台湾の幸福度はアジア四虎の中で一位

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 ギャラップの調査によると、台湾の幸福度はアジア四虎(台湾、香港、シンガポール、韓国)の中で一番だった。この結果を受けて馬英九総統は「台湾社会のことを国民の皆さんはそんなに良くないと感じているようだが、それほど悪い社会ではない」と述べた。また、皆に台湾にもっと自信を持ってほしいとも。
 これは馬総統が12月21日、南山高中(高等学校)の生徒らと話した時の談話である。同校のバスケットボール部は強豪で知られており、学校の看板となっている。いままで、多くの大会で優勝した実績を誇っている。馬総統は学生達との会話でそのことを称賛し、「皆さんはこの実力を維持し、さらに語学力も身に付けて欲しい。将来はいろいろな国へワーキングホリデーに行ったり国際ボランティアに参加する事もできる」とレクチャー。さらに馬総統は、スピーチの際に現代の若者にとても自信があるとした。大人は「最近の若者は・・・」と言うが、総統は「どんな世代でも短所、そして長所があるものだ」と話す。馬総統は、若者は今後の人生において、沢山のチャンスがあるのだから引き続き頑張って欲しいと応援のエールを贈った。
 馬総統は、スピーチ終了後も生徒らとコミュニケーションを図り、同校を卒業して今ではバスケットボールチームの名監督として知られている顔行書さんとも談笑した。顔さんは、今回の特別な機会を利用してバスケットボール部員の進路と台湾の今のバスケットボール界の環境について、「もっと多くの台湾企業のスポンサーが欲しい」と総統に懇願。それに対し総統は、早速台湾の教育部と体育委員会に検討するように指示した。
 このほか総統は学生たちに対し、「現在の12年の国民教育(小学校、中学校、高校)の中で、両岸の学生が交換留学をしたり、また、コミュニケーションをとる機会が沢山あり、皆さんにとって、今が最も良いチャンス」と激励。学生たちの反応も良く、馬総統と同校の学生との交流の場は大変盛り上がった。