亜東親善協会が通常総会を開催

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講演中の大江康弘参議院議員

社団法人亜東親善協会が5月7日、ルポール麹町(東京都千代田区)で平成24年度第41回通常総会が行われた。
同協会は、1949年に東京に設立された『華南倶楽部』が発祥。民主主義と自由経済を信条とする、アジア人同士の交流を深めることを目的としている。設立後63年になる伝統ある社団法人だ。
今回は、本会議の前に大江康弘参議院議員による講演会が行われた。大江氏は“『自由民主党』無所属の会”所属の議員で、親台議員の第一人者。演題は「昨今の政治雑感と日・台関係の今後の展望」で、約50分間ポリビオスの政体循環論を例にとり、民主党による現在の日本の政治状況について語った。「できもしないマニフェストで大衆迎合をした民主党が、衆愚政治を生み出している」と述べると、出席者からの賛同を得ていた。
本会議では、会長として10年間尽力した玉澤徳一郎氏が退任し、名誉会長への就任が発表された。後任の会長には安倍晋三元首相が就任することも同時に発表された。副会長には大江氏と山本順三参議院議員、張建国氏、張碧華氏が就任。大江氏は会長代行も兼任する。
本会議後は懇親会が行われ、台北駐日経済文化代表処羅坤燦副代表が出席。「亜東親善協会のおかげで台日の交流が深まりました。これからの活躍を期待しています」と述べた。
懇親会には100人以上が出席し、終始和やかな雰囲気で行われ盛況なうちに閉会となった。

退任の挨拶をする玉澤徳一郎氏