4都市合同展覧会「南台湾、新体験」開幕、初日記者会見には県長市長出席

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南台湾4都市(台南市・高雄市・屏東県・澎湖県)の地方自治体及び台湾交通部観光局主催の合同観光展覧会「南台湾、新体験」が8月8日から13日まで、東京千代田区mAAch ecute(マーチエキュート)で開催されている。

同展覧会では、飲食と生活の分野において南台湾4都市それぞれの特産品や、特徴のある小物雑貨など、ローカル文化が反映された約100点を揃え、南台湾の風土と人情の魅力を来場者に伝える。

各エリアごとに特産物や小物の展示されている

なお、高雄市・呉宝春麦方のパンや澎湖県のサボテンケーキ、屏東県・福湾荘園のチョコレート、台南市の楊士毅氏による「幸福風向雞(幸せの風見鶏)」の切り絵作品など、今回初めて日本出展となった品物も数多くあり、同展覧会において日本人のまだまだ知らない南台湾のプロモーションを図るとしている。

福湾荘園のチョコレートは日本初出展

展示会のほか、12日と13日の2日間に渡り、台湾に精通する4人の専門家として、カメラマンの川島小鳥氏、作家の青木由香さんと片倉佳史氏、さらに建築家である渡邊義孝氏を招いた講演も予定されている。

南台湾についての本もズラリ

なお、初日の8日には、同展覧会オープニング記者会見が開かれ、高雄市の陳菊市長、台南市の頼清徳市長、屏東県の潘孟安県長、澎湖県の陳光復県長が出席し、それぞれ都市の魅力をPRした。

記念撮影(左から台南市の頼清徳市長、高雄市の陳菊市長、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、屏東県の潘孟安県長、澎湖県の陳光復県長)

頼市長によると、南台湾には3つの魅力があるという。始めに、南台湾には台湾の持ち味がある事に言及し、同展覧会ではその台湾人の持ち味やライフスタイル、文化溢れる特産品の展示がされているとした。さらに、南台湾はグルメの資源であるため、南台湾で食べるものは、一番新鮮で美味しく、そして安く手に入るという。最後に南台湾は景色が綺麗であると述べた。

一方高雄市の陳市長は、南台湾はお米や果物など台湾の農業において重要な場所だと強調。陳市長は、「日本人観光客が台湾南部に訪れる際は、『1日ファームツアー』を案内したい」とした。

なお、台南市親善大使としても活躍している女優で作家の一青妙さんが同記者会見の司会を務めたほか、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表、国分寺市の内藤達也副市長、仙台市の西澤啓文市議会議員も出席した。

高雄前市長である台北駐日経済文化代表処謝長廷代表(左)・台南市親善大使一青妙さん

以前高雄市長を務めていた謝代表は「南台湾に台湾本来の味わ­いが多くつまっている事は確かである。本当の素晴らしさとグルメの美味しさを感じるためには、現地に出向いて体験してほしい」と述べた。

澎湖県の陳光復県長自ら展示の説明

 

(2017/8/9)