アイス博覧会に台湾アイス「綿綿氷」・「盆栽アイス」登場!

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全国のご当地アイスと世界のアイスが一同に会するイベント「アイスクリーム博覧会2017」が、5月2日から9日までの8日間、越谷レイクタウン内mori1階噴水広場で開催され、台湾国内で人気を誇る2つのアイスが出展している。出展している台湾のアイスは、「綿綿氷」と「盆栽アイス」の2種類。

綿綿氷とは、ミルクと特製練乳と練りこんだミルク氷を綿のようにフワフワ削る、台湾風かき氷だ。同博覧会主催の松本学代表取締役と、世界のアイスクリームを研究しているトルコ人のギュネイ・ネジメッティン氏は、5年前に綿綿氷に出会ってより、年々変化していく綿綿氷に追いつき再現するため、毎年足を運び研究を重ねた。ギュネイ氏によると、氷を薄く削るためには、液体を作って凍らせるまでの間、温度管理やどれくらい時間を置くかが重要ポイントとの事。柔らかく口どけ、ミルクの味がほんのりし、マンゴーとの相性は抜群であった。

アイスの達人のギュネイ・ネジメッティン氏

なお、綿綿氷は昨年の同展覧会にも出展していたが、今年はまた少し違った綿綿氷が食べられるだろう。

一方、盆栽アイスは、鉢植えのような容器に入れられたアイスクリームの表面にチョコレートクランチを砕いて土と見せかけ、ディスプレイとしてパセリを載せ、草木に仕立てた。土を掬う際はスコップを使用するなど、本当の盆栽をイメージさせるような凝り様だ。作り方は至ってシンプルであるが、「フォトジェニックなアイスを作りたい」と語る松本代表取締役のイメージにぴったりなアイスクリームである。

盆栽アイス

盆栽アイスは台湾の夜市の至る所で売られており、松本代表取締役が2年前に出会ってより、植木鉢の容器をオリジナルで作るところからはじめ、今回の出展に至った。下のアイスクリームは、台湾現地ではバニラとチョコレートが一般的だが、同博覧会では、「博多あまおうイチゴ」や「玄海塩ミルクソフト」、「岡山マスカットソフト」ほか多数の日本ご当地のソフトクリームから選択でき、まさに日台コラボレーションアイスクリームともいえる。

松本代表取締役は、台湾の夜市や屋台文化に対し、屋台同士が競争をするため、新たな発想が生まれやすい環境であるとし、台湾人はアレンジする能力が高いと強調した。さらに、「台湾はビジネス面で参考になる。日本のフード業界は台湾に行って研究するべきだと思う。台湾は自分の心の中を刺激してくれる国である」と語った。

ご当地グルメ研究会の松本学代表取締役

なお、盆栽アイスを購入した男性客は、「見た目のインパクトが強すぎたので買った。下のアイスクリームはせっかくなので、あまり食べられない塩ミルクを選びました」とコメントした。

台湾の盆栽アイスと綿綿氷を注文したご家族

 

盆栽アイスを注文した客

松本取締代表は、台中市にある新光三越でも、日本全国のご当地アイスの紹介をテーマとした同博覧会を過去に2回開催している。

「アイスクリーム自体がハッピースイーツであり、笑顔になれる食べ物だ」(松本代表取締役)。

会場の様子晴天でアイス日より

 

(2017/5/3)