日本の不妊治療、少子化問題解決の下支えとなるか?台湾の生殖医療

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急速な「少子・高齢化」が大きい社会問題になっているのは日本も台湾も同じであり、少子化の原因の1つとして、女性の高学歴化や活発な社会進出に伴う晩婚化が挙げられている。女性の結婚年齢が高くなれば、それだけ卵子の活性度が低下し、不妊症へのリスクが高まるからである。

台湾は不妊症対策の一つとして2007年に「人工生殖法」を定めて、活性度の高い卵子提供を受けたり、自分自身の卵子凍結による生殖補助医療を合法化し、人口政策百年回顧與展望(201110)においても「不妊治療に対する人工生殖の発展」をとりあげている。

一方、日本では親子の遺伝的つながりの重視や子供自身の出生情報を知る権利などに関する議論がまとまらず、卵子提供による出産に関する法整備は遅々として進んでいない。そのため、病気による不妊などに限って一部の医療機関が卵子提供治療を実施しているものの、極めて少数例にとどまっている。高額な高度生殖医療費の助成についても「妻の年齢が43歳以下」という条件が2016年に決められるなど制約も多い。

日本産婦人科学会など関係学会の対応も前向きとは言えず、卵子提供を不妊治療に生かすための「NPO法人OD-NET」が立ち上ったものの、治療希望者(レシピエント)に比べて提供者(ドナー)が少なく、現在は新規のレシピエント登録を受け付けられない事態になっている。(同法人のホームページより)

 このような状況の中、日本の不妊症患者に向けて台湾の生殖医療施設「宏孕(ほんじ)ARTクリニック:張宏吉院長」が昨年1218日にホテルニューオータニ博多で卵子提供を中心とする不妊治療の説明会を行い、夫婦同伴者を中心に66人の参加者が集まった。

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詰めかけた大勢の参加者(プライバシー保護のため、写真を加工しています)

 台湾の生殖医療施設が福岡で卵子提供治療の説明会を行うのは、116日の送子鳥医療センター(こうのとり医療センター:頼興華院長)に次いで2施設目であるが、宏孕ARTクリニックにとっては3月の大阪、6月の東京に続いて福岡が3回目の説明会となった。両施設のどの説明会にも予定した以上の人々が詰めかけ、我が国の不妊治療への高いニーズを示すものとなった。

説明会は、張宏吉院長が6年間(2001-2007年)常勤科学者として勤務したニューヨーク大学と同等な先進設備の紹介からスタートし、台湾では20歳代を中心とする若いドナーの登録が多いこと。平均52万台湾ドル(190万円)と米国での治療費の1/21/3という安い費用。初診から妊娠の成否判明までの時間が3ヶ月程度と短いこと。4人の日本人常勤スタッフをそろえている安心感などを説明した。

また、婚姻関係にある夫婦のみが治療を受けられること。患者はドナーの血液型、種族、肌の色だけしか知ることが出来ないこと。生まれる子供の将来の近親結婚を避けるために患者の四親等表がチェックされること。生まれた子供は自分の出自を知る権利は認められないこと。男女の産み分けは禁止されていること。出産に至った患者に卵子を提供したドナーは2度と卵子提供できないことなど、卵子提供治療に関する台湾の法律と手続きが説明された。

次いで日本国内で「タイミング療法、人工授精、体外受精」とステップアップしながら妊娠がかなわず、精神的にも肉体的にも苦しんだ末に同クリニックでの卵子提供治療で子供を授かった2組の患者が子供を抱いて経験を語り、言葉を詰まらせながら「自分たちの幸せを、ここにいる皆様と分かち合いたい」と話した時には、会場に静かな共感の輪が広がった。

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体験を披露したAさん

最後にスピーチに立った張宏吉院長は、大阪、東京、福岡と三ヵ所の説明会を通じて、日本で不妊に苦しみ、治療を望んでいる人が多いことに驚いたと言いながら、米国の生殖医療のトップに立つニューヨーク大学で6年間研究と治療を重ねてきた成果をここにいる人々の苦しみを減らし、家庭に子供のいる幸せをもたらすために使いたいと述べた。

その中で、最高水準の培養室を作った時の周囲とのやり取りにおいて「モノ言わぬ受精卵のために、温度、PH、浸透圧などを母胎と同じ環境にする」というニューヨーク大学精神を譲らなかったことに触れ、最高の技術で、かつ患者さんに時間的、肉体的、経済的に負担を掛けない治療を届けることが出来るとの自信を示した。

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「最高レベルの医療で不妊に苦しむ人々を救いたい」と述べる張宏吉院長

 その後の質疑応答では、同クリニックで治療を受けるにあたっての事前手続き、申し込みから検査・施術・その後のフォローの流れ、妊娠成功率の実績と見込み、必要経費などについて具体的な質問が出され、それに対する丁寧な説明があり、参加者それぞれが自分の事情に合わせた今後の方針を検討する上での参考を得ることが出来たようであった。

日本は不妊治療大国である。2011年には約27万人の人が国内586施設で生殖補助医療(ART治療)を受けている。その中には卵子提供を受けることしか道が残されていない人も多いが、上述のように国内で卵子提供医療を受ける道は非常に狭くハードルも高い。そのため卵子提供医療は高い費用と長い時間を掛けて海外で受けるのが殆どだった。実数は不明だが専門家によると、これまで2,000組以上のカップルが海外に渡航して治療を受けたと推測され、更に厚生労働省研究班(主任研究者・吉村泰典慶応大教授)の調査は「2012年には300400人の子供が卵子提供で生まれていると推計される」としている。

渡航先は主にアメリカで、韓国、タイ、台湾などが続いていたが、韓国は2005年に有償での卵子提供を禁止した。またタイは20157月末の法改正で外国籍患者の治療を規制した。

このような中で、2007年の「人工生殖法」制定後 台湾が渡航先としてクローズアップされ、宏孕ARTクリニックだけでも2012年以降220人の患者を受け入れてきたという。

その他の施設も合わせると台湾において卵子提供医療を受ける日本人患者は相当数に上ると考えられ、高い医療技術と安い費用をテコに「国際医療ツーリズム」の推進に力を入れる台湾は日本の不妊治療、少子化問題の解決を下支えする1つの柱になるかも知れない。

 

京阪神台灣留學生聯合忘年會  兩百人歲末歡聚不寂寞

taiwannp6 Posted in 文化・教育, 日台 ー 交流, 華僑 ー 関西
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京阪神留學生會幹部與來賓合影

京阪神留學生會幹部與來賓合影

擁有50年歷史的京阪神地區台灣留學生聯合忘年會,於12月11日在中華料理「大東洋」盛大舉辦,兩百位留學生、在日就職台灣年輕人齊聚一堂,共度歲末時光。大阪大學教授星野俊也、日本欣華會會長李忠儒、關西台商會青商部長陳相宇等來賓應邀出席,勉勵同學們好好享受留學生活,多多結識朋友。

駐大阪辦事處文教組秘書羅國隆

駐大阪辦事處文教組秘書羅國隆

 

駐大阪辦事處文教秘書羅國隆代表處長陳訓養接受留學生會感謝狀

駐大阪辦事處文教秘書羅國隆代表處長陳訓養接受留學生會感謝狀

 

總召集人陳家瑜代表留學生會頒贈感謝狀給大阪中華總會會長洪勝信表達感謝之意

總召集人陳家瑜代表留學生會頒贈感謝狀給大阪中華總會會長洪勝信表達感謝之意

駐大阪辦事處文教組秘書羅國隆感謝各界對我國留學生的愛護,看到精神飽滿的同學們十分歡喜,年輕人是國家未來的希望,期勉大家努力向學、打好基礎,將來成為台日兩國的橋樑。

大阪中華總會會長洪勝信說,自己在日本出生,父母來自台灣苗栗,大學畢業後曾到台灣留學一年,因此能體會同學們身在異鄉的感受,從父親開始到自己持續支持留學生,盼同學們努力精進,將來發揮語言優勢,像曾經留學京都大學的駐日大使謝長廷一樣,為台日關係盡力,將來若能名垂青史,將是自己最高興的事。

留學生會將每桌以台灣地名標示、相當有創意。

留學生會將每桌以台灣地名標示、相當有創意。

 

留學生許少峰(左)帶動全場演唱「島嶼天光」

留學生許少峰(左)帶動全場演唱「島嶼天光」

 

獎品精彩豐富的摸彩是留學生的最愛

獎品精彩豐富的摸彩是留學生的最愛

 

同學猜拳爭奪加碼機票

同學猜拳爭奪加碼機票

 

大阪中華總會會長洪勝信捐贈多張機票、愛護留學生的心始終如一。

大阪中華總會會長洪勝信捐贈多張機票、愛護留學生的心始終如一。

春捲、花枝丸、雞排、東坡肉、炒米粉等懷念家鄉料理讓異鄉游子笑顏全開,獎品豐富的摸彩活動讓忘年會高潮迭起,最後洪勝信加碼贈送機票,讓同學們驚喜不已。

擔任2016聯合忘年會總召集人的陳家瑜希望大家忘卻煩憂,懷抱新的夢想迎接2017年,江宏傑選手與日本桌球名將福原愛的喜訊象徵友好的台日關係,希望台日關係明年會更好,也希望同學們能藉此機會與平常交流不到的同學好好交流,想留下發展的同學可以向正在日本就職的人聽取意見,增加彼此的聯繫與凝聚力。

(2016/12/12  21:07)

台湾藝術家、東京で“平和”と“反核”のアート展示

taiwannp1 Posted in 文化・教育
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上野公園内の東京都美術館で11月26日から開催されている「第5回都美セレクショングループ展」に、台湾の芸術家3人がグループ「∞3(インフィニティー スリー)」を結成し、12月9日より同18日まで、同所のギャラリーBで平和や反核のメッセージが込められた展覧会「無・尽・藏」を開催している。

台湾人芸術家3者による展覧会「無・尽・藏」

台湾人芸術家3者による展覧会「無・尽・藏」

このほど参加している作家は、台湾出身の陶芸家・張義明さん、台湾在住の現代水墨藝術家・若岱さんと曽霆羽さんの3人。都美セレクショングループ展への海外からの出展は同台湾グループが初めてであり、張さんは「同展に外国人として初めて参加出来た事は、台湾人として誇りに思う。今後も藝術を通じて日本と台湾の架け橋となれるように頑張りたい」と意気込んだ。

台湾出身の陶芸家・張義明さん

台湾出身の陶芸家・張義明さん

同展は「生態・能源・永続」をテーマとし、3者がそれぞれ製作した作品を通して、自然の大切さや平和、反核のメッセージを伝えている。張さんがこのほど展示したのは、様々な形の真っ白な陶器で、平和・幸福・希望の光を表現した〈光の種〉シリーズと、赤と白、そして黒の陶器で蝶を模り、淡い虹色の輪の陶器とコラボレーションさせた<心郷花蝶>シリーズだ。「蝶の羽は台湾の梅の花や日本の桜や紅葉などをモチーフにデザインしており、羽には日本語のこんにちはや北京語の你好などの文字も刻んでいる。これは、日本と台湾の友好関係と、世界の平和を願う意味を込めている」(張さん)。張さんのアートは、一般的な“台の上に作品を展示する”という方法でなく、約1200個の陶器の蝶たちを壁に貼り付けたり、上から輪を吊るしたりと、空間全体をデザインするために作品を置いており、生命力が感じる事が出来る展示となっている。

張義明さんの作品

張義明さんの作品

また、曽霆羽さんは、原子力に疑問をうったえる作品を展示。ミニチュア「核廃棄物桶」から始まり、水墨を使用し描いた日常の生活風景を切り取った絵、最後に真っ黒に塗られたパネルが飾られており、原子力が日常生活に及ぼす事柄などを問題提起している。曽さんは、「2011年に日本の福島で発生した原子力事故をきっかけに、考えさせられる事があり、自分に出来る事という中で同作品の製作をした。原子力は必ずしも悪いものとはいえない。今では私達の電気も原子力で作られるなど、とても身近なものになっているのも事実だ。しかし、原子力の使用を続けていった時、将来はどうなってしまうのか…。日本だけでなく、台湾の問題ともなっている反核をテーマにした」と作品について語った。

曽霆羽さんと作品「核廃棄物桶」

曽霆羽さんと作品「核廃棄物桶」

ユーモアも散りばめられた曽霆羽さんの作品には、日本に関する絵もちらほら

ユーモアも散りばめられた曽霆羽さんの作品には、日本に関する絵もちらほら

また、同じく反核をテーマに赤と白と黒の水墨で力強い水墨画を展示した若岱さんは、「日本で発生した原子力事故だが、台湾でもこれはありえる事である。私は芸術家の立場で、反核を訴えて生きたい。大自然はとても大切で、絶対に守らなくてはならないものだ」と話した。

力強い水墨画を展示した若岱さん

力強い水墨画を展示した若岱さん

若岱さんの作品

若岱さんの作品

なお、初日の9日には、展示会場でオープニングセレモニーが行われ、作家3者のほか、台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表、亜東親善協会の大江康弘会長らが出席し、テープカットや記念撮影を行い、同展の開幕を祝った。中には、台湾から駆けつけたという参観者もいた。(2016/12/09/23:57)

テープカットで開幕を祝した

テープカットで開幕を祝した

作品の説明をうける、台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表(右)、亜東親善協会の大江康弘会長(右)

作品の説明をうける、台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表(右3)、亜東親善協会の大江康弘会長(右2)

大阪中華學校全體會議暨忘年會 齊心發展校務告慰羅理事長愛校之心

taiwannp6 Posted in 台湾 — 総合, 文化・教育, 華僑 ー 関西
大阪中華學校全體會議暨忘年會 齊心發展校務告慰羅理事長愛校之心 はコメントを受け付けていません。
理事會與教職員忘年會,重申理事會、教職員、家長會三位一體齊心讓學校越來越好。

理事會與教職員忘年會,重申理事會、教職員、家長會三位一體齊心讓學校越來越好。

大阪中華學校於12月1日召開理監事全體會議,會後舉辦懇親忘年會慰勞教職員一年來的辛勞。駐大阪辦事處處長陳訓養、僑務組長黃水益、校長陳雪霞、家長會長鄭淳心及多位理監事、評議員出席,針對校務及各項議題交換意見。會中發表因理事長羅辰雄逝世,理事長一職依規定由理事長代行洪勝信接手,明年5月任期滿後再選出新理事長。

全體為去世的逝理事長羅辰雄默禱

全體為去世的逝理事長羅辰雄默禱

駐大阪辦事處處長陳訓養感謝各界為僑校的付出

駐大阪辦事處處長陳訓養感謝各界為僑校的付出

理事長代行洪勝信對羅理事長逝去表示沉痛。依規定代理理事長一職到明年5月任期期滿為止。

理事長代行洪勝信對羅理事長逝去表示沉痛。依規定代理理事長一職到明年5月任期期滿為止。

 

全體首先為11月4日逝世的理事長羅辰雄默禱致哀。駐大阪辦事處處長陳訓養對羅理事長的逝去表示遺憾,據聞近年來大阪中華學校名聲評價高漲,學生人數成長將近三百人,感謝理事會、家長會、教職員長年來為僑校的付出,學校目前面臨校舍能否順利遷徙、擴展校務的重大時期,懇請各界與駐館一同支持學校的發展。

理事長代行洪勝信表示,驚聞羅理事長逝世噩耗,理事會全體悲傷不已,猶記當時三顧茅廬請他出來,數度婉拒後終獲首肯,欣喜能請到關西地區知名華人擔任理事長一職,提升大阪中華學校知名度,事實也證明而後學校營運蒸蒸日上,羅理事長任內積極參與校務,對全校師生愛護有加。洪勝信呼籲理事會承繼羅理事長遺志,讓學校越來越好。

校長陳雪霞校務報告

校長陳雪霞校務報告

席間,出席委員針對中學部學生返國升學或留學的可能性、現階段設置高中部的可行性進行熱烈討論。洪勝信說明10月返國參加僑務委員會議時,僑委會曾表示將全力協助輔導,歡迎僑生、外籍學生返台升學。校長陳雪霞表示,今年學校創校滿70周年,迎向百年,學校積極擴大台灣方面管道,希望前來就讀的同學擁有更多的選擇,今年與兩所台灣學校(東海大學高中部、中信金融管理學院)簽約,東海大學高中部已准許本校學生回國升學,中信金融學院校方正積極籌備當中,學生將來在本校中學部畢業後,即可無縫接軌回到台灣繼續就讀高中,高中畢業後,能夠在台灣就學,也能回到日本念大學,孩子的國際觀亦可獲得拓展。

對於學校遷徙一事,陳雪霞表示隨緣,若能順利遷徙到更大的空間,將有希望設置高中部,即使不能如願,只要將孩子的腳步放遠到台灣,不管是留學也好、升學也好,學生們都能擁有廣闊的天空翱翔。

(2016/12/03  14:30)

陳桎宏処長「伊藤義郎『北海道功労賞特別賞』受賞感謝の会」出席

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陳桎宏処長「伊藤義郎『北海道功労賞特別賞』受賞感謝の会」出席 はコメントを受け付けていません。
札幌分処の陳桎宏処長は「伊藤義郎『北海道功労賞特別賞』受賞感謝の会」に出席

札幌分処の陳桎宏処長(右1)は「伊藤義郎『北海道功労賞特別賞』受賞感謝の会」に出席

札幌分処の陳桎宏処長は11月22日、札幌市内ホテルで開催された「伊藤義郎『北海道功労賞特別賞』受賞感謝の会」に出席し、北海道の荒川裕生副知事、北海道議会の遠藤連議長、札幌市の秋元克広市長、札幌商工会議所の高向巌名誉会頭、同岩田圭剛会頭ら、北海道各地より集まった各界の代表者と交流を深めた。伊藤義郎氏は、1972年の「札幌冬季オリンピック開催誘致実行委員会」会長として五輪開催実現や、千歳空港(現:新千歳空港)の出入国空港化等に大いに尽力し、長く札幌商工会議所会頭、北海道商工会議所連合会会頭として活躍したことが評価され、今般の「北海道功労賞特別賞」受賞へと至った。来賓として招かれた陳処長は会の中で秋元市長、遠藤議長、岩田会頭等多くの出席者と意見交換を行った。秋元市長に対しては、「2017年さっぽろ雪まつり」に台湾の氷像が6年連続で展示される計画であるとし、長きに渡る同市の理解、協力に感謝を述べた。また、遠藤議長に対しては、先の国慶祝賀レセプションに約50人もの議員団での参加となったことへ改めて感謝し、2017年の台湾ランタンフェスティバル開催に際して行われる北海道議会日台親善議員会での台湾視察訪問の成功を願っている。岩田会頭に対しては、札幌商工会議所会頭就任への御祝いと、今後の北海道、札幌と台湾との経済交流活性化に向けた更なる協力を頂ければ、と期待を述べた。

アフリカの孤児、在日華僑らに感謝のパフォーマンス

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アフリカ・レソト王国の孤児11人による日本感謝の公演

アフリカ・レソト王国の孤児11人による日本感謝の公演

台湾に本拠地を持つ国際的仏教徒慈善団体のACC Tokyo(阿彌陀仏ケアセンター・東京、池平美香理事長)は11月27日、星陵会館ホールにてACCの施設で生活するアフリカ・レソト王国の孤児11人による日本感謝の公演を行った。

日本語で「花は咲く」を歌う子供たち

日本語で「花は咲く」を歌う子供たち

孤児らは日本語で復興支援ソングの「花は咲く」や「涙そうそう」、北京語で「雨夜花」などを歌ったほか、ACC施設で練習した迫力満点のカンフーやダンスなどを披露し、来場者もペンライトを振るなどして孤児達のパフォーマンスを激励した。

来場者はペンライトで孤児を激励

来場者はペンライトで孤児を激励

公演の途中で孤児の女の子、ディムー(10歳)は流暢な中国語で、「私の両親は私が1歳頃に亡くなり、祖父に勧められてACCに入りました。ACCでは歌や踊りや勉強を教えてもらっています。私も大きくなったら先生になって子供達に色々な事を教えたいです。また、日本で支援してくださっている沢山の“パパ”、“ママ”達に感謝したいです。皆さんがいるから私達は未来を見ることができます」と感謝を話した。

将来は先生になりたいというディムー(10歳)

将来は先生になりたいというディムー(10歳)

ACCは、親がエイズなどで亡くなり、孤児となったアフリカの子供たちへのスポンサー支援や学校設立、食糧配給、職業訓練などの活動を行っており、2004年に設立したマラウィ共和国を筆頭に、スワジランド王国、ナミビア共和国、レソト王国に施設を設けている。また、現在はモザンビーク共和国にも施設を建設中で来年完成予定だ。また、現段階での孤児収容人数は約700人、これまでには約9000人の孤児達を救ってきたという。同施設ではアフリカの言語のほか、英語や中国語の教育にも力を入れており、近年では台湾の大学に進学する生徒も増えており、2016年には30人の孤児が台湾の大学に進学した。

同公演は、ほぼ毎年、日頃の世界各国の在日台湾人華僑らからの支援に対し、感謝の意を伝えるとともに、孤児院の運営への理解と援助の拡大を目的に実施されており、今年はレソト王国の施設の孤児が来日し来場者に感謝を表現した。なお、来賓として、台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表、元参議院議員の大江康弘氏、日本の華僑団体会長らが出席し、孤児らのパフォーマンスに心を高鳴らせた。

子供たちは終始笑顔で感謝を伝えた

子供たちは終始笑顔で感謝を伝えた

郭副代表は、「アフリカの子供たちのあどけない笑顔を見たら、心の中の悩みが全て吹っ飛んでしまいました」と笑顔で述べたほか、大江氏も、「本当に感激しました。私は今回初めてACCの活動について知りましたが、とても良い活動をされていると思います。今後、何か出来ることがあればしていきたいし、是非アフリカの同施設も訪れてみたいですね」と感想を述べた。

壇上に上がり子供たちと交流した台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表

壇上に上がり子供たちと交流した台北駐日経済文化代表処の郭仲熙副代表

子供たちからアフリカの絵をプレゼントされた元参議院議員の大江康弘氏(右上)

子供たちからアフリカの絵をプレゼントされた元参議院議員の大江康弘氏(右上)

公演後、ACCの発起人である慧禮法師は、「台湾の華僑らの愛情と情熱は多大だ。支援に感謝している。ACCはこれからも孤児達を支援し続けます」と意欲を語った。

ACCの発起人である慧禮法師

ACCの発起人である慧禮法師

東京藝術大学×文化部 日台アーティスト交流展覧会で現代絵画の可能性をみる

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「台湾・日本 現代絵画の未来と可能性」【提供:台湾文化センター】

「台湾・日本 現代絵画の未来と可能性」【提供:台湾文化センター】

台湾と日本、それぞれの国の伝統的な絵画表現の独自性に焦点を当てた展覧会「台湾・日本 現代絵画の未来と可能性」が10月15日より同25日まで、東京藝術大学大学美術館 陳列館1階、2階で開催中だ。

展示会場には日本と台湾の作家の作品が並べられている

展示会場には日本と台湾の作家の作品が並べられている

新たな絵画表現を試み活動している台湾人若手作家と日本人若手作家、計13人の個性豊かな日本画・油画・水墨画の作品が発表されている。台湾側として同展覧会に参加したのは、李逸琦さん、顏妤庭さん、范揚宗さん、黃沛涵さん、侯忠穎さん、劉韋岑さん、林瑩真さんの7人。

作品を展示した台湾アーティストら

作品を展示した台湾アーティストら

同展覧会は東京藝術大学と台湾文化部が新たな芸術文化交流事業として2013年に発足した「台湾・日本芸術文化交流事業 台湾文化光点計画」の中で行われるもので、日台の若い芸術家たちの交流を通じ、新しい芸術表現の可能性を探り、次世代の芸術家を育成する事と文化交流の促進及び台湾文化に対する認識向上を目的としており、今年で4回目のコラボレーションとなっている。

展示をみて廻る台湾文化部の楊子葆政務次長(右)、東京藝術大学の澤和樹学長(左)、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(中央)【提供:台北駐日経済文化代表処】

展示をみて廻る台湾文化部の楊子葆政務次長(右)、東京藝術大学の澤和樹学長(左)、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(中央)【提供:台北駐日経済文化代表処】

同展覧会の開催を記念し、10月17日には東京藝術大学内でシンポジウム及びレセプションが開催された。レセプションには、台湾文化部の楊子葆政務次長、東京藝術大学の澤和樹学長、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、台湾文化センターの朱文清センター長のほか、同展覧会に作品を出展した台湾と日本の若手作家及び東京藝術大学の教授や学生らが参加し交流した。

レセプションには約100人の関係者が出席

レセプションには約100人の関係者が出席

来賓と日台若手アーティストら

来賓と日台若手アーティストら

澤学長は「同企画は今年で4回目を迎えた。毎回異なる切り口で行っているが、この積み重ねにより新たな文化交流が生み出されてきた」と今までの成果を述べたうえで、「民族文化と豊かな精神世界を特色とする台湾で活躍するアーティストの作品を紹介し、日本の文化や伝統を元に個性豊かな表現を確立している日本人アーティストと対比させ交流する事で、アジア藝術の大きな礎となり、日台の藝術文化が世界に広く発信される事に期待している」と述べた。

東京藝術大学の澤和樹学長

東京藝術大学の澤和樹学長

一方の楊政務次長は、東京藝術大学との同企画が10年、40年と続いていく事に期待の意を示したほか、来年からの協力関係として、文化資産や芸術作品の修復などでも連携していきたいとした。さらに謝代表も挨拶し、日台間の文化交流の重要さを語った。

台湾文化部の楊子葆政務次長

台湾文化部の楊子葆政務次長

同展覧会に作品を展示した千村曜子さんは、「台湾と日本の作家達の作品を見比べてみて、両国の表現の違いよりも、共通点を感じる展示となりました。日本と台湾はお互いに島国であり、その島国独特の緻密さがあるように思います。機会があれば、次回は台湾の展覧会にも出展してみたい」と話す。

千村曜子さんの作品

千村曜子さんの作品

同じく作品展示をした台湾人アーティストの林瑩真さんは「日本と台湾の作品は同じく東方のスタイルですが、表現方法が少し異なっており、今回の展示では、ここの違いを見ることが出来ます。私としても今回に留まらず、日本はもちろん、日本以外の国でも作品を発表していきたいです」と、両者共に未来への期待を語ってくれた。

台湾人アーティストの林瑩真さんの作品

台湾人アーティストの林瑩真さんの作品