トランスアジア航空が成田ー台北線就航式典開催

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出発ロビーカウンターに並ぶ初便の乗客の皆さん
出発ロビーカウンターに並ぶ初便の乗客の皆さん

台湾・トランスアジア航空は昨年6月28日の関西国際空港を皮切りに、日本国内8都市(※)と台北を結ぶ路線を順次開設してきたが、このたび9都市目として成田国際空港に就航することとなり、9月26日、初便出発の日に就航式典を開催した。これにより日本と台北の間を計30便(毎日1便)が往復し、日台間の観光やビジネスの交流に貢献する。

主催者・来賓全員による記念撮影
主催者・来賓全員による記念撮影

就航式典の開会は午後12時30分だった。司会より式典の趣旨が述べられた後、主催者(林明昇会長)、来賓(台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表、国土交通省東京航空局成田空港事務所加藤敏成田空港長、台湾観光協会東京事務所徐雅珊副所長、成田国際空港株式会社深谷憲一代表取締役副社長)の紹介があった。

トランスアジア航空林明昇会長
トランスアジア航空林明昇会長

続いて主催者を代表して、林明昇会長が挨拶を行った。林会長は、最近の日本と台湾の往来が極めて緊密になっていること、とりわけ台湾人の5人に1人が日本を旅行していることに触れつつ、安全で高品質なサービスの提供と両国の観光業の発展に努力したいと語った。「台北最高層ビルTAIPEI101やタロコ峡谷、金門や膨湖諸島など台湾には見どころがたくさんあります」とアピールしていた。

台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表
台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表

続いて挨拶にたった台北駐日経済文化代表沈斯淳代表は、昨年の日台往来人数が299万人となり、すでに今年は8月までに250万人を超え、残り3カ月で300万人を突破する予定ですと語った。そして「今年5月、三重県で行われた日台観光サミットでは2016年までに双方で400万人を達成することで合意しました。代表処としても日本各地の5つの弁事処とともに台湾と日本の航空業界と手を携えてこの目標を達成したいと思います」と力強く語った。

国土交通省東京航空局成田空港事務所加藤敏成田空港長
国土交通省東京航空局成田空港事務所加藤敏成田空港長

この後、国土交通省東京航空局成田空港事務所加藤敏成田空港長が挨拶した。加藤空港長は、2020年、東京オリンピック開催が決まり、成田空港がいっそう進歩し、訪日客の拡大が期待できると喜びながら「成田は今、年間27万回の運航ですが、今後、30万回に向けて取り組んでいるところです。そんな折にトランスアジア航空の就航をお祝いできることは私たちとっても大きな喜びです。最後に、今日、初便のお客様が快適なフライトを楽しまれますよう、また、日本と台湾のさらなる交流の発展を祈念致しまして私の挨拶とさせていただきます」と結んだ。

主催者・来賓によるテープカット
主催者・来賓によるテープカット
花束贈呈(林会長、加藤空港長双方受け渡し)
花束贈呈(林会長、加藤空港長双方受け渡し)
花束贈呈(林会長、加藤空港長双方受け渡し)
花束贈呈(林会長、加藤空港長双方受け渡し)

就航式典は、この後、主催者・来賓によるテープカット、花束贈呈(林会長、加藤空港長双方受け渡し)、主催者・来賓全員による記念撮影が行われ、午後1時に閉幕した。

※関空、那覇、新千歳、函館、旭川、釧路、帯広、新石垣(定期チャーター便)