台中大甲媽祖国際観光フェスティバルに鳥取県立米子白鳳高校郷土芸能部が参加

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台湾台中市が鳥取県から梨の接ぎ木を買ったことから生まれた両都市の友好関係が続いている。3月14日~17日にかけて台中市で開催されている「台中大甲媽祖国際観光フェスティバル」に、今年は、県立米子白鳳高校郷土芸能部が参加している。

一行19人は、15日、惠文(えいぶん)高校との交流に参加、米子市無形民俗文化財の指定を受ける「淀江さんこ節」を披露した。次いで16日、大甲媽祖鎮瀾宮(ちんらんぐう)会場でやはり「淀江さんこ節」を披露し、喝采を浴びた。

媽祖祭は、航海の神である「媽祖」の誕生を祝う行事で毎年春に行われる。媽祖を奉った宮が台中市内にあり、台湾国内から多くの信者や観光客が訪れ、約2ケ月間に亘って国際観光フェスティバルなどが開催される。

大甲媽祖国際観光フェスティバルへの鳥取県の参加は、台中市との文化交流や青少年交流を促進させるべく、平成18年1月に台中県長から参加の要請があり、平成18年3月に鳥取県が智頭農林高校(麒麟獅子舞)を派遣したのが最初。以後、毎年、鳥取県内の高校の伝統芸能部が派遣され、今年で8回目となる。

ちなみに、米子白鳳高校郷土芸能部は、創設、8年目。淀江さんこ節保存会の指導の下、県内の高校生の郷土芸能大会はもとより、さまざまなイベントで演技を披露し、学校を代表する部として活躍。台湾や韓国、ロシアでの海外公演も行っている。