国際漫画賞の授賞式、優秀賞の台湾人漫画家が出席

外務省が主催する第16回日本国際漫画賞の授賞式が3月2日、都内で開かれた。「ネコと海の彼方」の作品で優秀賞を受賞した台湾人漫画家星期一回収日さんが出席。星期一回収日さんは「幸運なことだと思う」と微笑みで語った。

作家陳巧蓉さんが原作を手がけた「ネコと海の彼方」は、性格の違う2人の少女の友情を描いた作品で、受賞された漫画は元々星期一回収日さんが陳さんのフェイスブックでの投稿から始まったという。編集者の目に留まり、短編漫画のプロジェクトが一冊になるほどの量に達したため出版された。

星期一回収日さんは、会場に来られなかった陳さんの代わりに「これまでの人生で何度も物語に助けられてきた。読者にとってささやかながらも長い間続く力になれば」とメッセージを伝え、会場から反響を呼んだ。

台北駐日経済文化代表処台湾文化センターは「台湾文化部は漫画人材の育成と国際交流を重視しているとし、台湾の漫画家と出版社の国際協力の機会を増やしている」と説明した。

世界仏教教皇H.H.ドルジェチャン仏第三世 片手で437.2ポンドの金剛杵を持ち上げる

(ロサンゼル発)2021年12月23日、アメリカ・ロサンゼルス聖蹟寺大雄宝殿において、かつてない奇蹟が起きた。世界仏教教皇H.H.ドルジェチャン仏第三世が、数多の弟子と信者の見守る中、なんと片手の四本の指先で重さ437.2ポンドの巨大仏陀金剛杵を引っかけ、13.47秒持ち上げ、唯一無二の真の仏陀としての金剛神聖体質神聖体力を顕したのである。これによりH.H.ドルジェチャン仏第三世は仏教史の中で、誰も超越し得ない神聖体の最高峰に到ったのである。また、この事実によって仏法は実証的科学の1つであるとも説明でき、仏教で述べられている聖者の真贋や、彼らの聖成就の大小多寡は、仏門の「拿杵上座(杵を持って上座に上がる)」といった仏法を通して、人々の実際の検証に公開され得るものとなったのである。

今回世界仏教総本部によって挙行された「拿杵上座」の法会で、力の強者のアメリカ人3名を招き、聖蹟寺大殿の中央部に設置された3つの杵、それらの最も小型の200ポンドにいかない孺子金剛杵、中型の200ポンド超の法門金剛杵、それと世界に一つしか無い巨大仏陀金剛杵に挑戦してもらった。この巨大な杵がH.Hドルジェチャン仏第三世が2020年2月9日の「拿杵上座」試験の時に、試験の主催者側の問題を解決するために、聖座金階の台から片手で持ち上げ、その重さが59段を超える杵なのです。本体の両端にあるボルトが変えられたため、重量は本来の434.8ポンドから437.2ポンドと、2.4ポンド増えていた。

仏教伝承の法規によると、「拿杵上座」時には必ず片手で金剛鉤を使って杵を持ち上げる必要がある。金剛鉤の持ち方には2種類あり、1つ目は5本の指で力を合わせて杵を持ち上げる方法、もう一つの方法は、親指を使うことが出来ず、杵を引っかけて4本の指しか使うことは出来ない。2つ目の方法は親指が使えず、5本指を使った方法よりも難易度が高くなっているので、4本指で金剛杵を持ち上げて、1秒維持する毎に段位もそれに比例するよう高くしてある。片手で持った金剛鉤で金剛杵を7秒以上持ち上げ続けることこそが、正当なる仏教の拿杵上座の試験方法となっている。これは一般的なスポーツのウエイトリフティングよりも、何倍も難しい。

3名のアメリカ人の力の強者が金剛杵持ち上げの試験に参加(Rambo Tsemang撮影)

力自慢の3名のうち、Joshua Yanceyは片手で金剛鉤を用い、一番小さな孺子金剛杵を8.66秒間持ち上げた。2回目に4本指で試したときには孺子金剛杵を5.44秒間持ち上げた。世界的な力自慢の水準を示しただけではなく、彼自身の康体士段位を超える結果であった。しかしJoshua Yanceyが続けて中型の法門金剛杵と、仏陀金剛杵を持ち上げようとした時には、渾身の力をふり絞ったにもかかわらず、この2つの杵は微動にもせず、失敗に終わった。その他の2名の力自慢であるDaniel SimonとTrent Millerは、同じように3つの金剛杵に対し渾身の力を振るったが、一番小さな孺子金剛杵を持ち上げることも叶わなかった。2人とも連続で失敗してしまい、あきらめるほかなかったのである。

法会が円満に終えられるように、H.H.ドルジェチャン仏第三世が聖蹟寺大雄宝殿に至り、南無釈迦牟尼仏像に向かってお祈りを捧げた後、金剛鉤を手にして仏陀金剛杵に向かい、両足をしっかりと地につけ、右袖をまくりあげ、その場の固唾を呑む何百もの眼差しに見守られながら、片手の4本指で金剛鉤を使い、約437.2ポンドの宝殿に鎮座する仏陀金剛杵を13.47秒間も持ち上げたのである。4本指で持ち上げたので、本来の59段に滞空時の秒数が段位に加わり、成績は72段超に達し、2020年2月9日にH.H.ドルジェチャン仏第三世自身が作った記録を更新したことになった。その場で見守った人々からの驚嘆の声が止むことはなかった。体重300ポンドもある世界的な力自慢だれもがピクリとも動かせなかった「鎮殿金剛杵」を、体重わずか100ポンドあまりのH.H.ドルジェチャン仏第三世が片手で持ち上げてしまうとは、想像にしなかったことである。

記録では、「拿杵上座」試験の起源は正統な仏教法規にあり、骨董商やチベット仏教仏具店で、数10斤から3~4百斤程の巨大な金剛杵を見かけることがある。これらの巨大な杵はチベットに由来し、「上座杵」の名で呼ばれている。形は多種多様で、ブルバや五鈷杵、時輪金剛杵、大威徳金剛杵などがあり、チベットの前弘期に属する経幻心時代に作られたものもあれば、後弘期に蓮花生大師によって改めて作られた正確な基準となる上座杵もある。人々は一般的には芸術品として認知しているが、本来は古代において仏法修行の成果の真贋を試す法器であって、試される人が片手で金剛杵を持ち上げ、一定の時間以内に台座に収めなくてはならない、というこの試験方法が「拿杵上座」と呼ばれていることを知っている人はほとんど居ない。片手で「上座杵」を持ち上げるのはとても困難であり、両手を使えば1000斤の重さを持ち上げられる人でも、片手だけだと300斤の杵ですら持ち上がらないことは、実践で証明されている。

2020年2月9日、H.H.ドルジェチャン仏第三世は434.28ポンドの鎮殿金剛杵を聖座金階の台から持ち上げて、「拿杵上座」の試験法会を開始させた。(Rambo Tsemang撮影)

法規により、各人は年齢と体重によって基準となる重量が定められており、この重量基準に達することができると「康体士」と呼ばれようになる。康体士より上は上超、以下は下降で、上超には30個の段位があり、下降には5個のクラスがある。聖者と凡人は外見上は全て同じ「人」だが、内面では質的に全く異なっており、聖者の身体的構成は一般人のそれとは全く異なっている。プロの力の強者は毎日訓練し、数十年かけて始めて強大な身体を持つ力強者となることができるのだが、これは依然として一般の人々が身体的に積み重ねで作り上げた増強であって、決して本質的な変化ではない。一般の人々の体質機能を変え、神聖体へと至らしめることできないのである。しかし如来正法にのっとって、聞、思、修、果の四資一元を欠かさず修練して、二重聖量道境に達した聖者は、強者の人を凌駕する体質と力が備わるのである。

常識的に考えると、一般人の中で力が強い男性が上超2~3段を狙うことさえ相当困難である。国家レベルの力自慢で上超9段、世界レベルの力自慢でも上超10段が限界であろう。しかし初級聖徳は自ら到達した康体士を基準として、上超の12段から19段に至り、上超20から25段になると中級聖徳、上超26から29段になれば大聖徳、上超最高峰である30段は「金剛大力王」巨聖徳となる。世界仏教教皇H.H.ドルジェチャン仏第三世は上超72段にいたっており、金剛大力王の力の限界を遥かに超越していることになる。

だからこそ、この世界において古今東西、仏陀以外には、誰一人としてH.H.ドルジェチャン仏第三世が持ち上げた仏陀金剛杵を持ち上げ得ないのである。仏陀としての身体でなければ持ち上げられないからこそ、仏陀の力だけが本物の如来正法を体現していることを物語っている。

高雄市長陳其邁拜會萩生田光一 邀請日本友人來高雄作客

【東京/採訪報導】高雄市長陳其邁從3月5日起,展開為期一週的訪日行程。他在3月7日上午到位於永田町的自民黨本部,拜會政調會長萩生田光一。兩個人相談甚歡,陳其邁也邀請在座的各位日本議員未來可以訪問台灣,來高雄參觀。

正式開始前,雙方就已經互相問候聊天,氣氛愉快

由高雄市長陳其邁率領的訪問團,從5日起飛抵東京,為3月7日開幕的東京食品展作好宣傳高雄農產品的準備。在3月6日出席記者會,以日文向日本民眾介紹高雄的鳳梨、香蕉、石斑、蜜棗等農作物後,市長馬不停蹄,在3月7日早上,來到自民黨本部訪問。

這次訪問自民黨本部,同樣由自民黨青年局負責接待,青年局長鈴木憲和、次長中曾根康隆都出席此次的會見。在政調會長萩生田光一正式抵達前,陳市長與隨行訪日的立法委員邱議瑩,就已經愉快的與兩位年輕議員聊天,氣氛非常輕鬆。

萩生田光一會長致詞

萩生田光一會長到場後,首先歡迎陳其邁市長一行人來日本訪問。他說知道市長是為了宣傳台灣的美味農產品來到東京,他也祝福市長這次訪問能夠大獲成功。會長接著說,自己雖然是第一次見到陳市長,但是自己的出身地東京都八王子市,與高雄市是姊妹市,這次跟市長會面,好像是多年不見的老朋友一樣,讓他非常開心。

陳其邁市長致詞

陳其邁市長則表示,自己去年底來到東京訪問,正巧萩生田會長到台灣參加日本交流協會成立五十周年活動,剛好錯開了。他感謝萩生田會長提到「台灣有事就是日本有事」,以及「日本有事就是美日同盟有事」的主張,兩國在各自有困難時都會第一時間伸手救援,讓他非常感動。台灣跟日本是共享民主自由普世價值觀的重要夥伴,未來期望兩國關係能夠上一層樓,擁有更深的羈絆。

陳市長邀請青年局長鈴木憲和(左二)、中曾根康隆議員(右二)訪問高雄

在致詞的最後,陳其邁市長邀請萩生田光一會長、鈴木憲和局長,還有中曾根康隆議員,有機會能夠來高雄訪問,特別是中曾根議員的祖父,曾經擔任過日本首相的中曾根康弘,過去戰爭期間曾在高雄服役,當初所在的地點仍然保持得很好。

訪問結束後,陳其邁市長就趕赴出席東京食品展開幕,未來將會前往九州,參觀高雄市姊妹市的熊本市,並計畫與福岡縣知事服部誠太郎會面。

台灣美食重磅來襲登東京食品展 邀日本知名喜劇團體Dyan代言

【東京/採訪報導】東京食品展將於明天3月7日登場,今年台灣共有136家廠商出展,共使用132攤位,是該展第二大國家館,同時台灣貿易中心也在今天舉辦展前記者會,並邀請到日本知名喜劇團體Dyan代言台灣館特色食品,推廣台灣美食,吸引不少日本業者、媒體出席,讓台灣館展前的聲量大增。

 經濟部次長陳正祺致詞時表示,台灣跟日本的貿易連結本來就非常深厚,去年達到882億美元,又創歷史新高,這代表日本不但是台灣的科技來源,政經的連結也是非常重要的市場,尤其是食品,只要能進到日本市場,就代表是優質、高品質、安全、可信賴的食品,所以非常支持外貿協會參加這次東京食品展,也非常希望大家到台灣館來看看有那麼多好的食品,還有那麼多縣市長親自來掛保證,也希望日本消費者代表全世界消費者,能對台灣食品產生更高的信心、更高的喜愛度。

經濟部次長陳正祺致詞

 陳次長也說,食品是最好的外交工具,在舌尖上的美味都能回味起溫馨的友情,去年推出台灣食品全球GO,今年加碼推出台灣食品全球GO躍升計畫,配合日本4月黃金週我們會推出一系列的台灣食品活動,11月也會在東京舉辦過去在美國華府受好評的台灣形象展,希望大家到時候一起來支持。

貿協秘書長王熙蒙致詞

 貿協秘書長王熙蒙受訪時則提到,今天東京食品展台灣館的記者會,我們覺得是非常好的時機,因為疫情解封之後,各國反應沒有像我們那麼快,且不僅辦記者會,還舉辦了很多活動,以及9個縣市長率廠商來台灣館展出,可以說是重磅出擊,也可以在東京食品展中受到矚目,我們這次的廠商一共有136家,其中有超過4成都是新的廠商,我們希望有新的廠商來跟日本做連結,新的廠商推出新的商品,同時政府幫產品背書、幫忙推銷,讓買主對我們的產品有信心,就是之前提到的「廠商推新品、政府掛保證、買主有信心」。

駐日代表謝長廷致詞

 駐日代表謝長廷則提到,剛聽到王秘書長、經濟部陳次長致詞都很氣勢磅礡,還有縣市長、立法委員的出席,真的感受到「東京,台灣來了」的感覺,我們希望這氣勢可以帶動人潮,人潮可以帶動錢潮,錢潮可以發展支持力,讓我們的政權更穩固,台日的友誼更好,日本是我們很重要的一個食品輸出,尤其是水果輸出的地方,這兩年前鳳梨發生問題的時候,日本從首相到企業、到民間,可以說也是一個全民運動,都在推銷台灣的鳳梨。

農委會副主委陳駿季致詞

 農委會副主委陳駿季表示,東京食品展來自於全世界各地的食品業者聚集的地方,在這樣的展出,可以讓我們將台灣優良的農產品展現給全世界各國的買家,也可以看到整個食品或食材最新的發展趨勢,讓業者可透過食品展吸取新的經驗和知識,過去兩年,疫情造成供應鏈的斷鏈,在農業來講,大家一起努力之下,特別感謝縣市首長的努力,我們去年農產品外銷大陸以外國家達到1354億元,比前一年成長6.3%,特別對日本市場來講,更是提升了17.5%,達到254億元,這樣的成果,其實是我們大家一起努力的。

 陳副主委也說,這次食品展中,農委會也組了一個館,我們未來將會針對鳳梨和鳳梨釋迦,還有魚類的石斑、鱸魚,乃至於豬肉加工產品、產業,甚至於冷凍地瓜,以及蜂蜜,希望透過台灣優良農產品,來呈現給各位,希望明天在正式展出時,有機會到台灣館來和農委會的展示館來,品嚐我們準備的優良台灣農產品。

左起屏東縣長周春米、高雄市長陳其邁、嘉義縣長翁章梁介紹此次登展食品

 隨後記者會也安排這次特別撥空來參加展前記者會的高雄市長陳其邁、屏東縣長周春米、嘉義縣長翁章梁介紹將於東京食品展展出的食品等,陳其邁市長更是用日文介紹高雄有好吃的鳳梨、香蕉、石斑、蜜棗、荔枝酒等,周春米縣長則提到這次屏東出展的業者最多,共有17家在屏東館或農委會台灣館展出,翁章梁縣長則說,希望能建立起跨境電商,即便東京食品展結束後,還能透過電商建立關係。

喜劇藝人團體Dyan品嘗石斑和鳳梨釋迦

 此外這次記者會也特別邀請喜劇藝人團體Dyan代言台灣館,該團由祐介與津田篤宏2位組成,手上主持參演的節目不少,津田篤宏也曾參與日本人氣實境生存遊戲綜藝《全員逃走中》。兩人也在記者會中品嘗台灣的高級石斑魚與冷凍鳳梨釋迦,不僅讓佑介用中文講出好吃,更讓津田以中文風的發音喊出ゴイゴイスー(該團經典段子,指台灣食品究極厲害的意思)

展前記者會也展出各式各樣的台灣食品

(読者投稿)【台日平和共同体を構築する】

ロシアがウクライナに侵入し、中国も東に動き出している。中国は台湾に対して文攻武威(言論と軍事で威嚇する)を行い、日本の海域で威勢を振るう一方、北朝鮮はミサイルを乱射している。中・ロ・北朝鮮は一致団結し、平和に暮らしてきた70年余りの日本は初めて、戦火の煙を感じ、不安にならざるを得ない。

 日本の周辺には、核兵器を持つ独裁国家が三つあり、すべて日本に深い恨みを持っている。しかし、同じ民主陣営に属する韓国は、日本と表面上は仲良くしているが、心は離れている。台湾だけが日本の唯一の良き隣人となっている。日本に「何かあったら」(日本有事)という時には、台湾人はいつも真っ先に救援に駆けつけてくれた。

 現在、台湾海峡の情勢は波乱万丈で、日本の唇亡歯寒の危機感を引き起こした。

 安倍元首相は「台湾有事=日本有事=世界有事」なるという言葉で、日本の与野党や官民の共通認識を呼び覚ました。残念ながら具体化する前に急逝したため、ポスト安倍の日本親台派勢力はリーダー不在でその計画が頓挫し、棚上げになった。

 「松下政経塾の父」と呼ばれる江口克彥博士は、李登輝精神を日本人の心に深く植え付けた第一人者である。彼は同塾を創設し22年間指導し「PHP研究所」社長や参議院議員も務めた。政界から引退後「東アジア情勢研究会」を設立し、定期的に台日関係の研究会や著作活動を行ってきた。

 江口理事長は安倍元首相の対台良策を実現することが急務であると考えており、3月24日に台北で「台日平和フォーラム」を開催することにした。また謝長廷台湾駐日代表が以前提唱した「台日平和共同体」の理念に賛同し「台日運命共同体」というスローガンから具体的な行動へと変えようとしている。謝代表は平和こそ国際社会の核心利益であり、世界平和があって初めて東アジア安定の空間があると考えている。そのため核爆発被害者唯一の国家である日本、および 平和を侵害されている台湾は、世界平和を守る先駆者となる資格が最もあると考えている。

 そのため、台湾と日本の平和が共に脅かされている今、台北で平和を守るフォーラムを開催することは意義深い。両国の学者や専門家だけでなく、台日交流に力を入れてきた賴清德副総統も参加する予定である。多くの賢人有志が集まり、広く意見を交わすことで、台日平和共同体の概念について啓発することができればと期待している。

(文:王輝生 日本医療法人輝生医院理事長)

最新水素研究セミナーを日台共同開催 台湾の2医師が研究成果を報告

水素による新たな治療法を研究する臨床医などで構成する「国際水素医科学研究会」(赤木純児理事長)は3月5日、東京都文京区の東京大学伊藤謝恩ホールで、「最新水素研究2023」というセミナーを開いた。今回は日台共同開催で、日本の研究者に交じって台湾から長庚大学教授の郭和昌医師、義守大学教授の黄明賢医師が来日して、200人以上のセミナー参加者に向けて研究結果を報告した。

会場からの質問に答える郭医師

水素は酸素に結びつきやすく、悪玉な活性酸素を除去してストレスを軽減する働きがあるとされる。水素ガスによるがん治療は2016年に理事長である赤木医師によって世界で初めて開始され、同研究会が組織された。2医師などによると、台湾では2020年7月に「分子水素推進協会」が発足。倫理審査委員会の承認を得て肺がん、川崎病、アトピー性皮膚炎、突発性難聴、脳卒中などの10件を超える臨床研究が行われているという。台湾からの参加は昨年に続いて2回目。

郭氏は川崎病の専門医で、同大学の高雄張庚記念病院川崎病センター主任。同病院のHPによると、3000人の川崎病患者を診てきた。郭氏は講演の中で、右冠動脈に動脈瘤ができた10歳の川崎病患者に水素ガス吸入を施したところ、動脈瘤が消えた臨床研究を具体的に説明した。ただ、水素ガス吸入を手掛けた臨床研究数は「ひとけたしかない」として、今後も研究が必要だと語った。

講演を終えてリラックスする黄医師

黄氏は義大癌治療病院内科副院長の職にあり、1982-86年に日本の東京医科大に留学経験がある。黄氏によると、台湾では肺がんが死因の一位にあり、毎年1万人以上が亡くなっている。肺がん治療のEGFR標的薬で皮膚炎などが引き起こされ、その痛みから服用をやめてしまう患者がいるとされる。黄医師は、皮膚炎症が認められた27人の肺腺がん患者に1日3時間の水素ガス吸引を行ってもらったところ、皮膚毒性の軽減に有効であり、腎機能の低下などは見られなかった――などと、患者のビフォー、アフタ―の写真を示しながら説明した。やはり郭氏と同じように、今後も多数の患者の結果を分析し、議論する必要があるとした。

台湾からの2医師に続き、赤木理事長など4人の日本人研究者が講演し、パネルディスカッションも行われ、今後も水素研究を進めて行こうと申しわせた。講演を終えた黄氏は「(日本に来てセミナーに参加できて)よかった」などと感想を語った。