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人物インタビュー 「外交貢獻奨勳章」を受賞した王輝生(大田一博)氏

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インタビューを受ける王輝生さん
インタビューを受ける王輝生さん

 「呉英毅僑務委員長、沈斯淳代表、御来阪歓迎晩餐会」が2月9日、大阪市内で行われた。その席上、台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表から「外交貢獻奨勳章」が贈られた王輝生(大田一博)氏に日台関係について聞いた。

「外交貢獻奨勳章」が贈られた王輝生(大田一博)さんと台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表
「外交貢獻奨勳章」が贈られた王輝生(大田一博)さんと台北駐日経済文化代表処沈斯淳代表

Q受賞について感想は

A本当に感無量です。日、台国交がないので日台交流の為に一介の開業医ですがこれまで様々な政府レベルなことをしてきました。例えば、12年前(2001年4月)、李登輝元総統が来日する際に、なかなかビザが下りなかった。その時、京都大学のOBとして京都大学のすべての教授に手紙を出して、署名運動も行い、3万通の手紙を出して1万5000通の署名を返していただきました。88人の京都大学の教授からも賛同の署名を得ました。その結果を森総理と京大総長に送りました。それで長年の日本訪問の念願は実現しました。

Q日本台僑李登輝之友会会長もされています。来日が実現し、李登輝元総統は恩師に会われましたが。

                                               Aそうです。それは4年後の二度目訪日でした。故柏 祐賢(かしわ すけかた)先生は元京都大学の農業経済の教授だった方で、元京都産業大学学長、理事長です。李登輝元総統の恩師として知られています。私は李登輝元総統に手紙を書いて(97歳の恩師が)具合は悪いが李登輝元総統にお会いしたいという気持ちを伝えました。それで、2004年12月31日大晦日に京都入りした李登輝元総統は恩師の家を訪問しました。60年ぶりの感動の再会でした。

Q台湾留日京都大学校友会会長もされています。

A去年の11月24日に国際糖尿病学会がありました。京都大学が主催したものです。その時に、台湾の国名が「Chinese Taipei」になっていたわけです。これでは台湾の医師は参加したいのに自分の国の名前が見つからなかった。それで私が京大に抗議をしたり、いろいろ動いて根回ししてようやく「台湾」の名前に変更できました。2年前の韓国や3年前のドイツではこういうことは起きませんでした。

Qほかに交流活動は。

A私は台湾出身です。だからできるだけ日本と台湾が仲良くなれるように一生懸命に努力しています。京都大学の教授達と先輩達を毎年、お正月やゴールデンウイークを利用して台湾に招待して、台湾のVIPと面会してもらったり、様々な親日の方と会ってもらったり。これほど親日の国はない事を皆様に自身で体験していただきました。ロシア、北朝鮮、韓国、中国等反日の国々に囲まれた中で日本の周囲には親日は台湾しかないでしょう。しかし、日本政府はその宝が分からないようですから多くの日本の方々に理解して頂きたいと頑張っています。

Q日本人も台湾のことを思っている人が多いのでは。

A確かに日本と台湾は50年間共通の歴史と価値観があって、日、台の民間交流も盛んで台湾では日本が好きという人が85%に上ります。世界中でこんなに親日の国はありませんが、日本政府が台湾人民の感情を大事にしていただいていないことが本当に残念です。現在、日本政府は依然台日人民感情の絆の深さが余り分かっていないようです。例えば、311東日本大地震の際に九州より小さな台湾(2300万人口)が民間から200億円以上の募金を集めて東北地方に寄付したのにその後の日本政府主催の震災援助感謝パーテイには最大の寄付国台湾だけが招待されなかったこと等等です。

Q心配なことは

A台湾で日本に特別な感情をもっていて、日本語ができる方々が歳を取り、年配になっていきます。その方々がまだ生きておられるうちに日台間有志の人達が頑張らないと、今のような日本政府の冷たいやり方をやっていくと、世界一親日的な国台湾はだんだん日本から離れていくと思います。

●プロフイール

王輝生(大田一博)さん:医療法人 輝生産婦人科・内科・小児科医院 理事長・院長(京都大学産婦人科医学博士)、日本台僑李登輝之友会会長、京都大学日台交流会会長、台湾留日京都大学校友会会長

「台湾海峡1949」が紀伊国屋じんぶん大賞2012を受賞

~60年前の老兵が見た戦争~
昨年日本で出版された龍應台文化部長(文化相・女性)の著書「台湾海峡1949(原題:大江大海1949)」がこのほど紀伊国屋書店が行った「紀伊国屋じんぶん大賞2012」のトップ30の25位に選ばれた。今年が3回目の同賞は、当該年に出版された、哲学、思想、心理、宗教、歴史、社会などの分野に属する人文書を対象に読者からの投票後、さらに同書店の選考委員により30冊を選定したもの。いずれも人文的な深さと読者からの好評を兼ね備え、選出された良書である。
台湾海峡1949は、2012年度受賞の書籍の中で唯一の華人作家による著作物で、このほか、受賞書籍の大半の25冊が日本人作家の著書だった。
龍氏の原作である「大江大海1949」は、昨年初めて日本語に翻訳され、日文名「台湾海峡1949」として出版された。出版後は朝日新聞、日本経済新聞、産経新聞など日本の主要メディアがこぞって書評で賞賛した。同書は60年前の戦争経験がある老兵の語りを中心に書かれており、今までの歴史観とは違った、兵士の目線から書かれたノンフィクション。同書を読むと、今までの国家目線とはまた角度が違う内容で新たな歴史認識が得られるとしている。
1927年創業の老舗書店・紀伊国屋書店では、創業以来、著者の国籍を問わず優れた書籍をアピールし、読者と魅力ある書店の空間を共有することを目指している。今回、龍氏初の翻訳書籍が日本の書籍市場で注目されたことは極めて貴重なことといえる。龍氏は1980年代から活躍している女性作家。ドイツに長期滞在後、台湾に帰国。昨年5月に発足した2期目の馬英九政権で初代文化部長にも就任している。

「JATA旅博2013」開催概要決定記者会見が開催

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左から長谷川和芳氏、中村達朗氏、古木康太郎氏、榊原史博史氏
左から長谷川和芳氏、中村達朗氏、古木康太郎氏、榊原史博史氏

 一般社団法人日本旅行業協会(本部;東京都 会長菊間潤吾 以下JATA)は、2013年9月12日~15日まで、東京ビッグサイト東1.2.3.6ホールで「JATA旅博2013」を開催することを決め、3月5日、都内で記者会見を行った。

同イベントは、新たな旅のスタイルを発信する「展示会」、旅行産業の発展を考える「国際観光フォーラム」、国内外のセラー・バイアーが一堂に会する「国際商談会」、企業・団体・個人や優れた旅行商品を表彰する「顕彰事業」の4つのイベントから構成されている。

今回は、訪日ツアーの増加と訪日外国人旅行者の拡大を図るために、海外の訪日旅行取扱旅行会社及びメディアと、日本国内の観光関係事業者との商談会(インバウンド商談会)や日本ブース出展エリアを拡大する。

 昨年は、156の国や地域から708の企業・団体が出展し、総来場者数12万5989人を数え、過去最高を記録した。

会見にのぞむマスコミ陣
会見にのぞむマスコミ陣

 記者会見には、JATA旅博推進会議委員長 古木康太郎氏、日本旅行業協会理事長 中村達朗氏、JATA旅博推進室室長 長谷川和芳氏、JATA旅博統括プロデューサー 榊原史博氏が参加した。

 冒頭、挨拶に立ったJATA旅博推進会議委員長 古木康太郎氏は、例年テーマを設けているが、今年は「旅で示そう 日本の元気」にしたとし、「東日本大震災では、日本はその行動や復興のあり方が世界の関心を集め、『がんばろう 日本』をスローガンにして一丸となった。そこで今回は日本の元気を世界に知ってもらおうと考えました」と語った。

 次いで、JATA旅博推進室室長 長谷川和芳氏は今回の旅博のポイントを解説した。中でも、国際観光フォーラムにおいて初めて「アジア旅行市場分析」をテーマとしたシンポジウムを開催し、台湾・韓国の観光担当官を招聘すること、また、近年中断していた旅行ツアー商品を販売するエリア「トラベルバザール」を、東6ホールを新たに借りることによって9月14日、15日のみ実施すること、にマスコミの関心が集った。

 今後、開催に向けて準備が進むが、節目ごとに情報発信がなされることになる。

百家台灣廠商 參加東京食品展

第38屆東京食品展於3月5日至8日,在日本千葉縣幕張國際展覽館登場,主辦單位預估包括出展廠商、產業關係者和媒體等,將會有約7萬5000人次到場參加,較去年小幅成長。

可愛的農產品人偶,吸引現場賓客的目光
可愛的農產品人偶,吸引現場賓客的目光

 今年的東京食品展,共計有69個國家組團參加,台灣方面則有經濟部國際貿易局主辦,由外貿協會執行組團參展,台灣共有百家廠商參與展出,約有300多人到日本拓銷農產品,是此次食品展中第5大參展國。

左起:嘉義縣長張花冠、駐日代表沈斯淳、外貿協會副秘書長葉明水、高雄市長陳菊、立法委員陳明文,一同為東京食品展台灣農產品宣傳
左起:嘉義縣長張花冠、駐日代表沈斯淳、外貿協會副秘書長葉明水、高雄市長陳菊、立法委員陳明文,一同為東京食品展台灣農產品宣傳

 面積約1﹐380平方公尺的台灣館,整合嘉義縣、台南市、高雄市和首度參加的桃園縣等縣市政府組團參與,另外,高雄市政府也結合台灣冷凍水產工會帶領12家業者到食品展開拓日本市場。嘉義縣長張花冠和高雄市長陳菊也都出席此次食品展,努力促銷當地的特色產品,像是高雄的龍眼蜂蜜、甲仙地區的梅汁或是鐵蛋等食品,皆獲得日本買主的青睞,高雄市長陳菊表示:台灣農產品的品質好,價格又公道,所以具有競爭力,希望今年可以獲得更多訂單。而在活動開幕當天,「嘉義物產館」便有業者與日方簽訂合作意願書,預計兩年將會帶來150萬美元的產值。

高雄市長陳菊(左3)與嘉義縣長張花冠(左2),一起為台灣農產品促銷
高雄市長陳菊(左3)與嘉義縣長張花冠(左2),一起為台灣農產品促銷
嘉義物產館內的薌園生技,和日方業者簽下兩年近150萬美元的合作意願書
嘉義物產館內的薌園生技,和日方業者簽下兩年近150萬美元的合作意願書

 去年台灣農產品出口總值高達38億9778萬3300美元,其中日本市場佔了近21個百分比,包括台灣的冷凍鮪魚、石斑魚、毛豆、茶葉等皆是暢銷的農產品,率團參展的外貿協會副秘書長葉明水表示:由於日本一直以來是台灣農產品第一大外銷出口市場,因此東京食品展是台灣農產品銷至日本的重要平台之一,再加上往年台灣組團參展皆能獲得不錯的商機,因此希望今年可以有更好的成績。去年台灣對日出口農產品成長了7%,今年可望向2位數邁進。

台灣館內有百家廠商參加
台灣館內有百家廠商參加

高雄物產館推銷好吃的水果乾和蜂蜜
高雄物產館推銷好吃的水果乾和蜂蜜
嘉義物產館推出當地茶葉、蔬果和水產等產品,盼望拿下日方訂單
嘉義物產館推出當地茶葉、蔬果和水產等產品,盼望拿下日方訂單

 

 

駐那霸辦事處舉辦李安電影欣賞會

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駐那霸辦事處於3月4日在那霸市內CinemaQ電影院,舉辦李安導演《少年PI的奇幻漂流》電影欣賞會。辦事處特別邀請沖繩縣內總領事館、各國名譽領事、國會議員、沖繩當地新聞媒體負責人、經貿及學術團體領袖、各僑會團幹部及友好團體幹部等各界人士,共計217人出席。

駐那霸辦事處粘處長致詞
駐那霸辦事處粘處長致詞

 會上先安排播放「跨越一百再現風華」日文版宣傳影片,希望透過影片可以讓沖繩各界更瞭解台灣最新發展狀況,接著駐那霸辦事處粘處長致詞表示:李安導演製作的電影《少年PI的奇幻漂流》一片,獲得第85屆奧斯卡金像獎11項提名入圍,並榮獲最佳攝影、最佳視覺效果、最佳原創配樂及最佳導演等4座獎,由於該片有70%的場景在台灣製作,尤其海景部分是在台中市建造大型人工水池,以3D技術進行拍攝,堪稱國際電影的創舉,間接展現台灣電影產業的高度國際水準,和文化軟實力,更期盼能藉由此次活動促進台沖兩地文化交流與友好關係。

中琉協會副會長長濱文子致詞
中琉協會副會長長濱文子致詞

 協辦單位的中琉協會副會長長濱文子則代表致詞:感謝辦事處促成此次的電影欣賞會活動,很高興看到沖繩各界代表踴躍出席參加,使此次活動成為台沖間極具意義的文化交流活動。另外,眾議員宮崎政久特別致電祝賀,並認為李安導演在頒獎典禮上感謝台灣支持的發言,值得台灣民眾引以為傲,更期許台灣電影能持續活躍於國際舞台。

活動會場一景
活動會場一景

人物インタビュー 台湾漫遊倶楽部 代表 辛正仁さん

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台湾漫遊倶楽部なる任意団体の代表として、台湾在住の旅行作家片倉佳史氏の講演会などをプロデュースする辛正仁さんに台湾との交流、台湾への思いを聞いた。

台湾漫遊倶楽部代表辛正仁さん
台湾漫遊倶楽部代表辛正仁さん

辛正仁さんの両親は台湾人。東京に生まれ育ったが国籍は台湾だ。小学生のときはおっとりしていたというが、中学は軟式テニス部、高校は硬式テニス部で活躍した。その学生時代に芝居の魅力にはまり、やがて演劇部に。卒業後は文学座に所属し、その道を究めことに。

「脚本家を志したんです。俳優の訓練もしましたけど。その時に始めたアルバイトが本職になり、広告代理店でコピーライターとなり、その後、太陽企画という大手CMプロダクションでCMプロデューサーをしていました」。その後の1990年に企画会社を設立し、独立を果たした。「映像プラスイベントという領域の仕事をしてきました。ここ10年ほどは大手衣料品メーカーの社内イベントやコミュニケーションのお手伝いをしています」。

かくして、人生の前半は台湾とのつながりはそれほどでもなかった。「実は、母は12年前に亡くなりました。それまでは台湾との接点は、母が冠婚葬祭などで台湾の親戚を訪ねるときに一緒に行くぐらいでした。しかし、亡くなってみるとこれで接点がなくなると。それは違うのではないかと。仕事で企業文化とかモチベーションの専門家として、何のために働くか、何のために生きるのかを伝える身。自分にとって台湾は大切なテーマだと。それからは無理してでも仕事を台湾でやるようにしました」。

母の名は辛永清さん。テレビ出演も多い著名な料理研究家だった(辛永清著「安閑園の食卓」(集英社文庫)。辛さんは母の死後、疎遠だった父親とも頻繁に会うようになった。

「志としては日台をつなぐ仕事を少しずつやりたいと思いまして、実は、東日本大震災があった年に台湾フェスティバルを企画していました。これが頓挫。疲れてしまって。でも、自分で何かやらねばという気持ちがあり、台湾漫遊倶楽部を立ち上げました」。

この漫遊倶楽部は、現在ツイッターのフォロワーが約2500人いる。昨年から始めた「片倉佳史のもっと台湾トークライブ」は3回目を数えるが、毎回130人のファンで会場はいっぱいだ。こうしたなか、最近、新たな活動を開始した。名称は「日本から台湾の世界遺産登録を応援する会」(代表:ノンフィクション作家平野久美子さん)だ。

「台湾は世界遺産のない国なんです。国として認められておらず、ユネスコに加盟していませんから。なんか変だぞと。烏山頭ダム(うさんとう)も候補になっていて、台湾政府が以前から働きかけているんです。これを日本から応援しようよと。この間、手弁当で取材に行っています」。

日台の賛同者を募り、企業の協賛を仰ぎ、台湾政府の支援を取り付け、といった課題を少しずつクリアしながら春には具体的なアクションを起こしたいと辛さんは語った。

プロフィール

辛正仁(しん まさひと) 昭和31年生まれ。東京都出身。東京農業大学卒。両親は台湾人。自らも国籍は中華民国・台湾。大学時代に演劇に目覚め、卒業後、文学座に所属、俳優&脚本家として活動。その後、コピーライターを経て広告制作プロダクション「太陽企画」に就職。CMプロデューサーとして活躍。1990年に有限会社ジャングルジム設立、イベントプロデューサーに。2011年、漫遊倶楽部立ち上げ、現在に至る。

楽しみが沢山 新竹、魅力満点の旅

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「2013台湾ランタンフェスティバル」が開催された新竹は、台湾北部に位置し、台北から台湾高速鉄路(高鉄)でわずか30分の距離にある。ハイテク産業が盛んで、ビーフンや貢丸と呼ばれる肉団子、東方美人茶の特産品もある。また独特な客家文化が色濃く残り、山間部では雪覇国立公園が広がるなど、変化に富んだ地域であり、観光に最適な場所である。

 

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日本統治時代に建設された新竹駅舎

 

中でも「万博台湾館」は上海万博で好評を博した台湾パビリオンで、2013年2月にプレオープンしたばかり。天灯をモチーフにした外観は、夜には美しい光を放ち、訪れる人を魅了する。また、建物4階部分に設けられた球体の内部は720度全てがスクリーンとなっており、原住民の生活や阿里山、タロコ渓谷、緑島などの大自然、台北の都市風景などを大迫力の美しい映像で楽しむことができる。また、台湾館の下層階ではお茶やガラス、陶器など新竹の特産品の販売店が並び、新竹文化に触れることもできる。

 

上海万博の台湾パビリオン「台湾館」
上海万博の台湾パビリオン「台湾館」
万博台湾館では大迫力の720度の映像が楽しめる
万博台湾館では大迫力の720度の映像が楽しめる

 

また、新竹県の中部にある横山郷「内湾村」はかつて鉱業や林業で栄えた集落。山の中をゆっくりと走るローカル線の終点である内湾駅周辺にはノスタルジックな風景が広がる。食べ物や雑貨を売る屋台や商店が並び、散策するだけでも楽しい。客家料理が食べられる「大嬸婆私房菜」は2012年に、観光局が主催したレストランコンテストでトップ10に選ばれた名店。懐かしい時代を思わせる内装に、地元出身の漫画家、劉興欽氏のイラストが飾られており、ぬくもりを感じることができるオススメのレストランである。駅の裏手には日本統治時代から残る「内湾派出所」もあり、訪れる人を優しく迎えてくれる。

 

内湾駅に到着した列車
内湾駅に到着した列車
プリプリの地鶏は是非味わってみたい一品
プリプリの地鶏は是非味わってみたい一品
内湾には屋台が沢山。客家や原住民のグルメも楽しめる
内湾には屋台が沢山。客家や原住民のグルメも楽しめる
内湾派出所では現在でも日本統治時代の建物が現役で活躍している
内湾派出所では現在でも日本統治時代の建物が現役で活躍している

 

関西鎮にある「台紅茶文物館」では、日本統治時代に創業した台湾紅茶の歴史を振り返ることができる。関西の紅茶は高品質で知られ、ヨーロッパやアメリカ、アフリカにも輸出していたという。倉庫やかつて使用されていた道具など、貴重な資料が展示されている。また、竹北市のレストラン「風城の月」では、50年前の都市にタイムスリップしたようなレトロな空間で食事ができる。

板張りの床が印象的な茶葉の倉庫。貴重な文化遺産だ
板張りの床が印象的な茶葉の倉庫。貴重な文化遺産だ
日本統治時代のポスター。当時の台湾紅茶は世界中に輸出されていた
日本統治時代のポスター。当時の台湾紅茶は世界中に輸出されていた

 

そのほか、台湾原住民のタイヤル族が多く住む五峰郷には、日本統治時代に井上温泉と呼ばれた清泉温泉があり、不妊症、皮膚病、胃腸炎に効能があるという。また、張作霖の長男として知られる張学良が幽閉されていた日本統治時代の家屋が復元されており、往年の雰囲気をしのばせる。このほか、台湾人女流作家である故三毛氏が居住した家屋を利用した喫茶店もあり、雄大な自然の中で、歴史や文学に触れることができる。また、「影原餐坊」では、五峰の自然に育まれた新鮮な食材をふんだんに利用した原住民料理を楽しむことができる。

張作霖の長男、張学良の住居。日本統治時代の家屋を復元したもの
張作霖の長男、張学良の住居。日本統治時代の家屋を復元したもの
清流とつり橋。のどかな光景が広がる五峰
清流とつり橋。のどかな光景が広がる五峰
タイヤル族が多く住む新竹山間部では原住民料理も楽しめる
タイヤル族が多く住む新竹山間部では原住民料理も楽しめる

 

新竹は、特色のある歴史や文化が豊富な地域であり、どこか懐かしさを感じられる場所でもある。「温故知新」という言葉がぴったりの新竹を是非訪れてもらいたい。

1月の失業率4.16%、3カ月連続で下降

台湾のハローワーク、「就業服務站」で求人票を見る若者
台湾のハローワーク、「就業服務站」で求人票を見る若者

 行政院主計処(統計局に相当)がこのほど発表した1月の失業率は前月比0.02ポイント減少の4.16%だった。これは3カ月減少となり、また昨年6月以降最低の数字を記録した。世界主要国・地域の失業率は、アメリカ7.9%、イギリス7.8%、カナダ7.0%、ドイツ5.3%、日本4.2%、香港3.4%、韓国3.0%、シンガポール1.8%となっている。
 年齢別に見ると、15~24歳は12.5%、25~44歳が4.2%、45~64歳は2.3%となっており、若年層ほど失業率が高くなっている。また学歴でみると高学歴ほど高い数字となっている。
 主計処では、失業率は改善傾向にあるもののまだ弱含みで、景気回復が本格化してくればそれにともなう労働需要が増加し、改善するだろうとしている。

1月の景気信号、やや低迷

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景気信号は12月の「緑」から1月は「黄青」に下方修正された
景気信号は12月の「緑」から1月は「黄青」に下方修正された

~下方修正も景気回復基調に変化なく~ 
  行政院経済建設委員会(以下経建会)は2月27日、今年1月の景気信号が前月のやや安定を示す「緑」から安定と後退の中間(やや低迷)を表す「黄青」に変わり、景気概況の総合判断ポイントも22から19に下がったと発表した。昨年12月にようやく「緑」になったものの、また戻ってしまった形となる。この結果について経建会は、景気信号を構成する9項目の指標のうち「工業生産指数」、「機械と電気設備の輸出値」、それに「非農業部門の就業者数」の減少が原因としている。また、昨年12月に発表された「製造業販売値」も発表直後に下方修正され、1月の景気概況に影響したとみられる。
 一方で経建会では、株価(リート指数)は6カ月連続で上昇しており、景気の回復基調は変わらないとしている。しかし、急激な景気回復ではなく緩やかな回復傾向との見方を示している。また、1月の鉱工業生産指数(2006年=100)は132.70と前年同月比で19.17%増と大幅に上昇(但し、昨年は1月に春節休みがあった反動で大幅増加)し、7か月連続でプラス成長している。このため、今年の景気見通しは、取り巻く環境は依然厳しいとしながらも引き続き回復基調にあると認識。さらに国際情勢の不確定要素があることから、改新的な経済改革が必須であると見ている。

台中の日本語教師らが勉強会 日本語の楽しさ伝える

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台中で日本語学校を経営する犬山俊之さんは定期的に、日本語教師や日本語に興味がある人を対象に、台中日本語教師勉強会を行なっている。地理的にも、歴史的にも「日本語」に携わる人が多い台湾だが、日本語教師同士の交流は限定的なのが現状だ。このたび本紙記者は、3月3日に行なわれた勉強会にお邪魔し、日本語教師勉強会の内容や目的など、実際の様子を伺った。

 

台中日本語教師勉強会を主催する犬山俊之さん
台中日本語教師勉強会を主催する犬山俊之さん

 

財団法人交流協会が2009年に行なった調査によると、人口2300万人の台湾における日本語学習者数は25万人とされており、台湾人の100人に一人が日本語を学んでいる計算になる。一方、台湾で活躍する日本語教師数は日本人、台湾人合わせて約4000人いると言われる。今回で47回目となるこの勉強会は、参加者に特定の条件を設けず、日本語に興味を持つ人であれば誰でも参加できるのが特徴。国籍や職業はもとより、所属する企業や学校、団体にとらわれない自由な勉強会が開かれている。この日も、台中や彰化をはじめ、新竹や高雄から27人の参加者が集まった。

3月3日の勉強会では、「助詞の『ハ』と『ガ』の使い分け」をテーマに、台湾の初級日本語クラスではどの様な説明が有効か、発表や討論が行なわれた。最初に犬山さんによる簡単な文法説明の後、台中の別の日本語学校で教師をしている上林宏樹さんと山田朗一さんによって、実際に授業ではどの様に教えるかと言った報告発表が行なわれた。質疑応答の時間になると、「生徒の疑問や質問にどの様に答えるべきか」といった具体的な討論が行なわれた。参加者の多くが日本語教育の第一線で活躍していることもあり、高度かつ、実践的な意見が交わされた。

 

報告発表する上林宏樹さん。実際の授業でどのように教えるべきか、発表には入念な準備が必要だという
報告発表する上林宏樹さん。実際の授業でどのように教えるべきか、発表には入念な準備が必要だという

 

犬山さんは勉強会の目的を「自分のため、そして学習者のため」と話す。「日本語教師は教室の中で王様。誰も批判しないし文句も言わない。そうなると10年、20年経っても進歩しないし、自分が変わらない」と、日本語教師の問題点を指摘する。またその上で「発表する場が有れば、発表するまでに本を調べたり、新しい教材作ったりする。そういうことが次の授業に活きていく」と話し、勉強会での発表までの過程が、日本語教師として成長させる事に繋がるという考えを語った。

 

報告発表する事で色々な人から意見を貰える事が「メリット」と話す山田朗一さん。
報告発表する事で色々な人から意見を貰える事が「メリット」と話す山田朗一さん。

 

高雄で日本語教師をしているという細川桃子さんは「(参加者の)レベルが高いので、こうやって教えればいいのかと、自分の知らない事を吸収できる」と話し、また日本語教師の台湾人女性も「この勉強会はもう三年くらい来ている。勉強になる事が沢山ある」と話し、勉強会を通じて多くの事が学べることを指摘する。別の台湾人日本語教師の女性は「台湾人教師は(中国語を使って)直接的に日本語を教えるけれど、今日みたいなやり方は(文法をしっかりと解説し)意識的に教える」とし、「私たちも、日本人教師のやり方や視点を学んで、参考にしたい」と、沢山の教授法を取り入れる事で、より解りやすい授業を目指したいという思いを話してくれた。

 

和やかながら高度で実践的な勉強会
和やかながら高度で実践的な勉強会

 

犬山さんは、今後も勉強会を続けていくつもりで、「台中全域で、(日本語教室の)ある程度ゆるい繋がりができれば良いなと思う」と話し、「言葉を学ぶ楽しさを、みんなと分かち合えれば」と日本語教師としての従事者や学習者への思いを語ってくれた。