FPD世界最大級の展示会「ファインテックジャパン」開催

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ファインテックジャパン
ファインテックジャパン

リード エグジビションジャパン株式会社が主催する「第23回ファインテック ジャパン」ガ4月10日~12日に東京ビッグサイトで開催された。同展示会は、FPD(ファラットパネルディスプレイ)の開発・製造に必要な製造装置、部品・材料から、タッチパネル、有機ELといった最新ディスプレイまで、業界の最新技術が一堂に出展する専門技術展。

同展示会の規模は、韓国、中国、そして台湾など全世界から約55000人が来場(前回47528人)、うち、海外からの来場者は6000人だった。また、出展者数も800社(前回535社)と大幅に増加した。

台湾パビリオン
台湾パビリオン

台湾企業は、同時開催であるプラスチックジャパン、フォトニクス展とあわせて26社がそれぞれ「台湾パビリオン」として出展した。

このうちの一社、群翊工業股份有限公司は、台湾の装置メーカーとして23年の社歴を持ち、桃園県ではTOPの地位を持つという。日本の有力メーカーと取引があるが、さらなるビジネスの拡大を目指して、今回、初出展した。

群翊工業股份有限公司 陳禹水業務部副総経理、趙若涵さん
群翊工業股份有限公司 陳禹水業務部副総経理、趙若涵さん

「ファインテックは、日本の代表的な液晶タッチパネルの展示会ということで今回、参加しました。商談の目標は、1日10件、3日間で30件、成約数はまだわかりません。日本の企業だけでなく、台湾企業の取引先も参加していますので、自社のイメージアップにも貢献するかなと思っています」(陳禹水業務部副総経理)

株式会社アトライズ ヨドガワ 石川武弘 モバイル・デバイス事業部NBプロジェクト推進チーム開発技術担当(左)、同賈雷氏(右)、唐威科技股份有限公司(テックウエーブ)業務経理杜宗澤氏(右2人目)、業務部副理周柏宏氏(左2人目)
株式会社アトライズ ヨドガワ
石川武弘 モバイル・デバイス事業部NBプロジェクト推進チーム開発技術担当(左)、同賈雷氏(右)、唐威科技股份有限公司(テックウエーブ)業務経理杜宗澤氏(右2人目)、業務部副理周柏宏氏(左2人目)

また、唐威科技股份有限公司(テックウエーブ)は、スマホやタブレット端末などで使われる液晶タッチパネル用FPC(絶縁性をもつ柔軟なフィルムの上に電気回路を配線したプリント基板)の製造を行っているメーカー。日本における販売代理店、株式会社アトライズ ヨドガワ(仙台)の石川武弘モバイル・デバイス事業部NBプロジェクト推進チーム開発技術担当は「テックウエーブは昨年から参加しています。実は弊社は昨年展示会で同ブースを訪問させていただき、今は量産に入っています。その縁で日本の販売代理店として一緒に参加しました。3日間でどのくらい成果が出るか分かりませんが、製品に強みがありますので期待しています」と語った。

両社とも、ファインテックでは、技術のトレンドを見定めたいとしている。