東日本大震災追悼式典で予定通り、台湾が指名献花

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日本政府が主催する「3.11東日本大震災追悼式」で、既報通り台湾が「指名献花」を行った。式典には、台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表が出席した。沈氏は各国外交団や国際機関代表が並ぶ来賓席に着席した。昨年は同代表処の副代表が一般席に案内された上に、一般参加者の立場で献花していた。

こうした日本政府の対応に対して、日本経済新聞など日本のマスコミによれば、中国外務省は同日、「日本側のあらゆる行為に対し、強烈な不満と異議を示す」との談話を発表した。「『二つの中国』や『一つの中国、一つの台湾』をたくらむどこの国にも反対」という立場だ。また、中国の韓志強駐日臨時代理大使は、同追悼式を欠席した。式典の献花の際、国名を読み上げる「指名献花」に台湾が加わったことへの反応と言われる。

台湾への処遇については、昨年の式典で約250億円もの義援金を寄付してくれた台湾に対して、指名献花から外したことに、自民党が猛反発、今回、安倍政権がこれを是正することを公表していた。

政府は今回、150以上の国・地域の代表を招待し、120以上の国・地域の代表者が参列した。