台北市政府觀光傳播局、日本からのインバウンド事業を拡大

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台北市政府觀光傳播局はこのほど日本の旅行会社H.I.S及びエバー航空と連携し、日本の個人旅行客を台北に誘致する「Feel Taipeiツアー」を6月中旬に発売する。

H.I.Sが展開する同ツアーでは、台北の最新観光スタイルである台北市2階建て観光バスを組み合わせ、いつもと違う角度、高さで台北の観光地を回るほか、同局は様々な関連旅行業者と提携し、日本人旅行客に一味違った旅行体験と提供する。なお、同ツアーを購入するとクーポン付きFeel Taipeiガイドブックや台北オリジナル記念グッズがもらえるとしている。さらに、今年はエバー航空もコラボレーションに加わり、キャンペーン価格で航空券を販売するほか、エバー航空の公式ホームページで日本発台北行きの航空券購入者限定に「旅のしおり」Feel Taipei旅行電子書籍をプレゼントするキャンペーンも実施するとの事。

指定ツアー参加の日本人旅行客はプレゼントがもらえる(写真提供:台北市政府観光伝播局)

同局の簡余晏局長は、「台北市は日本の海外旅行市場を非常に重要視しており、有名人や企業とのコラボを通して、日本人旅行客にさまざまな旅行の体験や視点を伝えたい」とコメントしている。

 

 

松山市との相互誘客プロジェクト開始

 

一方、同局は6月2日、友好都市である愛媛県松山市と共同記者会見を開き、相互誘客プロジェクトを始動し、7月1日から相互の都市を訪れる市民に記念グッズをプレゼントする事を発表した。松山市の野志克仁市長は、このような形での相互誘客キャンペーンは、松山市として海外の都市を対象とした初めての取り組みであると言及し、「台北と松山間の交流人口拡大に取り組んでいる松山市にとって大変有り難い提案であり、今回両市が相互に同時期にキャンペーンを行える事を大変うれしく思う」とコメントした。

松山市と台北市が相互誘客プロジェクト始動!(写真提供:台北市政府観光伝播局)

なお、台北市は記念イージーカードやトートバッグ、クーポン付きFeel Taipeiガイドブックなどを松山市民にプレゼントし、松山市は3000年の歴史ある道後温泉の温泉の素や記念クリアファイル、さらには道後温泉、松山城、坂の上の雲ミュージアム、子規記念博物館などの割引券を台北市民にプレゼントとの企画を実施する。

松山工業高等学校の內藤善文校長と学生たちに台北での修学旅行を紹介(写真提供:台北市政府観光伝播局)

また、毎年10月から翌年3月は日本の修学旅行シーズンである事から同局は、全愛媛県の高校に台北への修学旅行の宣伝も行った。今後はより多くの地域で修学旅行のPRを行っていく模様。

(2017/6/9)