中華航空・九州山口地区支店の曽支店長、ラジオ出演で、日本への想い語る

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九州は思い出深いと話す曽煜屏支店長
九州は思い出深いと話す曽煜屏支店長

台北から九州を結ぶ直行便を増便させるなど、台湾と日本の交流の貢献者である中華航空・九州山口地区支店の曽煜屏支店長が、福岡ラジオ局のトーク番組に出演し、自身の経歴や日本への熱い想いを語った。

曽支店長は基隆生まれ、台北内湖の高校を経て、台湾大学へ進学。馬祖島への兵役任務を経験、イギリスの名門・ダラム大学へ1年留学して英語や経済を学ぶなど、台湾や海外で見聞や経験を深めた。「イギリスでは多くのことを学べた。あえて中華系の人が少ない大学を選んだことで、英語圏の人達と純粋に触れ合うことができ、毎日が充実していた。バーで交流を深めたことが印象深い」と振り返った。

中華航空入社後は、財務や会計の現場を主に踏んだ。「会社の核とも言える現場を経験することで、視野を広げられた。社の今後の計画を練ったり、飛行機の購入等のプランを練るなど、重要な仕事を担当できた」と前向きに捉える。2007年に東京に赴任。赴任中は、西武ドームで始球式を務め「マウンドはいい舞台だった」と感想を語る。また、日本の支店の日本人の仕事ぶりを見て「日本人は仕事に対して真面目だと衝撃を受け、台湾人も学ぶべきところだと思った」と回顧する。

日台交流の貢献者
日台交流の貢献者

2011年7月、福岡に着任。以来、福岡–台北便は増便し、鹿児島–台北便が就航。南九州と台北では、現在「デイリー」運航の状態となっている。現在、台北と九州各地は、福岡から毎日2便、宮崎(毎週3便)、鹿児島(毎週4便)の定期便が運行している。「福岡では素晴らしい人達との出会いに溢れている。人情も熱く、愛着が湧いている。福岡赴任中は、様々な場所に観光や旅行にも訪れた。時間をかけずに魅力的な場所にたどり着けるし、九州は自然の最高の環境に恵まれている」

また、福岡や九州で開催される多くの交流イベントにも参加している。「仕事と言うよりも、自分の時間を使って参加するという意味合いが強い。交流を広げることで、多くの日本人に台湾のことを知って欲しいという意味合いがあった」と語る。好きな音楽は、レミオロメンなどの邦楽。

「福岡では様々な貴重な思い出ができた。台湾人にも九州の魅力を知ってもらい、更なる人の往来を促したい」と熱い想いを語り、番組を締めくくった。

 

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