「南相馬市桜井市長、台湾大で初講演 学生らに『南相馬の子どもたちと友達に』」

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東日本大震災と東京電力福島第一原発事故により甚大な被害を受けた福島県南相馬市の桜井勝延市長は昨年12月に初めて台湾を訪れた。震災後の同氏の海外訪問は今回が初めて。27日、台北市の国立台湾大学でNPO法人日台学生交流会(和田健一郎代表理事)主催の「感謝台湾交流会」に出席し、台湾の学生たちに震災時の義援金への感謝の気持ちとエールを送った。

初訪台した福島県南相馬市の桜井勝延市長(右)

初訪台した福島県南相馬市の桜井勝延市長(右)

交流会には台湾大生ら約80人が出席した。桜井市長が随行員らと共に会場に現れて中国語であいさつし、「私は皆さんに感謝の気持ちを伝えるために台湾に来た。南相馬市民を代表して心から御礼を申し上げたい。今後、台湾と日本、南相馬市の関係がより親密になっていくように取り組んでいきたい」と述べ、震災と原発事故当時の体験や自身の学生時代の思い出を語った。

学生たちの表情を見た桜井市長は「皆さんは若い。私も自分はまだ18歳だと思っている」とおどけてみせた。会場は和やかな笑い声に包まれたが桜井市長の話は続く、「私は18歳のときに宮沢賢治にあこがれて、彼の母校である岩手大に進み、農業を学んだ。世界観が広がり、新しい世界をもっと知りたいという衝動からたくさんの人と会って、各国の農業の現場を見て回った。ぜひ皆さんも今の新鮮な気持ちを忘れずにいてほしい。原発は本当に必要なのか?などという疑問にも、自分なりに納得のいく答えを見つけていってほしい」と語りかけると、学生たちは真剣な表情になっていった。

最後に桜井市長は「皆さんもぜひ、南相馬に来てほしい。そして、同年代の若者と語り合って友達になってほしい」と結んだ。講演後、桜井市長は学生たちに囲まれ質問攻めにあったが、終始にこやかに対話していた。

「感謝台湾交流会」にて

「感謝台湾交流会」にて

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