東京国立博物館の院長らが故宮博物院を訪問

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故宮博物院
故宮博物院

 台湾・国立故宮博物院の収蔵品の日本展に関する話し合いが進められている中、日本の東京国立博物館の銭谷真美館長と島谷弘幸副館長らが21日、故宮博物院を訪ね、故宮博物院の周筑昆代理院長と馮明珠副院長と日本展に関する問題について話し合った。
 
 台湾の馬英九総統は今年3月、故宮博物院の日本展開催について「順調に行けば2014年6月から9月に、東京国立博物館で開催できる」との見通しを明らかにしたが、展示方法やどの博物館で開催するかについては依然として話合いが続いている。
 
 故宮博物院の日本展は、馬英九総統が任期中に積極的に取り組む日台文化交流項目の一つで、日台友好関係強化のために日本展構想を推進してきた。日本側が海外の美術品の差し押さえを禁じる「海外美術品等公開促進法」を制定したことで、双方は具体的な話し合いを加速している。