「月下老人」静岡まつりに上陸

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縁結びの神様として知られる「月下老人」がこのほど、静岡県内で行われる年に1度の盛大なイベント「静岡まつり2017」に登場した。今年は3月31日、4月1日、2日の3日間の開催だった。

月下老人に参拝する観光客

月下老人とは、台北の迪化街にある霞海城隍廟に祀られている身長わずか43㎝の神様で、結婚の運命が記された本を持ち、最高の伴侶に結びつく赤い糸を授けてくれるといわれている。

月下老人は日本でも有名で昨年3月、静岡県の伊勢丹前廣場に1日限定で登場した際は、約2000人もの参拝者が訪れたほどの人気ぶりだった。今回は、多数に及んだ再招聘のリクエスト、また、昨年12月、静岡市中心市街地の活性化を目指す「I Loveしずおか協議会」と台北市まちづくり団体「大稲埕創意街区発展協会」が友好締結をした記念として、静岡県で2度目の登場となった。

当日は、月下老人の参拝、さらに占い体験や恋愛成就のお守りの授与が行われたほか、大稲埕エリアの雑貨やグッズの販売も行われた。

霞海城隍廟の吳孟寰さんは「月下老人の赤い糸は、最高の伴侶に結びつけてくれただけではなく、大稲埕と静岡相互の交流を結びつけてくれた」とコメントしている。

霞海城隍廟は、清朝の時代に建設され、政府から3級古跡に認定された150年近い歴史あるお寺。同寺に月下老人が祀られ始めたのは1971年からで、以降、毎日たくさんの参拝者が良縁を願い恋愛成就のため訪れている。また、多くの観光客も訪れており、なかでも日本人が最多との事。

なお、月下老人は7月7日~9日までの3日間、上野恩賜公園で行われる「日本台湾まつり2017」にも登場予定だ。

 

(2017/4/28)