台湾精密加工部品調達商談会開催

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商談会場の様子
商談会場の様子

~台湾サプライヤー39社が日本語で商談~

 毎年恒例の台湾貿易センター主催、台湾経済部国際貿易局委託、交流協会、日本貿易振興機構(JETRO)が後援する金属加工の専門商談会「台湾精密加工部品商談会」が8月28日、都内のホテルで開かれた。この商談会は例年、工作機械や自動車などの用途別で団体出展を行ってきたが、今回は広範囲な業界の企業が一体となって来日、最新の精密加工部品を紹介した。ダイカスト、重力鋳造、熱間鍛造、プレス加工、CNC加工、ギア、プラスチック射出成形、車軸、ソケットをはじめ各種精密加工部品に過去最多の39社が出展した。今年は円高を利用して台湾企業と連携する事でコストダウンを図れるメリットがあるためか、日本企業の担当者の来場者数も232人と過去最多を記録した。
 会場には自動車・機械部品から浴室などのステンレス製品まで幅広く展示され、また来日した39社は全社のブースが日本語で対応していたため、商談に花が咲いている姿があちこちで見られた。日本企業としても台湾企業と取引きすることは中国やアジア市場進出にきっかけにもなることから、どの担当者も熱心に説明に聞き入り、また東京での開催は一日だけということもあって会場は終始熱気に満ちていた。出展したメーカーにアンケートを取った結果、この日一日だけで取引額は1147万米ドルとなった。
 この商談会は8月30日大阪でも開催された。