「全日本台湾連合会」設立で団結を主張

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全日本台湾連合会幹部で記念撮影

在日台湾人組織「全日本台湾連合会」がこのほど設立し6月4日、設立を記念したパーティーが東京都内のホテルで開かれた。

同連合会は台湾本土意識が強い在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台湾医師連合、台湾独立建国連盟日本本部など17団体によって設立された。

初代会長に選出された趙中正会長は同パーティーの挨拶において、「台湾優先、団結第一」を設立趣旨に掲げたほか、「台湾人としての『主体性』を強く主張して参りたい」と述べた際には、拍手喝采となり、会場の賛同を得た。

なお、同パーティーには日本台湾医師連合、美麗島交流会、九州台日文化交流会の代表ら約300人が出席したほか、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表や中華民国僑務委員会の呉新興委員長、日本台湾交流協会の柿澤未知総務部長、日本の保守系政治家や評論家らも出席し設立を祝した。さらに、蔡英文総統は祝電を送り、全台連が日台の友好関係を促進し、双方の友情を深めるために貢献してもらえればとの期待を示した。

 

現在日本に住む台湾人や台湾にルーツを持つ人は10万人以上と言われており、台湾本土意識が強い蔡英文政権発足で、在日台湾人のアイデンティティーは強くなったとしている。