2012年横浜台湾同郷会、盛大に開催される~新会長に鄭尊仁氏就任

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会場の様子

2012年の「横浜台湾同郷会定例会員総会」は「広げよう台湾同郷会の輪!」をテーマに、11月25日、ローズホテル横浜で開催された。同テーマに添うように、横浜台湾同郷会の会員やその家族、友人も誘われ、総勢300人以上の来賓が出席した。

午後6時、司会が「横浜台湾同郷会は、今年産声をあげてから59年が経ちました。これからも皆様方のお力添えで100年、200年と続きますことを念願して2012年度横浜台湾同郷会定例会員総会を開催させていただきます」と挨拶し、第一部定例会員総会が始まった。

左が頼進文氏、右が鄭尊仁氏

 最初に挨拶をしたのは横浜台湾同郷会頼進文会長だった。頼会長はまず出席した来賓とこのイベントの企画・運営に尽力した実行委員会のメンバーに感謝の意を表した上で「長かった。6年間の会長、その前の6年間の副会長、そしてその前の20年間の理事、合わせて32年間、ようやく(大任が)終ります。こうしてやってこれたのも会員各位、役員の皆様方のお力のお陰です」と会長退任の挨拶を行った。

 この言葉を受けて、壇上に立った鄭尊仁新会長は、前会長が目標にしてきた「輪の広がり」は着実に達成されてきた。日本との関わりは人それぞれだが、ひとつだけ同じなのは郷土を愛する気持ち、これがあるから大事な方々にこうして来てもらえて盛大な会ができるとした。そして「横浜台湾同郷会の歴史のなかで59年目にして初めて台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表に来てもらうことができました」と顔をほころばせた。また、インターネットを通して台湾の諸先輩を紹介したり、次世代の育成として、学童保育の充実に力を入れたいと目標の一端を披露した。この後、頼進文前会長に対して、記念品が贈呈された。

続いて、名誉顧問、最高顧問、常任顧問、名誉会長、会長、副会長と、新執行役員の紹介があった。

沈斯淳代表

 来賓を代表して台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表は、新旧会長にねぎらいと激励の言葉を述べながら「横浜台湾同郷会は1953年に産声を上げました。私も1953年生まれ。来年は60歳、大きな節目でございます」とし、とりわけ、日台間の交流の発展を願っており、一層のご尽力を賜りたい。代表処も仲間意識をもって一緒に歩んで行きたいと語った。その後、司会による来賓紹介、活動報告(資料参照)をもって定例会員総会は無事、終了した。

 午後6時30分より第二部「懇親会」に移った。同会名誉顧問・呉正男氏の乾杯音頭で懇親会の幕は開け、横浜中華学院の生徒が演じる民族舞踊、同生徒親子が踊ったフラダンス、横浜中華学院校友会の中国獅子舞など(歌手寒雲さん飛び入り参加で一曲熱唱)の演芸が披露され、横浜台湾同郷会の夜を賑やかに盛り上げた。

民族舞踊
フラダンス
中国獅子舞

 

懇親会、沈代表を囲んで

中締めの挨拶は、横浜台湾同郷会吉田和正副会長が行った。「横浜台湾同郷会の発展と皆様のご活躍を記念して乾杯」