが一行を出迎え、研修生を喜ばせた。

④ロボットがお出迎え

ロボットがお出迎え

ここでは、生産車両を展示したPR館を自由に見学し、高級車レクサスに試乗したり、トヨタ方式のクルマづくりの流れを紹介したダイナミックなシアター映像を見た後、専任スタッフに案内されて組立工場を見学した。

⑤高級車レクサスに試乗

高級車レクサスに試乗

案内された工場内の組立ラインでは写真撮影はできなかったものの、シャシーライン、アセンブリーライン、ファイナルライン、アセンブリー検査ライン、機能検査ラインの等のメインラインに加え、インストルメントパネルやサスペンションユニット、シート、タイヤなどを組み立てるサブラインを見ることが出来た。

研修生たちは、ドア、タイヤ、シートなどのパーツがタイミングよく生産され、ジャストインタイムに集められて完成車となっていく流れに時折り感嘆の声を発し、これまで街中で何気なく見たり乗ったりしてきた日本の自動車生産の技術レベルの高さを再認識した様子であった。

また、この工場が「クリーン&サイレント」 をコンセプトとして環境に配慮し、従業員の作業姿勢などに細かい配慮をしてきたことが労働環境を改善しただけでなく、作業品質や生産効率の向上にもつながったとの説明にも大いに納得し、貴重な体験と感銘を胸に見学を終えて工場を後にした。

⑥集合写真

集合写真