台湾インターン生、横浜で研修報告

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台湾貿易センター(以下:TAITRA)と横浜企業経営支援財団(以下:IDEC)は2月16日、横浜ベイホテル東急で台湾国際企業人材育成センター(以下:ITI)横浜インターンシップ生らによるインターンの成果報告会及び答礼宴を開催した。報告会では26人のITIインターン生らがそれぞれ受け入れ先の横浜企業での貴重な経験や学習の成果などを日本語で発表した。

また、答礼会には台北駐日経済文化代表処横浜分処の粘信士処長や、横浜企業経営支援財団(IDEC)の牧野孝一理事長、日本台湾交流協会貿易経済部の石黒麻里子部長、また主催者である台湾貿易センター東京事務所の呉俊澤所長らが出席。粘処長や牧野理事長は挨拶の際、口を揃えて「ITIの学生たちには台湾と横浜の架け橋として今後も活躍して欲しい」と期待の意を示した。

台北駐日経済文化代表処横浜分処の粘信士処長は学生らが日本と横浜の架け橋になる事に期待の意を示した

また、台湾から駆けつけたITIの駱慧娟副主任はITIインターン生及び各々の受け入れ企業に感謝の意を込め、記念品と表彰状を贈呈した。

ITIの駱慧娟副主任(左)から受け入れ企業側と学生に記念品贈呈
粘処長からも学生にプレゼントを贈った

3週間の日本企業でのインターンを終えた学生は「日本での経験はとても素晴らしいものだった。将来の自分の為になったと思う。また、未来のビジョンも明確になり、やりたい事も固まった。是非日本と台湾の間で活躍していきたい」と笑顔で語った。

また、受け入れ企業側の大江電機の大江光正社長は、「ITIの学生は優秀だ。しかし最近では日本で就職したいという学生が少なくなってきていると感じている。日本での経験を台湾で活かしたいという人が増えているようだ。こちらとしては、グローバルなITI学生には是非日本に残って活躍して欲しい」と問題点も提示していた。

ITIは2年間で外国語やビジネス常識などを学ぶ人材育成機関。日本語コースの学生は、入学して日本語を一から学ぶが、1年半学んだ来日時には日常会話が可能で、卒業時には日本語能力試験のNIに合格する人が約7割。N2に関しては、100パーセントの確立で合格するという。英語もTOEIC901点(平均)の実力に加え、会計学、国際マーケティング、国際商法なども履修しており、卒業後は台湾のハイテク企業等に就職するという実力を持つ。

 

(2017/02/17)