「Feel Taipei 」キャンペーンスタート!蜷川実花、東山彰良ともコラボ

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台北市政府観光伝播局は7月13日、日本における観光地としての台北市の知名度向上と、個人旅行者の増加を目的とした訪台キャンペーン「Feel Taipei 台北の旅温度を感じる」を開始した。

同キャンペーンでは、ユネイテッドツアーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:山本隆二)及びエバー航空とコラボレーションしたオリジナルツアーの販売や、台湾でも人気を誇る蜷川実花さん及び台湾出身の直木賞受賞作家の東山彰良(王震緒)さんとのコラボレーション企画、そしてファミリーマート(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:中山勇)と共同開発したスイーツ・ドリンクの販売を主軸に、台北への観光誘致を展開する。

オリジナルツアーの企画としては、8月より来年2月までの期間で全12コースのツアーを用意。同局お勧めの観光地に、駅から近い便利なホテルを組み合わせるとともに、日本から多くの台北便を運航しているエバー航空を使用した。さらに、ツアーに参加すると、各種限定グッズが入ったFeel Taipei限定ギフトパックがプレゼントされる。同ギフトパックには、オリジナルガイドブックやポストカード、ネックピロー、ハンカチなどのほか、蜷川実花さん撮影の台北市花・ツツジをデザインした限定記念悠遊卡(イージーカード)などが含まれている。

ギフトパックには、オリジナルガイドブックやポストカード、ネックピロー、ハンカチなどのほか、蜷川実花さん撮影の台北市花・ツツジをデザインした限定記念悠遊卡(イージーカード)などが入っている
ギフトパックには、オリジナルガイドブックやポストカード、ネックピロー、ハンカチなどのほか、蜷川実花さん撮影の台北市花・ツツジをデザインした限定記念悠遊卡(イージーカード)などが入っている

また、東山さんは「懐旧、散策、美味、ショッピング、眠らない」という5つのテーマで、台北に対する想いを表現したエッセイを書き下ろし、同キャンペーンのHPにて発表し、文字を通じて台北への観光を促している。

さらに、台湾に行かなくとも台湾を感じられるのがファミリーマートとのスイーツ・ドリンク販売企画。スイーツは、台北の新土産として期待の高い「台湾式マカロン(ハニータイペイ)」(本体: 223 円、税込:240 円)で、しっとりとしたピンクのマカロン生地の間に、ラズベリーを織り込んだソフトキャンディ「ヌガー」を挟んだオリジナルスイーツだ。一方のドリンクは、台湾産ライチ果汁を使用した「ソルティーライチ」(本体:193 円、税 込:208 円)て。ほんのり甘酸っぱいライチ果汁に塩を合わせ、ライチ果肉を加えてツブツブ食感も楽しめる仕立てになっている夏にぴったりのドリンクだ。同2商品は数量限定で、7月19日の販売開始後、全国のフ ァミリーマート約 11,800 店で販売し、無くなり次第終了する。

「台湾式マカロン(ハニータイペイ)」
「台湾式マカロン(ハニータイペイ)」
「ソルティーライチ」
「ソルティーライチ」

 

台北観光の課題は、リピーター観光客の獲得

台北市政府観光伝播局はキャンペーン開始の13日、原宿のYM Square HARAJUKUのcafé STUDIOで記者発表会を開催した。同会には、台湾から駆けつけた同局の簡余晏局長のほか、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、東山彰良さん、ユナイテッドツアーズ海外旅行商品事業部の下河辺善太部長、ファミリーマート商品本部の永井雄一部長、エバー航空日本支社の王振興支社長が登壇し、それぞれ同キャンペーンに向けた想いを語った。

右からファミリーマート商品本部の永井雄一部長、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、台北市政府観光伝播局の簡余晏局長、東山彰良さん、ユナイテッドツアーズ海外旅行商品事業部の下河辺善太部長、エバー航空日本支社の王振興支社長
右からファミリーマート商品本部の永井雄一部長、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、台北市政府観光伝播局の簡余晏局長、東山彰良さん、ユナイテッドツアーズ海外旅行商品事業部の下河辺善太部長、エバー航空日本支社の王振興支社長

まず、東山さんが登壇し、「台北の問題はリピーターをどのように作っていくかだ」と提起。その上で、東山さんが生まれ育った廣州街の近くにある「台北植物園」や、以前の日本酒の工場として使われた建造物をリノベーションした「華山1914文化創意產業園區」などの観光地を紹介し、「台北を2度3度訪れる中で、僕がHPで紹介する場所に行ってもらえればもっと深い台北を発見出来ると思う」と話した。

台北の深い魅力を紹介した東山さん
台北の深い魅力を紹介した東山さん

また、台北出身の謝代表は、「台北は、台湾の首都として、政治や商業の中心的な役割を果たしているほか、伝統と現代の共生、独自性と多様性を作り出している」と述べ、お勧めの観光地として漢方薬や乾物の問屋が多く、レトロな建築物が建ち並ぶ「迪化街」を紹介した。

「迪化街」がおすすめだという謝代表
「迪化街」がおすすめだという謝代表

簡局長は、「沢山の日本の方が台北に訪れているのは事実だ。しかし、やはりリピーターを獲得したい。また、今まで台北を訪れたお客様はだいたい3、4泊程度の滞在。これを5泊、6泊と延ばしロングステイしてもらいたい。台北は伝統も残しつつ、スタイリッシュにも魅せている。その融合を見て欲しい。今までと違う台湾を訴求したいと思っている」と語った。

「今までと違う台湾を訴求したい」(簡局長)
「今までと違う台湾を訴求したい」(簡局長)

同局は日本人観光客誘致のため、東京都と昨年7月より相互に観光PRを行なっており、昨年9月22日から28日まで、東京都庁45階の南展望室にて「台北友町―友達がいる台北町」台北特別展を開催した。このほか、東京都は都営地下鉄車内でのポスター掲示なども提供しPRを展開した。また、同局は昨年8月21日に日本人訪台観光客向けサイト「台北友町」も立ち上げ日本人観光客誘致に力を入れていた。

これについて簡局長は、「昨年からのこのようなPRはとても効果があった。それは、同局の日本語版HPのアクセス数が、100万人以上となったことからも見て取れる。これは今までにない数だ」と成果を述べていた。