原住民歌姫・アーメイが東京で“近距離”ライブ

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歌手のアーメイが東京でライブ
歌手のアーメイが東京でライブ

阿妹(アーメイ)の愛称で知られる、台湾原住民のプユマ族出身の歌手・張惠妹は1月24日、Zepp Tokyoでライブ「烏托邦世界巡城演唱會/UTOPIA 2016 WORLD TOUR 東京スペシャルライブ」を開催し、力強くも透明感のある歌声を東京に響かせた。会場は満席、1階と2階の立見席もこの日を楽しみにしていたファンたちで満員状態となった。

アーメイは最初のトークタイムで「今回のライブは特別。(ファンのみんなと)こんなに近いなんて!みんなも(舞台に)上って来れそうだし、私も舞台を降りちゃうかもしれない!」と大胆発言し会場は大盛り上がり!ライブ中、実際に会場に降りる事はなかったが、ファンたちの「アーメイ愛してる」などの掛け声に頻繁に反応し、一緒に歌ったり踊ったりするよう促すなど、会場全体でライブが創り上げられているようだった。

ファンとも積極的にコミュニケーションをとっていた
ファンとも積極的にコミュニケーションをとっていた

今回のライブでアーメイは、「你想幹什麽」「跳進來」のようなアップテンポの曲のほか、「我可以抱你嗎?」「聼海」「三月」などのバラードを披露。「今日はライブの時間が短いから、みんなのテンションがハイになったと思ったら次は悲しいバラードを歌わなきゃいけないね、みんな準備は大丈夫?」(アーメイ)とファンを気遣う場面もあった。

透き通るような美声でファンを魅了
透き通るような美声でファンを魅了

また、日ごろより同性愛イベントなどを支援してきたアーメイだが、今回のライブでもLGBTのシンボルとなっているレインボーを象徴する楽曲「彩虹」を、“Tokyo”と書かれたレインボーの大きな旗を掲げて熱唱し、「愛は平等」と訴えた。さらにアーメイは同曲を歌唱する前に、「画面に映ったら、あなたの隣にいる愛する人にすぐにキスしてね!恥ずかしがらないで」と呼びかけており、大画面に映った観客がキスをするたびに会場は沸いていた。その後、終盤で人気曲の「三天三夜」が披露されると会場はこの日一番の盛り上がりをみせており、ライブ終了後もアンコールの声が止まらなかった。

ライブをみた台湾人女性は「私は日本で働いていますが、今日を楽しみにしていました。アーメイの歌声は本当に綺麗。時間の都合でアンコールがなかったのは残念。またライブに行きたいです」とコメント。大阪からわざわざライブに来たという日本人男性は「アーメイは前から大好きで、日本でのコンサートにも3回ほどいった。彼女の歌声は心に沁みる。東京だけじゃなくて大阪でもライブをしてほしい」と話し、アーメイの更なる日本での活動に期待を寄せていた。

 

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