台湾・漆工芸家が文部科学大臣賞受賞

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    台湾の漆工芸家・彭坤炎氏が「第24回 日本文化を担う 漆の美展」で文部科学大臣賞受賞

 台湾の漆工芸家・彭坤炎氏は2月23日、明治神宮文化館で行われた「うるしの日」表彰式に出席。同館で開催中の「第24回 日本文化を担う 漆の美展」出展作品の「波響」で文部科学大臣賞を受賞し、表彰状と記念品を受け取った。

表彰式の様子

氏は今までにも同展に出展しており、特別奨励賞、漆工協会会長賞、林野庁長官賞に続き4回目の受賞となった。なお、式には台湾文化センターの朱文清センター長も出席し、受賞を祝った。

彭坤炎氏の作品展示前で

 同作「波響」は、漆という技法が用いられており、彫刀で形の強さと美しさを表現し、色や波紋のデザインは随い紙やすりで研磨してから漆で仕上げたもの。約1年の製作期間で完成。彭氏は「私の故郷である台湾・新竹で幼い頃に川辺や海辺で育った事が作品にインスピレーションを与えた。海辺の波の心象風景を表現した作品となっている」と説明した。

文部科学大臣賞を受賞した「波響」

 続けて、現在台湾工芸発展協会常務理事と新竹市美術協会芸術顧問を兼任している彭氏は、受賞に対し喜びの言葉を述べたほか、今後、一つ一つの美術作品の製作を続けつつ、台湾における漆文化と教育の発展を目指していく意志を表示した。

 さらに、同展を主催する日本漆工協会の常務理事である赤堀郁彦氏は、「彭さんがいらっしゃる事で台湾との交流が持てている。2年後に台湾で日本と台湾の漆交流展示会ができればと思う」と計画を話した。

 また、朱センター長によると、日本でも来年に香川県高松での日台漆工芸展とシンポジウムを企画中だという。朱センター長は懇親会で、「台湾の漆工芸は日本と深い関わりがある。戦前、香川県出身の山中公さんという方が台湾の台中で漆工芸学校を創り、多くの人材を育てて下さった。そのおかげで台湾には台湾独特の漆工芸が発展してきた。来年に企画している日本と台湾の漆工芸展に是非ご参加下さい」と呼びかけた。

台湾文化センターの朱文清センター長は来年に日台の漆工芸展を企画中である事を発表

 「第24回 日本文化を担う 漆の美展」は2月26日まで目一神宮文化館宝物展示室で開催中。

(2017/2/23)

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