台湾国際美食創新交流協会熊本分会が設立 

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台湾国際美食創新交流協会は4月17日、熊本県にある「日台会館」(熊本県大津町)で協会の熊本分会(錢妙玲会長)の設立大会を開催した。錢会長をはじめ、木村敬熊本県知事、熊本商工会議所の久我彰登会頭、熊本県商工連合会の笠愛一郎会長、熊本電気鉄道社長の中島敬高氏などの重鎮が顔を揃え、台湾駐日代表処農業組組長の王清要氏、同協会総会長の何淑子氏も駆けつけるなど、日台の政財界及び熊本県内8市町をはじめとする地方自治体の首長ら総勢160人が設立を祝した。また、特別ゲストに「くまモン」も応援に駆けつけるなど、日台の民間交流及び産業協力に高い関心が示された。

錢妙玲会長

半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(魏哲家CEO=TSMC)の熊本進出に伴い、日台間の交流が密接になるなか、海外拠点の拡大を積極的に進める台湾国際美食創新交流協会。錢会長は設立の挨拶で「協会の母体は台湾にあり、わずか1年で日本に2つ目の分会を設立できました。そして中華民国僑務委員会の指導の下、熊本の地に根を下ろすことができた事は大変光栄です。今後は、健康的な食生活、持続可能性の追求を理念に掲げ、料理や美食文化を愛する世界中の人々を広く招き入れ、食文化交流を推進していきたい」と語った。さらに「熊本は人情味にあふれ、台湾文化と共通点が多い街であり、地元の人々が台湾の友人にとても親切です。協会は美食を架け橋として日台の交流を促し、より多くの日本人に台湾を知ってもらうとともに、日本の優れた農産物を台湾に紹介し、ウィンウィンの関係を築きたい」と期待感を示した。

何淑子総会長

来賓の何淑子総会長は挨拶で、台湾の美食が世界17位にランクインしていることに触れ「私たちにはTSMCという『護国神山』がありますが、私たちの食卓こそが本当の拠り所なのです」と本質を述べ、食品ロス削減(反剩食転聖食)の理念を提唱し、食の価値と環境の持続可能性を重視し、食文化を自然と資源を尊重する次元へと高めるよう社会に呼びかけました。

王清要組長

王清要組長も、TSMCの進出を契機として「台湾と熊本の関係は半導体分野を超え、地域社会や文化のレベルへと深化しており、熊本分会の設立は「食文化」という視点から日台のつながりを深める重要なマイルストーンである」と述べた。また「台湾の多様な食文化が日本の高品質な食材や技術と融合すれば、これまでにない新たな価値が必ず生まれる」と指摘し「特に日台には農林水産分野で大きな協力の可能性がある」と強調。「今後、農水産物の双方向の貿易をさらに推進し、食文化の普及を通じて地域産業の活性化と観光振興につなげることを期待します」と述べた。同時に、同協会が在日台湾人の結束を図り、熊本と地域をつなぐ架け橋となり、民間外交や産業交流の深化に重要な役割を果たすことへの期待感も示していた。

木村知事

木村知事は、熊本分会の設立に心からの祝意を表し「本年は熊本地震の本震から10年という節目。当時、台湾の人々からの温かい支援が熊本復興の大きな力になりました。TSMCの進出と週23便への直行便の増加により、日台交流は経済協力の新たな段階に入っており、熊本県は今年、双方の交流を深めるため台北に職員を常駐させています」と述べた。さらに美食にも触れ、木村知事は、台湾の「辦桌(宴会料理)」を「Ho-jia(美味しい)」と大絶賛し、熊本も「食のみやこ熊本県」として世界に向けて積極的にアピールしていると強調。今後は「食」という重要な架け橋を通じて、互いの距離をさらに縮め「日台双方の相互理解と交流を深めていきたい」と述べた。

設立大会のイベントでは、同協会総会と熊本分会より熊本の子供食堂へ総額200万円(各会100万円ずつ)相当のお菓子が寄贈された。これには木村知事から感謝の意が表され、会場の来賓からも大きな拍手が送られた。

総会と熊本分会より熊本の子供食堂へ総額200万円(各会100万円ずつ)相当のお菓子が寄贈された。

また、台湾団体によるパフォーマンスや賑やかな抽選会も行われ、主催者は航空券、現金、商品券など100点以上の景品を用意。チャイナエアラインとタイガーエア台湾の航空券を引き当てた幸運な当選者は会場の注目の的となっていた。イベントは約二時間にわたり、歓声と交流の中で円満に幕を閉じた。

台湾国際美食創新交流協会熊本分会の設立は、これからの日台美食文化交流の新たな章が、熊本の地で始まった事を強く印象づける格好になっていた。

 

日本分会集合写真
会長演唱
錢会長と木村知事
各会長の集合写真

2026.04.18