日本台湾商工会議所青年部は11月28日、横浜中華街の桂宮で日本商工会議所青年部及び湘南日台未来交流協会のメンバーとのビジネス交流会を開催。日本人と在日台湾人の若手経営者、約60人が集まり、盛んに名刺交換を行うなど、積極的で活気に満ちたビジネス交流が行われた。なお、同会の開催はこれが初めて。
同会は、次世代を担う日本及び台湾の経営者間交流の機会を作り、今後30年を見据えた交流深化とビジネスチャンスの拡大を目的に、日本台湾商工会議所青年部の李明杰副部長と湘南日台未来交流協会の村田大輔理事により企画されたもの。
来賓として、約3万3500人の会員を持つ日本商工会議所青年部のトップである吉田大助会長や、横浜台湾同郷会の鄭尊仁会長、台湾の玉山銀行東京支店の林國維支店長らも出席した。
吉田会長は台湾新聞の取材に応じた際、東京以外を拠点とする中小企業のマーケット縮小という問題点を指摘。「日本は今後目をアジアに向けていかなければならない。行動力や世界中へのパイプを持つ台湾の皆さんと協力して各国進出していくのは良いビジネスチャンスに繋がると考えている」と話し、日本中小企業の台湾との協力関係強化に期待した。
また、主催した李副部長も、「この場をきっかけに、30年後、40年後、50年後も継続できるようなビジネスパートナーを作って頂ければと思う。台湾は柔軟な発想力と世界に繋がる人脈がある。日本が台湾と力を合わせれば、もっと日本の素晴らしさもアピールできるだろう」と述べ、今後の若手経営者らによる交流促進に意欲を示した。
李副部長によると、同会は今後も継続的な開催を予定しており、交流会の他にはセミナーの実施なども視野に入れて計画を煉っていくとしている。