世界幸福感調査で台湾人の75%が「幸せ」

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~ギャラップ調査 富や秩序 国の発達とは比例せず~
 世論調査機関のギャラップが12月19日、全世界を対象とした「自分の国に対する幸福感」のランキングを発表した。それによるとラテンアメリカの国々が上位10カ国中8カ国を独占した。アメリカと中国が同順位で台湾はその後に続き、最下位はシンガポールだった。
 ギャラップは2011年に148カ国を対象に調査を実施し、各国1000人ずつ同様の質問をして回答を得ている。質問事項は、休みが十分とれている、人権を尊重されている、いつも気持ち良く笑っていられる、楽しい事や面白い事がある、いつもハッピーであるなど。
 台湾人の75%が上記5つの質問に対して、「そう思う」と答えた。そのほかの国ではアメリカと中国が76%、日本72%、香港69%、韓国63%という結果が出た。調査全般を見てみると、上位10カ国中8カ国を占めたラテンアメリカの国々の国民が一番ポジティブに考えていることが判明した。
 1位となったのは85%の国民がポジティブな回答をしたパナマとパラグアイ。3位~10位はエルサルバドル、ベネズエラ、トリニダード、トバゴ共和国、タイ、グアテマラ、フィリピン、エクアドル及びコスタリカと続いた。
  一方、ラテンアメリカの国々は幸福度指数の調査ではあまり良い結果は出てはいない。例えば内戦と暴力団組織に関わる犯罪が深刻なグアテマラは国連が調査する人類発展指数では、最下位(イラク)から2番目という順位。グアテマラの30歳の男性は「グアテマラ人は皆親切でいつもニコニコして暮らしている。それは美しい大自然の中で生活しているから、嫌なことも直ぐに忘れてしまうのです」と語っている。
 今回の調査では、世界的にも富があり、秩序が保たれ、発展しているといわれているシンガポールでは46%の国民だけがポジティブな感情を示している。他の先進国も以外にもランキングは下位に低迷。特にドイツとフランスは貧困国のソマリランドと同順位であった。
 また、アルメリアをはじめ、イラク、グルジア、イエメン、センビアが最も不幸な国の上位にランクインしていた。