人気テレビ番組「大口吃遍台湾」〜台湾ビジネス後継者を育てる育成プログラムの「教材」になっていた

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グルメの見どころ盛りだくさん
グルメの見どころ盛りだくさん

 

撮影風景
撮影風景

日本人司会者が台湾の街を歩き、様々なものを食べ、コメントをしていくという台湾放送の旅グルメ番組「大口吃遍台湾」が、台湾でビジネスエリートを育てる人材育成プログラムITIの授業に使用されていたことが分かった。授業のテーマは「日本語での味の表現」。「大口吃遍台湾」では日本人の司会者・阿松氏が各地を食べ歩き、基本的には「日本語」で味を表現し、また、「口に合う」「合わない」といったこと「美味しい」を連発するばかりではなく、味に関しても踏み込んで具体的な表現をしているため、教材としては適切と判断されたようだ。学生達は、授業の中で、毎回、阿松氏の食のレポートを見て、日本語で書き取ったり、自分で発音をしたりして、日本語を鍛錬していた。

阿松氏と話す台湾人研修生
阿松氏と話す台湾人研修生

また、学生達はビジネスプログラムで来福した際に、阿松氏本人と対面し、興奮気味で写真を撮影したりしていた。行政主導の教育プログラムで、民間放送のテレビ番組が使用されるのは極めて稀なことだが、当番組は質の面でも、基準をクリアしたと言える。面会した学生達は笑顔で「阿松老師」と呼ぶなどして交流を深めていた。台北のビジネスプログラムでは今後も、大口吃遍台湾の教材としての使用を続けていく予定だ。教務担当者によると、「大口吃遍台湾はバリエーションのある言葉を使っての表現が特徴で、学生達の語彙力のアップに繋がる。学生達も阿松氏本人と会って喜んでいた。今度は、学校に阿松氏本人を呼んで講演をしていただきたい」とコメントしている。

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