台湾地元メディアによると尖閣諸島(台湾名;釣魚台)の領有権を主張し、日本政府による国有化に抗議する漁船による集団抗議が25日(火)に予定されている。台湾北部・宜蘭県の漁民らは24日、同県の南方澳漁港を出て尖閣海域に向かい、伝統的な漁業権が脅かされているとして集団で抗議活動をする予定だという。75隻が一斉に出港し、25日早朝から尖閣諸島の魚釣島の周りを巡回しながら抗議の意思表示をする予定だとしている。
頼台南市長が京都・金沢の訪問で文化交流に拍車



~台南市のビジネス効果にも期待~
台南市の頼清徳市長ら訪問団12人は文化交流のため、9月19日~23日の4日間の日程で訪日、京都、金沢を訪れた。滞在中は京都府山田啓二知事と京都市門川大作市長を表敬訪問し、金沢へも足を伸ばした。
今回の訪日の目的は、京都市が1994年に発足させた歴史の古い都市同士の交流をめざすNGO「世界歴史都市連盟」に台南市が今年加盟したことによるもの。台南市は古都として知られているが、他の会員都市との文化交流を深めるとともに、千年の都である京都の歴史や文化観光事業・歴史遺産の継承など、各分野の経験を学ぶために訪日した。
この訪問の後、金沢市で「台南ウィークin金沢」(9月20日~23日)※の開催に合わせ金沢にも足を伸ばした。これは金沢・台南工芸交流展や金沢出身で台南地域にアジア最大のダム「鳥山頭ダム」を建設し、日本統治時代の台湾で農業水利事業に大きな貢献をしたことで知られる八田與一氏の展示が行われている展覧会に足を延ばしたもの。展覧会では、より多くの日本人に台南の歴史や伝統を知ってもらおうと、台南市立民族管弦楽団による演奏や歌仔戯(ゴアヒ、台湾オペラ)などの伝統芸能も披露されていた。
来日当日の9月19日、頼市長は旧知の中津川博郷衆議院議員の歓待を受け、翌20日は京都府庁を訪れ、山田知事を表敬訪問した。頼台南市長は「歴史が深く世界的に有名な京都と文化交流を促進していきたい」と述べ、山田知事は「台南市と交流を盛んにしたい。経済交流などいい関係が出来つつある」と応えた。続いて、訪問団は京都市役所を訪れの門川市長を表敬訪問。尖閣諸島をめぐって情勢が緊張する中での来日となったが、会談はそれぞれの都市について紹介するなど終始なごやかな雰囲気で行われた。門川市長は「国と国との関係が難しいなか、都市と都市との関係を深めることが大切」とし、これに対して頼市長は「日本と台湾の友好関係は長い期間かけて築かれたもの。尖閣諸島などの問題に影響されるべきではない」と話し、今回の来日には問題ないことを強調した。
また、京都訪問中の20日に頼市長は、将来、台南地域の公共交通システムや鉄道路線の地下化、駅周辺の再開発などの参考モデルとするため、京都市のバス運行システムや京都駅を視察した。実際にバスに乗車した頼市長は、台湾の古都である台南市は今後、京都と同様、公共交通機関やバリアフリー環境を整え、交通や観光の各面から総合的な都市計画を構築していくことを課題としたいと述べた。同市長は京都駅を視察した際、「千年の都であり日本で人気の観光都市・京都において、同駅は交通と観光の重要な入り口として機能しており、周辺では神社などの名所旧跡がしっかり維持管理されている。将来、台南市で鉄道路線の地下化や駅の再開発を進める際の参考になる」と考えを示した。 京都訪問の後頼市長は金沢市を訪れ、同市の山野之義市長から歓迎を受けた。山野市長は東日本大震災の台湾からの支援に対する感謝の意を表した。台南市では今回の訪問をきっかけに文化都市として台南市の知名度向上と文化観光によるビジネス効果に期待を寄せている。
※ 台南ウィーク…台南市の魅力を紹介「台南ウィークin金沢」の一環で、八田與一技師、伊東哲画伯遺品里帰り展」と「金沢・台南工芸交流展」が北國新聞社主催・後援で9月20日~23日の4日間、北國新聞交流ホールにて開催された。鳥山頭ダムを築いた金沢出身の八田技師の愛用品が没後70年を経て日本で初公開となり、金沢と台南の深い友情を印象付けた。また、同時開催の工芸交流展では金沢市と台南市を代表する作家が手掛けた陶芸、金工、銀装飾、刺繍など32点が出展、訪れた人々は熱心に展示物に見入っていた。また、7月22日には金沢市の北國新聞赤羽ホールにて台南伝統芸能披露公演が行われ、華麗な芸を披露した。開催期間中は展示会、披露公演とも多くの人が訪れ、金沢市と台南市の文化交流がさらに深まった。
~台中市蔡副市長「花博で台湾中部の産業に商機を期待」~
台中市、彰化県、南投県の三首長朝食会が9月21日に鹿港で開かれ、台中市の蔡炳坤副市長、彰化県の卓伯源県長、南投県の李朝卿県長ら幹部が出席した。今回は2018年に台中市で開催される国際花博覧会について話し合われた。花博で台湾中部の花を優先採用して展示することで合意し、花博が台湾中部に大きな商機をもたらす効果があることを確認した。
また、彰化や南投も会場に含めて欲しいなど両市から要望が出た。さらに彰化県の卓県長は、現在台中で建設中のMRTを最終的には彰化にも延長して欲しいなどの要望も提案した。
これらに対し台中市の蔡副市長は、交通の発展は生活圏を築くのにもっとも友好的な手段であり、台中MRTは最終的には彰化まで伸びる計画であると言及した。また、台湾中部(台中・彰化・南投)は産業、運命共同体であり、台中の花博成功が台湾中部の発展につながるとした。
2018年国際花博覧会が台中市で開催決定
~1300億円超の経済効果に期待~
2018年の国際花博覧会が台中市で開催されることが決定した。最大で500億台湾元(約1300億円)の経済効果があると見られ、期待が高まっている。オランダで9月11日に開かれた国際園芸家協会(AIPH)の会議で決定されたもので、台湾では2010年の台北市に続く2回目の「花博」開催となる。
2018年台中市の開催は、都市部で開催した台北市とは異なり、地域の活性化を目指すとともに、大型イベントによる波及効果を見込んでいる。会場を郊外の后里区を選定。当該地区は現在レジャー施設として一般開放している旧后里競馬場とその周辺の遊休地となっている軍用地。合わせると約81ヘクタールあるこの地域をメイン会場として使用する予定だ。
テーマは「花と花園・東洋が西洋と出会うとき」。開催期間は2018年11月1日~2019年4月30日までの半年間。施設の建設など合計115億台湾元(約300億円)が投入される見込みで、台中市の胡志強市長は「2010年の台北花博を上回る成功を収めたい」と意気込みをみせ、2010年の台北市花博より200万人多い1000万人の来場を目指している。
台湾伝統音楽文化的発展講演会案内
テーマ:時代精神を反映した台湾伝統音楽と文化発展
台湾伝統音楽文化発展に映る時代精神
講師:国立台北芸術大学顔緑芬教授
簡歴:ドイツベルリン自由大学博士卒業、主修歴史音楽、民族音楽、副修文化人類学、現在国立台北芸術大学音楽科及
び音楽研究所専任教授。研究領域は二十世紀音楽、民族音楽、台湾当代音楽発展史、台湾オペラ「歌仔戲」音楽
など。共著に『台湾音楽百科辞書』『主編台湾当代作家』『音楽鑑賞』など。
日期:2012年11月3日(土)午後2時30分~5時30分
場所:池袋台湾教会
交通:JR線、地下鉄丸の内線、有楽町線、西武線、東武線
池袋西口
会費:入場無料
主催:日本台湾語言文化協会
共催:在日台湾同郷会、在日台湾婦女会、日本台医人協会、日本台湾医師連合、
池袋台湾教会
連絡:日本台湾語言文化協会会長張瑞銘 TEL 03-6767-7678、090-8440-1301
「923保釣デモ」主催の保釣団体、日本側に抗議文手渡す ~交流協会側、無言で受け取る~
~人人保釣大連盟による「保釣行動劇」も行われる~
台湾地元メディアによると23日午後に尖閣諸島(台湾名;釣魚台島)の主権を主張して、台北市内をデモ行進した後、交流協会台北事務所(日本大使館に相当)に到着、日本側に抗議文を手渡した。この「923保釣デモ」では、新党、親民党、中国統一連盟、労働党、中華保釣協会など約1000人(主催者側発表では約3000人)が国父紀念館に集合し、午後2時30分に出発、忠孝東路、復興南路など市内のメインストリートをデモ行進した。デモ隊が午後4時、交流協会ビル前に到着すると、林孝信氏を代表とする人人保釣大連盟による「保釣行動劇」が演じられた。その後、警察の誘導でバリケードを越えた林氏は、ビル前で抗議文を交流協会総務室兼経済室主任の杉田雅彦氏に手渡した。
抗議文は林氏の署名入りで、「日本が中華民国固有の領土である釣魚台列島を窃取していることに対し厳重に抗議する。即刻釣魚台より撤退し、台湾へ返還することを要求する」というもの。杉田氏は無言で抗議文を受け取った。
なお、この日のデモを受け取材に応じた外交部の夏季昌報道官は、「中華民国は釣魚台列島に対する主権についての主張を堅持し、一歩たりともこれを譲らない。国民が党派を超え政府も民間も共に釣魚台についての主権主張を守っていくことを希望する」とした。また、同報道官は釣魚台問題への対応を大陸側と協力して行う考えはないと言明した。
同日夜はTVBSなど台湾地元のテレビ局はデモ行進を受けて、尖閣諸島についての特集番組が組まれた。




















































