姉妹締結により花卉輸入を活性化

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日本切花輸出入協会と台湾花き輸出業同業公会は2月13日、都内ホテルで姉妹会締結にあたり、調印式を行った。同式では、日本切花輸出入協会の西尾義彦会長と台湾花き輸出業同業公会の林欽勝理事長は覚書を取り交わした。日本切花輸出入協会が海外の会社と姉妹締結するのは、今回が初めてである。

締結取り交わしの様子 西尾会長(左)・林理事長(右)

同締結は、両会が協力し、日本と台湾の花卉の発展に貢献する事を目的としたもの。また、この5年間で、台湾から日本への輸出量は30%減少しているため、日本側のニーズを台湾側に発信する等両国の関係を深め、お互いの利益を増やしていく方針である。
同式において西尾会長は、「今後どのようにしたら台湾から日本への輸出が上がるか、日本側も一緒に勉強し、将来に結びつけたい。やり方によってはまだまだ伸びる」とコメント。また林理事長は、「台湾ブランドの花の知名度を更に広げて日台の花卉の発展に努めたい。皆の賛同を得ながら一つ上のステップに上がっていきたい」と締結後の意気込みを語った。

日本側花卉協会記念撮影

同式には、台北駐日経済文化代表処経済部の張厚純部長や台湾貿易センター東京事務所の呉俊澤所長らも出席し、同締結を祝った。
なお、両会締結後の活動として、定期的に交流活動を行い、花育の推進、異業種のタイアップ、マーケット拡大に向けたPR、更には2国間の友好発展に力を入れていく。
また、西尾社長に日本ではどの種類の花のニーズがあるかと問うと、熱帯植物である小さい胡蝶蘭が需要があるのではないかと話した。大きい胡蝶蘭は結婚式やお葬式のみにしか使用できないが、小さいのであれば一般家庭にも卸す事ができるとし、今後は日本側のマーケットの情報を知ってもらい、台湾側の生産者にも利益になるように協力していきたいと語った。

台湾側花卉協会記念撮影

(2017/2/14)