「台北愛楽管弦楽団」音楽を通して復興願う

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ヨーロッパで絶賛され、「島のダイアモンド」と称されている「台北愛楽管弦楽団」がこのほど来日した。今回の目的は福島県でのチャリティーイベント開催だ。福島ロータリークラブと台北文湖ロータリークラブが2015年9月に友好クラブ締結をした事をきっかけとし、日台扶輪友好親善コンサート実行委員会と台北市愛楽管弦楽団文化基金会が主体となって企画し、同楽団のチャリティーイベント開催へと繋がった。

4月21日には福島市の児童約1000人を招き演奏会を開くほか、同じく来日した台湾の「華洲園掌中劇団」による人形劇を披露し、多文化交流も行う。また、有料ではあるが同日夜、福島市音楽堂でロータリー関係者中心に正式なコンサートも開催する予定だ。さらには22日、同管弦楽団はそれぞれグループに分かれ、東京電力福島第一原発事故の影響で避難している3か所の仮設住宅で巡回公演するとしている。

なお、22日には台北駐日経済文化代表処(以下:代表処)の謝長廷代表も福島に趣き、ふくしま台湾友好協会との懇親会で、記念品交換や会食をしながら意見交換等も行うとしている。

福島県で行う人形劇の人形を披露

 

島のダイアモンド、東京公演で観客を魅了

 

福島県での同チャリティーイベントに先立ち、同管弦楽団は19日、東京都中央区の第一生命ホールで「台湾エレメントコンサート」を開催した。日本での公演は初めてである。台北駐日経済文化代表処の謝張廷をはじめ、安倍晋三首相の母である安倍洋子さん、パナマ駐日大使、両クラブ締結に貢献した台日国際ロータリー親善会の林華明理事、衆議院の鈴木克昌議員のほか600人以上の観客が足を運んだ。

東京公演に出席した謝長廷代表(左)・安倍洋子さん

同楽団により、「ルーマニア民族舞曲」、「弦のダンスⅠ」、「台湾音楽家の江文也氏が作曲したヴァイオリン協奏曲(弦楽のための小交響曲二単調作品51、改編)」、「フィレンツェの思い出」、さらにアンコールで演奏した台湾民謡曲「望春風」の全5曲が演奏された。同楽団のコンサートマスターを務める蘇顯達氏をはじめとした弦楽器が奏でるハーモニーが絶妙であり、指揮者の林天吉氏に合わせた息ぴったりの演奏は迫力そのものであった。

指揮者林天吉氏(右3)・コンサートマスター蘇顯達氏(右2)と記念撮影

同演奏会後に行われた懇親会で謝代表は「望春風」について言及し、「台湾民謡を知らない日本人に披露できる事は、非常に良い交流である」と述べた。安倍洋子さんもまた、「台湾民謡の『望春風』にはとても感動した。このような音楽を通した文化交流が、日台関係においてさらに密接となるよう期待したい」と述べた。

 

安倍洋子さんによる賀詞

同楽団は1985年に創設以来、すでに32年目の節目を迎え、台湾の音楽史に数多くの重要な記録を残してきたほか、オーストリアやアメリカ等国内外で高く賞賛されている。さらに、台湾へより繊細な音楽を届ける事にも重要な役割に担っている。

「台北愛楽管弦楽団」東京公演の様子

 

(2017/4/20)

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