日本初公開「オーロラの愛」の舞台挨拶に女性ファン殺到~父、母、息子で創り上げた“初恋”のストーリー~

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「オーロラの愛」の舞台挨拶に主演の宥勝さん(右)、監督の李思源さん(左)、プロデューサーの王月さん(中央)が登壇
「オーロラの愛」の舞台挨拶に主演の宥勝さん(右)、監督の李思源さん(左)、プロデューサーの王月さん(中央)が登壇

昨年の台湾金馬影展オープニング上映作品となったことでも注目されていた「オーロラの愛(中文名:極光之愛)」の舞台挨拶が4月24日、六本木シネマートで行われ、ゲストとして主演の宥勝(ヨウ・ション)さん、監督の李思源(リ・スーユェン)さん、プロデューサーの王月(ワン・ユエ)さんが登壇し、日本のファンに向け同作への思いを語った。

同作は台湾演劇界の至宝、李國修(リ・グォシュウ)さんの名作「北極之光」を李さんの妻であり女優のワンユエさんがプロデュース、李さんの息子であるリー・スーユェンさんが23歳の若さで初メガホンをとった話題作。さらに、楊丞琳(レイニー・ヤン)さんとヨウションさんが共演し、他のゲスト出演メンバーの豪華さでも注目を集めた。

映画の中に出てくるポーズで。左から監督の李思源さん(左)、主演の宥勝さん(右)、プロデューサーの王月さん(中央)
映画の中に出てくるポーズで。左から監督の李思源さん(左)、主演の宥勝さん(右)、プロデューサーの王月さん(中央)

リー・スーユェン監督は同作について「大きなプレッシャーもあったが、いろんな困難や責任を感じつつ撮っていくことは、父が僕に残した最後の教えだと思っている。同作の内容は父のオリジナル舞台『北極之光』の10%しか盛り込まれていないが、脚本のスピリットは残している。父の脚本はロマンチックな雰囲気なのに対し、同作は現代社会のリアルさを色濃く描いた」と製作秘話を語った。ワン・ユエさんは「演劇は言葉の問題などもあり、なかなか世界に露出することは難しい。しかし映画は国境のないものなので、世界中の人に見てもらうことが出来る。今後もリー・グォシュウが残した27作品を全て映画にとるまで頑張っていきたい」と目標を力強く述べた。

このほどの上映は、今まで数々の台湾映画を上演してきたシネマート六本木が今年の6月14日(予定)をもって閉館することを機に行ったラスト企画「台湾シネマ・コレクション2015」の1つで日本初公開の作品だ。当日は舞台挨拶後にゲストを交えてのウェルカムパーティーが行われるということもあり、シアターは満席でヨウションさん目当ての女性ファンの姿が目立った。

宥勝さん目当てに訪れた女性ファンも多かった
宥勝さん目当てに訪れた女性ファンも多かった

中にはチケット発売日に30分前からコンビニで待機し申し込んだというファンもいて、「こんなに近くでヨウ・ションさんと会えて幸せでした。彼はいつも笑顔で素敵です」と喜んだ。

ウェルカムパーティーにて乾杯の様子
ウェルカムパーティーにて乾杯の様子

同パーティーでゲストらは、ファンと写真撮影をしたり握手を交わしたり、同作に登場する人形やオリジナルTシャツが当たる抽選会を行うなどして交流を図った。なお、同パーティーにはシネマートを経営するエスピーオーの香月淑晴代表取締役や台北文化センターの朱文清センター長らも来場した。

抽選会の様子
抽選会の様子

同作は、1990年と2014年という2つの時代を背景に、母娘それぞれの初恋を描くと共に、失恋で傷付いた娘が母の想いを知り、一歩前へ踏み出す姿を描くストーリー。リー・スーユェン監督は「恋に破れた人や、恋人に気持ちを伝えられていない人達に是非見て頂きたい」としている。同作は六本木シネマートにて「台湾シネマ・コレクション2015」最終日の5月8日まで上演する。

ゲストの希望で最後にもう一度記念撮影
ゲストの希望で最後にもう一度記念撮影

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