「台湾映画祭」、今年も福岡アジア美術館で開催〜華流映画で日台の交流盛んに!

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福岡アジア美術館
福岡アジア美術館

映画を通して台湾の風土や文化の香りを感じて欲しいと企画されている「台湾映画祭」は、今年も福岡アジア美術館内の「あじびホール」で開催される(主催は台湾映画祭上映実行委員会。後援は台北駐日経済文化代表処、台北駐福岡経済文化弁事処、福岡市、台湾観光局。協力はチャイナエアライン)。

9月12日(木)からスタート。

上映されるのは台湾で話題を集めた6作品。日本人歌手の中孝介さんも出演する『台北カフェストーリー』(2010年)、台湾バラエティ番組で人気、陳漢典さん主演の『パンのココロ』(2012年)、『ランオブクレジット』(2011年)、『台湾人生』(2008年)、『ふたつの時、ふたりの時間』(2001年)、『ビバ!監督人生!!』(2007年)。

『台北カフェストーリー』は非情夜市で有名な候孝賢監督が総指揮を務めた。台北のカフェを舞台に描かれるユーモアと情感溢れるストーリーだ。日本では未配給の『パンのココロ』。小さな街のパン職人が主人公、コメディタッチの恋愛物語だ。アジアで最も有名な女優・林志玲が主役を務めた『ラブ・オン・クレジット』は、人生とは何か、幸せとは何か、が描かれたラブストーリー。林志玲が正反対の性格を持つ双子姉妹を一人二役で演じた。日本統治下にあった時代の台湾を描いた『台湾人生』、監督は日本人の酒井充子さん。日本統治時代に青春期を送った5人の台湾人の人生をドキュメンタリータッチで描いた。

2001年公開の『ふたつの時、ふたりの時間』は、台北とパリの2都市を舞台にした物語。幻想的な演出の中に、男女の愛情や孤独が鋭く描かれ、深く考えさせられる作品に仕上がっている。『ビバ!監督人生!!』は、台湾で俳優、演出家として活躍する鈕承澤が監督、主演を務める作品。スピード感溢れる展開に、視聴者の笑いを誘うシーンも盛り込み、台湾では2008年上半期台湾映画興行収入でトップを記録した。話題作『モンガに散る』を監督した鈕承澤氏が描く独特の世界感に注目したい。

【台湾映画祭2013】

開催会場/あじびホール(福岡市博多区下川端町3−1・福岡アジア美術館内)

開催日/9月12日(木)〜9月17日(火)午前10時〜午後8時

料金/1作品:前売り1000円。当日1200円