1月の輸出額が前年比18%増

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1月の受注増は中国からの液晶パネルや化学品の受注が好調だったことが起因している
 経済部(経済産業省に相当)が2月26日に発表した1月の輸出受注は前年同月比18.0%増の371.4億米ドルで前年比56.5億米ドル増だった。ただ前月と比較では22.6億米ドル減少だった。
 経済部では、昨年1月は旧暦正月の連休だったため対象比較の基準が異なるとし、今年1月は旧暦正月の連休がなかったため増額に推移したと見ている。このため、2月の受注額は前年比で減少し1,2月のトータルでの輸出受注は前年同期比5%増程度になるとの見通しを示した。ただ受注は順調で5カ月連続で前年同月を上回っている。
 また、中国からの1月の受注は前年同期比28.7%増となり、液晶パネルや化学品の受注が好調だったとしている。また、欧州からは21%、米国からは15.5%の増加となった。
 経済部では1月、世界経済の不透明感で見通しは立てにくいものの、スマートフォンなどの携帯型電子機器への世界需要は引き続き堅調であるとし、2013年の台湾の輸出受注は前年より大きく改善するだろうとの見方を示していた。