IKKOさん台湾産の蘭と着物をコラボレーション

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世界最大級と称される「世界らん展2019」が2月15日より同22日まで東京ドームで開催された。美容家として、また数々のTV番組や媒体に露出して人気を博しているIKKOさんが、らんと着物をコラボレーションさせた「IKKOのオーキッドルーム」コーナーを同展示会期間中に出展した。

このコーナーに飾られている蘭の花は、紅鉅国際有限公司の楊淑文総裁がIKKOさんの要請に応じて花材全てを台湾から運び、しかもデザインも楊淑文総裁自ら手がけた。そのらんをIKKOさんのコーナーに着物とともに展示したもの。同展2日目の2月16日、台湾行政院農業委員会、台北駐日経済文化代表処、東京台湾商工会、紅鉅国際有限公司の協力により、IKKOさんは台湾メディアとの共同インタビューに応じた。IKKOさん同展のために、あつらえた着物三着から黒地に白の胡蝶蘭を刺繍した着物姿で登場した。

 

胡蝶蘭と着物の共通点

IKKOさんは30歳で独立し、「アトリエIKKO」を設立・主宰した。当時は胡蝶蘭を贈り物として用いており、その頃は単に「胡蝶蘭を贈ってさえいれば大丈夫(失礼はない、無難である)という気持ちでいたが、50代になると胡蝶蘭は気を遣わせる花と思うようになった」という。

「気を遣わせる花」とは、贈答用の胡蝶蘭は本来花びらの並び方、花弁の厚みなど全て計算しつくされているものであり、しっかりとした品質の物を選び、相手に贈ることが大切だと認識したから、という。これは着物も同様で、レベルが問われるという点で共通しているという。胡蝶蘭も着物も高級なイメージだけに、頼るのではなく本質的な価値も備わっていなければならないという共通性を感じた。

自身にとっての胡蝶蘭と着物について

30歳で経営者になった時、しっかりやっていけるか不安もあり、悩んだ時期もあったが、そんな時に好きな胡蝶蘭と着物が私の心を支えてくれた。胡蝶蘭は見ていると高貴で、気高さや凛としたものがあり、連なって咲いた最後の一輪まで、それらを変わらず残している。着物にも胡蝶蘭と同様のものを感じさせる。悩んでいる事があっても、着物を着て帯を締めると気持ちも一転し、頑張っていこうという気持ちになる。そうやって今まで乗り越えて来られた。

「IKKOのオーキッドルーム」に展示されている蘭のディスプレイは台湾の「紅鉅国際有限公司」総裁の楊淑文女史のデザインによるもの。このコーナーに飾る蘭の花のデザイナー選定については、出展を要請されたNHKの担当者にフラワーデザイナーの候補者リストを提供してもらった。そのファイル資料を見て、一目で楊女史の作品に目が入った。特にフォルム、色の選別が印象的だった。

また胡蝶蘭を大きな丸型のデザインにするのは大変だという事は容易に想像できた。今回、会場で指定した通りのデザイン・色が再現できた事に関しては、これだけのものをデザインし、指定した通りの濃いピンクの胡蝶蘭を揃え、形にしていく能力も才能もある人物だと思いました。

胡蝶蘭の好きな色は?

濃い鮮やかなピンクが好き。ピンクは女性にとって、可愛らしさ、愛くるしさを表すオーラがある。とりわけ濃いピンクはブレない芯のある女性の、凛とした華やかさかあるような気がする。最近はミニ胡蝶蘭も気に入って飾っています。

台湾に行ったことがあるか?

一昨年、テレビのロケで行ったが、日帰りだったので忙しかった。その時は台北の中正紀念堂(自由広場)を訪れた後、市場に行って屋台料理を食べた。個人的には十份に行ってみたいです。