【台北訊】世界保健機関(WHO)の加盟国は5月18日、スイス・ジュネーブで開幕した世界保健総会(WHA)において、台湾をオブザーバーとして招請する提案を否決した。中国やパキスタンなどが強く反対したことで、台湾の参加は今年も実現しなかった。
会議で中国代表は「台湾は中国の一部であり、いかなる形式であっても台湾地区のWHA参加には同意しない」と主張。これを受けて総会は、台湾の参加を認めない判断を下した。
一方、台湾の参加を支持した国々からは反発の声も上がった。パラオ代表は「台湾を排除することは世界的な疾病監視や情報共有の弱体化につながる」とし「グローバルヘルスに空白があってはならない。能力と責任を持つパートナーを排除すべきではない」と訴求した。
台湾は2009年から2016年まで「チャイニーズタイペイ」名義でWHAにオブザーバー参加していた。しかし、2017年以降は中国政府の反対により招聘が見送られていた。台湾政府はその後も、新型コロナウイルスの影響があった2020年と2021年を除き、毎年ジュネーブへ衛生福利部長らを中心とする代表団を派遣し、各国との交流や支持拡大に努めている。
台湾は新型コロナウイルス流行時に高く評価された医療・防疫体制を保持し、評価されている一方、中国政府が「一つの中国」原則を掲げていることを理由に、多くの国際機関への正式参加が制限されている。
台湾側はこれまで「感染症対策に国境はなく、世界の公衆衛生に政治を持ち込むべきではない」と国際社会に理解を求めてきたが、今年もWHA参加への壁は高かった。
2026.05.20





















































