台湾人コレクター所有の明治工藝約130件、東京藝術大学で展示

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「驚きの明治工藝」展
「驚きの明治工藝」展

「驚きの明治工藝」展が東京藝術大学大学美術館(東京・上野公園)で開催される(会期:9月7日~10月30日)。同展は、台湾の著名薬剤師・宋培安が所有するコレクション「宋培安コレクション」から、技巧を凝らした細密、写実的な表現で近年特に人気の高い明治時代を中心とした日本の工芸作品の名品約130件を、日本で初めてまとめて紹介するもの。

中でも注目なのが、生き物を模して関節が自在に動く金属製の「自在置物」。龍、蛇、蟹など、約20件もの作品が一挙に展示されるのは種類・数ともに史上最大規模となっている。特に世界最大、全長約3メートルの「自在龍」は圧巻だ。

《自在龍》 宗義
《自在龍》 宗義

その他、まるで絵画のような染織品「ビロード友禅」、漆工、金工、彫刻などが一堂に展示される。チケットは一般1300円(前売1000円)、大学・高校生800円(前売500円)で、セブンチケット、チケットぴあ、イープラスなどで購入可能。なお、会期中は展示室内で東京藝術大学大学院生(工芸史研究室所属)によるギャラリートークも実施される(参加無料・事前申込不要)。

 

問い合わせ→ハローダイヤル Tel:03-5777-8600