日本・台湾共同製作の映画「南風(なんぷう)」が全国順次公開へ

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南風(写真提供:ビターズ・エンド)
南風(写真提供:ビターズ・エンド)

日本・台湾共同製作の映画「南風(なんぷう)」が7月12日(土)よりシネマート新宿ほかで全国順次公開となる。

南風は、制作を担当したドリーム・キッドが“このブロードバンドの時代にこそ、それぞれの国の文化や国民性を相互交流させる場を映画やドラマの制作を通じて提供して行きたい”との理念に基づき、1年間かけて開発した企画。

台北駐日経済文化代表処、台湾観光局の後援やJTB、愛媛県の協賛、台湾の自転車メーカーGINANT(ジャイアント)や
エバー航空が協力をした南風は、制作から上演までの全ての行程において、日台共同で行った、いわば日台友好の映画である。

また、南風の特徴としては日本と台湾同時に始動した「マンガ化」でも「映画化」でもない、映画+マンガの日台同時連動企画という新たな試みが挙げられる。映画とマンガで異なるストーリー展開となっている。マンガ版の作者である森永あい氏は取材のために何度も台湾へ足を運びプロットを製作。映画版の萩生田宏治監督と意見交換をしながら、主人公・藍子のキャラクターや撮影地などが決められたという。マンガ版の南風はLaLaメロディonlineにて無料配信されている。

映画版の南風は台湾と日本の愛媛県のサイクリングロードを舞台に、自転車旅行を通じて育まれる恋や友情、
そして青春をコメディタッチで描くサイクリング・ロードムービー。「千と千尋の神隠し」の舞台となったと言われる「九份」、台湾のベニス「淡水」、台湾三大観光地のひとつである湖「日月潭」など、500kmに渡る台湾サイクリングロケを敢行。なお日本では、初めて海峡を横断するサイクリングロードとして有名な愛媛県の“しまなみ海道”も登場する。

出演者は黒川芽以、テレサ・チー、郭智博、コウ・ガなど。日台双方の若手役者達がリアルな演技を魅せている。

「台湾には今回の撮影で初めて行きました。日本人の俳優は自分だけでしたので、最初は台湾キャストとコミュニケーションをとるのが大変でした。休憩中、片言の英語とジェスチャーで仲よくなろうと試みたり、日本のお笑い動画を見せたりして少しずつ仲よくなっていきました。セリフも日本語と台湾語でのやりとりだったので、覚えたりタイミングを合わせるのも大変でしたが、テレサはよくアドリブを入れたりしていたので、これが外国か!負けちゃいけない!と頑張りました」(黒川芽以)

萩生田監督は、日台の合作であるこの映画の製作で、自分自身がどのような映像を作っていけるのかという冒険心がかき立てられ、監督のオファーを受けたという。日台双方が相手を国として捉えるだけでなく、登場人物の個性を通じて、互いの国の理解を深めるきっかけになることを萩生田監督は望んでいる。

また、南風のプロデューサーであり、妊婦の由貴役として出演もしているドリーム・キッドの朱永菁さんは「ゆったりと吹く“南風”のように、忙しい日々を過ごす皆さんの背中をそっと押してくれるような、ほっこりさせてくれるような映画になっている。綺麗な景色はもちろん、台湾のゆったりとした空気感を楽しんで欲しい」と述べている。

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