李登輝元総統が石垣で講演会~石垣×台湾の歴史スタイルをお手本に~

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台湾の李登輝元総統(93)は7月30日から8月3日までの5日間、曽文恵夫人や家族らを伴い沖縄県石垣島を訪問した。到着した南ぬ島石垣空港には台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表や交流協会の今井正理事長、前参議院議員の江口克彦氏らが出迎えたほか、今回の訪日招聘事業で事務局を担った八重山経済人会議のメンバー、地元華僑ら多数が駆けつけ盛大だった。

空港では多くの関係者らが出迎えた

空港では多くの関係者らが出迎えた

このほどの訪日のメーン行事として李登輝元総統は7月31日、沖縄県の石垣市内のANAインターコンチネンタル石垣リゾートで「地方から発信する日台交流の深化─石垣島の歴史発展から提言する日台交流のモデル」と題した講演会を行った。講演会には李登輝元総統の講演を聴くため、各地から500人以上が集まった。

同講演で李登輝元総統は、「戦前、1930年代より石垣にはパイナップル栽培など開墾のため、台湾から移民だけでなく水牛も持ち込んだ深い歴史がある」、「戦後には台湾と石垣に国境線は出来たが、台湾から石垣に技術指導としてパイナップル缶詰技術などを教えるなど、戦時中一時衰退した石垣のパイナップル産業復興に台湾移民は貢献した」などと述べ、戦前・戦後の石垣と台湾の繋がりに言及した。

石垣で講演した李登輝元総統

石垣で講演した李登輝元総統

また日台関係については、あらゆる機器をインターネットにつなぐIoTの分野での協力体制を提言。日本が研究開発を担い、半導体の生産技術を構築している台湾が製造を担う経済政策の起爆剤となると提言した。その上で日本側の問題として「日本はなかなか実現するまでに時間がかかる。高い技術が閉じこまったままである」と述べ、「台湾はグローバル生産技術に優れている。日台協力し大きな経済発展の可能性年3%成長なども考えられる。研究は日本、製造は台湾という形態で、石垣の台湾との歴史のようなスタイルで相互協力の形が生まれるのではないか」との考えを示した。

講演に先立ち来賓の謝代表が挨拶し、閉会挨拶は国際教養大学教授で元仙台市長の梅原克彦氏が行った。

講演のほか、李登輝元総統一行は名蔵ダムで行われた「台湾農業者入植顕頌碑」でのセレモニーや石垣市の中山義隆市長主催の歓迎晩餐会、華僑総会主催の晩餐会に出席するなど、多くの石垣における関係者らと親交を深め8月3日、無事台湾へ帰国した。

なお、日本李登輝友の会の報道によると、7月30日に李登輝元総統夫妻と30年近い親交がある江口前参議院議員に対し、財団法人李登輝基金会の最高日籍顧問任命書が贈られていたという。

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