ありがとう台湾・がんばれ東日本チャリティ演奏会が4月、台中で開催

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ありがとう台湾チャリティ演奏会実行委員会石川公弘実行委員長
ありがとう台湾チャリティ演奏会実行委員会石川公弘実行委員長
記者会見の様子
記者会見の様子

台湾高座会留日70周年歓迎大会実行委員会(石川公弘委員長)主催の歓迎大会が、神奈川県座間市立市民文化会館で昨年5月9日、開催され、台湾から約250人の台湾高座会の元少年工及び関係者、日本高座会関係者1050人、合わせて約1300人が集った。

台湾高座会留日70周年歓迎大会
台湾高座会留日70周年歓迎大会

「実は、この時、李登輝元総統の来日を準備していた関係で多額の参加費が集まったのですが、李総統の体調がすぐれず参加できませんでした。結果、若干の剰余金が生じたため、友好に使いたいと検討した結果、3.11で世界一の支援をしてくれた台湾に、音楽を通じて感謝の気持ちを伝えようという企画が浮上しました」(ありがとう台湾チャリティ演奏会実行委員会石川公弘実行委員長)

この話を台湾高座会に打診したところ、趣旨には大賛成だが自分たちも第二の故郷である日本(被災地)の再起を願って激励のメッセージを送りたいと、日本側の「ありがとう台湾チャリティ演奏会実行委員会」に対して「がんばれ東日本チャリティ演奏会実行委員会」を立ち上げることになった。

「そんなわけで2つの組織が合同で今回のコンサートを実施することになりました」(石川実行委員長)

名称は「ありがとう台湾・がんばれ東日本・チャリティ演奏会」。2014年4月1日午後7時30分より台湾台中市中山堂(定員1610人)で開演(開場午後7時)となる。動員目標は台湾1100人、日本500人だ。

協力団体として、現在、日本側は日華親善協会、日本李登輝友の会、神奈川県議会日華議員連盟、台湾協会、東京台湾の会、早稲田大学稲門会、早大神奈川県下各稲門会、東工株式会社、橋本電気工事株式会社など(依頼中)、台湾側は早稲田大学台湾校友会、奇美実業(創設者:許文龍氏)、台湾花壇、台湾日本人会、台北稲門会など(依頼中)が挙がっているほかさらなる呼びかけが行われている。

後援団体として、現在、日本側は交流協会、神奈川県、福島県、宮城県、岩手県、青森県、大和市、座間市、南相馬市、双葉町など(一部申請中)、台湾側は亜東関係協会、台北駐日経済文化代表処、台中市など(申請中)が予定されている。

 

MJC(2012年5月ウイーン少年合唱団と)
MJC(2012年5月ウイーン少年合唱団と)

肝心な企画内容は、まず、台湾側の希望もあり南相馬市のコーラスグループMJC(指揮:金子洋一氏)の合唱が予定されている。震災から再起した女性コーラスグループでこれまでローマ法王の前で合唱したり、ウィーン少年合唱団とのコラボレーションが話題となった。

花巻市出身のオペラ歌手古川精一さん
花巻市出身のオペラ歌手古川精一さん

また、台北での(台湾からの義援金などに対する)返礼コンサートや岩手県での日台の赤十字社合同の支援コンサートなどに取り組んできた花巻市出身のオペラ歌手古川精一さんがチャリテイ演奏会全体の音楽プロデューサーとしての役割を担うことになった。

古川氏は、自ら招聘に一役買った国立台湾師範大学音楽学部の女性コーラスや台湾中歴青少年管弦楽団(指揮:山路譲氏)の演奏を含め、当日の演奏会を主導する。

一青妙さん
一青妙さん

歌手の一青窈さんの姉に当たる一青妙さん(舞台女優・エッセイスト・歯科医師)の司会やノーベル化学賞受賞者根岸英一博士の歌(台湾楽しやほか)、福島県双葉町議会岩本久人副議長による被災地からのお礼の挨拶も見所だ。

なお、参加方法については、実行委員会がJTBとHISと提携、「震災支援ありがとう台湾チャリティ演奏会の旅」ツアー募集(月20日~2月15日)が始まる。3泊4日で10万円~11万円(別途:参加費1万円)となる見込み。HPから応募できる。

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