よしもとが海外初の「よしもと47ご当地市場」の金門WLP店をオープン

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「よしもと47ご当地市場 金門WLP店(中国語:吉本47特選市場 金門WLP店)」がオープン
「よしもと47ご当地市場 金門WLP店(中国語:吉本47特選市場 金門WLP店)」がオープン(写真提供:よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

タレントマネジメントを主力にエンターテイメントなど幅広く企画・制作・PR・流通までを国内外に網羅・展開する吉本興業(以下:よしもと)は7月5日、中国大陸付近に位置する台湾・金門島のショッピングセンター「WIND LION PLAZA」西館2階に「よしもと47ご当地市場金門WLP店(中国語:吉本47特選市場金門WLP店)」(以下:金門WLP店)をオープンした。

「よしもと47ご当地市場」はよしもと創業100周年の2012年4月に日本国内では大阪にオープンしているが、海外拠点としては台湾・金門島が初。台湾土地開発股份有限公司との提携でオープンを実現させたもので、金門WLP店として日本47都道府県の「地域活性」をテーマに日本各地54社のご当地食品、雑貨、工芸品など約441種類を販売し、初年度の売り上げは1億2千万円を目指す。

オープン当日の様子
オープン当日の様子(写真提供:よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

出展の狙いとしてよしもとは、指定倉庫から台湾・金門島の現地までの輸送費・関税はよしもとが負担するため、国内流通の際と同コストで台湾へ出展することが可能であるとし、今後、このメリットを生かし「よしもと47ご当地市場」として台湾本島含めアジア諸国にも展開する予定。台湾進出を機にさらにアジア地域への進出のチャンスをうかがう、としている。

金門WLP店の目玉商品は、唐辛子を少量入れて活火山である桜島の噴火を模倣しマグマを連想させる「鹿児島県の桜島マグマソーダ」(櫻島辣椒汽水)や、たこ焼きをモチーフにした大阪府のたこ焼きゴルフボール(章魚燒高爾夫球(6個入)などがある。同社物産担当の三上公一さんは「金門島にはあまり日本のものがなかったため、現地の台湾人から好評を得ている」と反応も上々であるという。

左からよしもとクリエイティブ・エージェンシー常務取締役・戸田義人氏、物産展のカリスマバイヤーとして知られるオフィス内田代表取締役・内田勝規氏、台湾で活動中のよしもと所属タレント・佐藤麻衣さん
左からよしもとクリエイティブ・エージェンシー常務取締役・戸田義人氏、物産展のカリスマバイヤーとして知られるオフィス内田代表取締役・内田勝規氏、台湾で活動中のよしもと所属タレント・佐藤麻衣さん(写真提供:よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

オープン当日は記念式典も開催され、よしもとクリエイティブ・エージェンシー常務取締役・戸田義人氏、物産展のカリスマバイヤーとして知られるオフィス内田代表取締役・内田勝規氏らが参加し、金門WLP店オープンを祝った。また、台湾で活動中のよしもと所属タレント・佐藤麻衣さんがこの日金門WLP店の1日店長を務め、日本の特産品などをアピールした。

「WIND LION PLAZA」は、台湾土地開発股份有限公司が台湾・中国大陸両岸の交流を目的に、金門県政府より認可を受け始動したプロジェクト「両岸自由貿易・取引センター」の計画の一環。台湾・日本・韓国をテーマにした施設やグルメ・アミューズメント施設、インターナショナルブランド店舗展開を目指すもの。また、ホテル・展示センター・オフィスなどの施設は2017年をめどに竣工させ、総敷地面積約24万㎡、事業費100億台湾ドルを超える大規模な商業開発となる予定。さらに施設拠点が金門尚義空港から約200mという好立地に位置する利便性や、台湾政府の「離島建設条例」による免税特例も生かし、中華人民共和国福建省廈門市を中心とした約5000万人の海峡西岸経済圏マーケットの取り込みを見込んでいる。

 

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