寒雲さん、ライブ開催

 

台湾出身の歌手寒雲さんのスプリングディナーライブ~春の宴~が4月9日、石川県加賀市のホテルアローレ「瑞松」にて行われる。共演は夏輝レオンさん、ゆふきれいさん。なお、ヴァイオリンは石井泉さん、ギターは木村菜緒さん、鍵盤ハーモニカは天埜めぐみさんが担当する。ディナーが18:30~、ライブは19:30~。料金は¥12000で、宿泊付きが¥18000(ディナー・飲み放題付き/税込・入浴無料)となっている。当日は台湾の歌曲も披露予定だ。寒雲さんは1992年に日本でデビューして以来、日本各地でコンサートやディナーショーを開催している。「とても素敵なホテル・料理・温泉・そして華やかな舞台を是非楽しんて頂きたいと思います」(寒雲さん)

 

問い合わせ→Tel: 090-9764-0555(寒雲)

台湾映画上映会『練習曲』上映×一青妙さん環島トーク

台湾映画「練習曲」上映ⓒ奇霏影視製作有限公司

台湾映画同好会主催の台湾映画「練習曲」(2007年)の上映会と、一青妙さんのトークショーが3月24日、日比谷コンベンションホールで開催される。同映画は、聴覚障害のある青年が自転車で台湾を一周するロードムービー。日本での配給はすでに終了している作品のため、今回は特別に上映の許可を取っての大変貴重な上映となる。公開から10年が経った今、日本において台湾に関するキーワードの一つとして、台湾本島を一周する「環島」が一般に浸透しつつあり、また、台湾では「自転車環島ブーム」が巻き起こったほどだ。『練習曲』で描かれる台湾各地の美しい風景を堪能した後は、一青妙さんを迎えて、昨年台湾で開催された環島イベント「FORMOSA900」(フォルモサ900)」で台湾一周をした時の話を伺い、自転車による「環島」の魅力に迫る。参加費は1000円。事前申し込み制、定員200名、自由席。

問い合わせ→台湾映画同好会 Mail : tw.films.2015@gmail.com

 

台湾人留学生によるフォトギャラリー開催

「東京サーカスTokyoCircus」張凱翔写真展

台湾人留学生張凱翔さんによる「東京」をテーマとした個展が3月6日から12日まで新宿区のPLACE Mギャラリーで開催される。個展に掲載する作品は、張さんが日本に2年間暮らしている現在、東京で撮影したスナップ写真と張さん自身が想像している物語の組み合わせから成っている。外国人の視点からどのように東京を観察しているかを覗く事ができ、日本と台湾の文化交流にも繋がるだろう。現在張さんは東京ビジュアルアーツ専門学校で写真の勉強をしており、同展示会は張さん自身の学校最後の集大成である。入場料無料、開館時間12:00〜19:00。

問い合わせ→ Mail : ken0205@gmail.com

 

牯嶺街少年殺人事件、25年ぶりに日本公開

『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』© 1991Kailidoscope

エドワード・ヤン監督が1991年に発表した最高傑作映画「牯嶺街少年殺人事件」が3月11日より25年ぶりに日本公開される。3時間56分の長編版だ。本作品はBBCが1995年に選出した「21世紀に残したい映画100本」に台湾映画として唯一選出され、2015年には釜山映画祭が選出した「アジア映画ベスト100本」の代7位に選出される等、映画史上に残る傑作として評価され、これまで世界中のクリエーターや多くの映画ファン達に熱狂的に支持されてきた。1960年代の台湾を舞台に、実際に起きた事件に着想を得た本作品は、少年少女の青春のきらめきと残酷さ、そして「時代のうねり」を鮮烈な映像と秀逸な脚本で映し出し、さらにはその背景の社会も透徹した視線で描き切った伝説の映画である。3月11日より角川シネマ有楽町、18日より全国順次ロードショー。

問い合わせ ビターズ・エンド 03-3462-0345

「Zodiac」日本再上陸、演出効果で観客魅了

Zodiac 舞台と映像の演出効果

台湾を拠点に活動している劇団「莎士比亜的妹妹的劇団」が来日し、3月2日から5日まで、上野ストアハウスで「Zodiac」を上演している。日本での公演は昨年5月に茨城県「百景社アトリエ」で上演してより2回目である。
「Zodiac」とは、1960年代のアメリカ連続殺人鬼の自称であり、同公演はその殺人鬼から着想を得た二人芝居となっている。殺人鬼はFaさん、そして彼の周りの様々な人間は頼玟君さんによって演じられた。
舞台と2つのスクリーンに映し出された映像の組み合わせによった演出が特徴的なのに加え、バックスクリーンには字幕も映し出されていたが、言葉を発さず表情や体全体の動きで表現する場面も多く、言葉がわからずとも目でも楽しめる2人の体を使った圧倒的パフォーマンスには、「Zodiac」の世界観に引き込まれる。

パフォーマンスに注目 頼さん(左)・Faさん(右)

また、同公演のため新たに収録した部分や内容が少し変更した所も多々あり、前回来日の公演とはまた違った演劇が味わえるようになっている。
出演者のFaさんは「台湾の劇場は今回の上野ストアハウスのように住宅地には建てないので、このような場所で上演する事ができるのは面白い」とコメント。頼さんは「前回来日の時とは内容が少し異なっているため、新しい作品の芝居を演じた感じがする。哲学をテーマとした要素がたくさん入っているので、言葉で聞くより生で演技を見た方がわかりやすい」と話した。
「Zodiac」は2001年初演で、舞台と映像をミックスさせた演出が評価され、第一回台新芸術賞にて十大パフォーマンス芸術賞を受賞。
なお、「莎士比亜的妹妹的劇団」のプロデューサーは陳汗青さんが務めており、日台の演劇の素晴らしさを両国互いに知ってもらいたいという想いから、4年ほど前より日台間での交流を開始。昨年には三重県津市美里町を拠点の劇団「第七劇場」と締結し、3年間の日台国際共同プロジェクトが始動、今年11月には三重県文化会館での公演も決まっている。

 

(2017/3/3)

中華職業棒球大連盟、呉志揚会長インタビュー

 

第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC:国・地域別対抗野球)の日本代表壮行試合に合わせて2月28日に福岡を訪れた台湾プロ野球の呉志揚コミッショナー(中華職業棒球大連盟会長)がヒルトン・シーホークホテルで本紙のインタビューに応じた。

呉志揚コミッショナー

インタビューには台北駐福岡経済文化辦事處の戎義俊處長(総領事)も同席し、野球談議に花が咲く場面もあった。

本 紙:福岡は昔からプロ野球の本拠地があり、高校野球でも強い学校が沢山あるため、市民は野球が大好きです。

呉会長:はい。ソフトバンクホークスの本拠地ですね。

本 紙:壮行試合が行われるヤフオクドームは東京ドームに次いで日本で2番目に建てられたドーム球場で、市民はこれを誇りに思っています。このような福岡へ台湾球界トップの呉志揚会長をお迎えすることが出来たことを大変うれしく思っています。今日はWBC及び台湾の野球事情について少しお話をお聞かせ下さい。

呉会長:はい有り難うございます。よろしくお願いします。

本 紙:早速ですが、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)による世界ランキングでは、台湾は4位ですが、今年のWBCでの目標順位をどこに置いていますか?

呉会長:4位というのは、少年野球も含めたトータルのランキングですね。WBCについては前回の2103年大会では8位でした。それを踏まえて今年も先ずは8位以内に入りたいと思っています。

戎處長:台湾はバルセロナ・オリンピックでは準優勝しました。野球はやってみないと分かりません。ボールは丸いので、どのような形にでも変化させることが可能だと思います。(笑)

呉会長:WBCは短期決戦です。一年間のリーグ戦のような長丁場だとランキング通り4位に納まるかも知れませんが、短期決戦ではどう転ぶかわかりません。最高の状態に持って行けるように準備はしてきたので、更に上を目指したいと思っています。

戎義俊處長(左端)と呉志揚会長(右から2人目)

本 紙:今年のWBCでは、どのチームを一番マークしていますか? 「ここには負けたくない」というところはどこでしょうか? またその理由?

呉会長:韓国ですね。ランキングも高いし手強い相手です。

戎處長:バスケットボールでもそうですが、球技の国際大会では韓国がライバルになることが多いですね。

本 紙:韓国は今回台湾と同じAプールにいますね。日本についてはどう思っておられますか?

呉会長:日本と台湾が共同開催国となったプレミア12のときも日本戦を目標にやって、あと一歩で勝てるところでしたが、善戦虚しく敗れました。日本が強いのは分かっていますが、今回また東京ドームで戦えることを望んでいます。

本 紙:2013年の日台戦は、非常に感動的でしたね。王建民投手が素晴らしかったし、台湾選手の礼儀正しさには日本の多くの人を感動させました。

呉会長:台湾ではこの試合のテレビ中継を人口の半分近い1,000万人が見ました。それほど人気も高く、感動的な試合だったと思います。

本 紙:日本では「甲子園」を目指す高校野球が盛んで、そこからプロに進む人も大勢います。台湾でも同じようなシステムがありますか?

呉会長:日本の「甲子園」にあたる「黒豹旗全国高校野球大会」があり、100校程度が参加しています。プロチームは、ここで活躍した高校球児を喉から手が出るほど欲しがっています。これまでは小学校、中学校、高等学校と上に進むにつれて親の方が野球より大学進学のための勉強を望み、野球から離れていく人も多かったのですが、最近はプロ野球の人気も高まり、給与を含めた待遇も良くなってきたので、プロを目指す人も増えてきました。また、最近は「ドラフト会議」にも社会の注目が集まっています。

戎處長:少年野球のチームも多く、U12、U18などでプレーするシステムも次第に整備されてきましたので、これからが楽しみです。

本 紙:台湾初のドーム球場である「台北ドーム」の完成が当初の予定より大幅に遅れているように聞いています。オープンはいつごろになる予定でしょうか?

呉会長:台北ドームについては、我々も20年以上待っています。しかし政治絡みの問題なので、一概にお答えできなくて残念です。もし関係者間の状況が改善して順調に話が進めば、そこから一年半くらいで完成すると思います。

本 紙:今年のWBCで台湾と日本が勝ち上がって決勝戦で対戦できることを、日本の多くの人が期待していると思います。頑張ってください。本日は貴重な時間をいただき、有り難うございました。

呉会長:もちろん私も日台で決勝戦をすることを願っています。お互いに応援しましょう。

 

台湾チームの活躍や少年野球の話になると途端に表情が緩み、目がきらきらと輝く呉志揚コミッショナーの表情からは、本当に野球を愛し、台湾プロ野球のレベル向上に尽している人だという印象を受けた。

また、同席頂いた戎義俊総領事は、台湾花蓮県鳳林国民小学校の代表チームで、キャッチャーとセカンドを守る野球少年だったという。当時日本では読売巨人軍九連覇の時代。王貞治選手の大ファンでいつか一緒に写真を撮りたいという「夢」を持っていたところ、駐東京台湾大使館の査証部長として王氏のパスポートの更新を手伝った2005年に40年越しの夢を叶えることが出来たという。

台湾野球の頂点に立ち、日本との縁を取り持つ呉志揚コミッショナーと少年野球時代の夢が発展して対日外交に携わることになった戎義俊総領事との間の不思議な「縁」を感じるインタビューとなった。

台湾のチアガールの応援を見る戎義俊総領(左)と呉志揚コミッショナー(右)